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北マリアナ (3/28, 29, 4/1) [2020年04月01日(Wed)]

3月末から、北マリアナでも感染者判明のニュースが続いています。

http://islandtimes.us/cnmi-reports-first-covid-19-related-death/

3/25に感染が疑われた方が、亡くなり、今日(4/1)付のニュースで、新型コロナ陽性と判明したそうです。上記記事では、他に2名の陽性の方がいるとのこと。

https://www.pacificislandtimes.com/single-post/2020/04/01/CNMI-has-four-new-Covid-19-positive-cases

今日のこのニュースでは、(北マリアナでは検査できないため)グアムに31の検体を送り、19件を検査し、6件が陽性、そのうち1名が上記の亡くなった方。

北マリアナは、人口5万人超、程度。
場合によってはパラオよりも脆弱な地域ではないかと思います。

感染爆発とならないことを願います。


追記:
北マリアナでは、3/28に最初の感染者2名が判明していました。
https://www.pacificislandtimes.com/single-post/2020/03/28/Breaking-News-CNMI-records-first-two-Covid-19-cases

今日の6人が加わり、全体で8名、うち死者1名となります。
グアム(3/31) [2020年04月01日(Wed)]

昨日(3/31)夜9時時点のニュースです。

https://www.kuam.com/story/41956379/9-more-test-positive-for-covid19-on-guam-total-infections-up-to-69

3/31夕、新たに9名の感染者が判明し、グアムでの感染者数は69名となりました。


グアムは米国であり、発展しているように見えますが、ホテル街や観光客相手のエリアを離れてみると、田舎というか、ミクロネシア3国とそれほど差が無いと思います。かえって水道、電気、保健医療などのインフラが弱いとも聞いたことがあります。


東京で志村けんさんが亡くなり、このウィルスの怖さと嫌らしさが分かってきた気がします。
・無症状の感染者が多く、それでも感染を広げる可能性がある。
・軽症の感染者も多く、感染を広げることができる。
・重症化すると、進行が非常に速い。
・感染が判明しても対処療法しかない。
・基礎疾患がある人、高齢者の重症化リスクが高い。
・基礎疾患が無い人、健康な若者でも重症化する可能性がある。


今の東京は、どこでも感染するリスクがあり、これを防ぐには、人の移動を止めなければならない。1か月ほど前に書いていたような状況に近くなりました。

島嶼国の友人と話すと恐怖心を煽ってしまう可能性があるので、極力連絡しないようにしています。

島嶼国をコロナフリーの地域としておくには、外部から人が入らないようにしなければなりません。もしくは入国後に、確実に潜伏期間(14日では足りない気もしますが)隔離しなければなりません。

そうすると観光どころではなくなるので、現地で観光を再開するには、島の外で新型コロナが収まるか、予防ワクチンを接種できるようになるかのいずれかが必要ではないか。非常に長く厳しい戦いになります。

日本では免疫力が高いのか、まだ広がりが遅いのか、弱いタイプのウィルスなのか分かりませんが、市中感染が広がっているところで、犠牲を伴いながら自然に免疫がつくようになるか、予防ワクチンができるようになるか。それにより流行が収まり、人の動きが再開し、観光や経済活動が再開するということか。そうすると、やはり長期戦にならざるを得ないでしょう。
フィジーで新たに2名の感染者(4/2) [2020年04月02日(Thu)]

昨日、4/1、スバ市ナンブア在住の21歳女性とその配偶者33歳男性の新型コロナ陽性が判明。
明日4/3午前5時からスバ市一帯14日間のロックダウン、国全体ではすでに導入された外出禁止令curfewが継続(午後8時〜午前5時)。



これまで5名の感染者は、いずれも海外から帰国し発症したか、その人と接触した人々でした。

ナンブアというのは市内の住宅地で、南太平洋大学から、ダモダシティ側に向かって、Pure Fijiファクトリーを越え、でかいラウンドアバウトの左手あたりじゃないかと思います。

普通に現地の人々が生活しているエリア。

注視しなければならないのは、この2名の感染経路が記載されていない点です。もしかすると、市中感染かもしれず、その場合、フィジーは新たな局面を迎えるかもしれません。


スバ市一帯の封鎖についてですが、チェックポイントが設置され、医療目的以外は、チェックポイントを越えられないとのこと。ラウトカの例を見ると、これを破れば捕まるでしょう。

スーパーや銀行、レストランなどは営業継続。non essential businessは休業。

ただ、スバの市場はオープンされます。

ん〜。もし今回の件が市中感染であるとすれば、密閉空間ではありませんが、みんないろいろ触るし、多くの人が集まるので、感染拡大に繋がってしまうのではないかと、気になります。


今回の感染者は、3/28に女性、3/31にその配偶者の男性がそれぞれ発症し、検査した結果、陽性が判明したそうです。

フィジーでは、特にスバでは、天気が曇ってジメジメの時が多いせいか、呼吸器系の感染症(風邪だと思いますが)がよく流行っていた印象です。


今後数日で現実的に新たな発症者が出てくるか否かが気になるところです。

毎日数名出るようになると、医療体制のキャパシティを超えてしまうでしょう。また犠牲者が出ると次の局面に移ることになるかと思います。


友人の皆さん、フィジーの皆さんの安全を祈ります。
ABC予想証明と世界の変容と [2020年04月04日(Sat)]

ABC予想が証明された!というニュースを聞いても、学生時代に、波動方程式の証明くらいで四苦八苦していた自分の頭のレベルでは、「簡単」な説明を読んでも、まっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっったく分かりません!
ただ、感覚的には、これから、数学や物理が変わっていくのだろうと感じます。

実際のプログラムが分からなくてもPCを使っているように、いずれ一般人が、生活上利用するものに変化が出てくるのでしょう。ブレイクスルーと言われる出来事なのではないか。


さて、自分は太平洋島嶼地域に17年継続して関わり、現地にも通算で10年ほど居住していましたが、外交を行う中で、地域秩序を超えて、いやその根底にあると言ったほうがいいのかもしれないですけども、国連を中心とした戦後秩序を強く意識させられる場面が何度もありました。

戦後秩序と言うと、日本は敗戦国な側であり、まさにその立場を意識せざるを得ない時があったのです。

安保理改革も進まず、どう考えてもこのままではこの現在の国連の枠組みの中では、日本はこれ以上地位を向上させる事は難しいんじゃないかと、途上国側にとっては途上国の声を反映することがなかなかできないんじゃないかと、まぁそのような議論を、非公式の雑談のようなもので行ってきたということがあります。まぁ相手はいろんな国の大使クラスの人だったり政府高官であったり外交官だったりしますけども。

特に活発化したのは、2013年から2015年の範囲で、ポストMDGs、すなわちSDGsに何を反映させるべきかと言う議論をしていた頃の事でした。

戦後秩序に代わる次の世界秩序は何かなぁとか、その時には必ず日本は勝ち組側にいるんだとか。ただそのためには、何か大きな事象が起こらなければ何も変わらないとか。

そのようなことを話していたなと、ふと思い出す時、今起こっている新型コロナ災害の中で、ああこれかと。みんな無意識に話していたのかもしれません。

今、大きな事象の中にいて、今までできないと思っていたようなこと、身近なところで言えば在宅勤務とか、人との接触を減らしつつ世界各国とリアルタイムでオンラインでつながるとか、古い観念が壊されつつあります。

機械を通して話すのなら、それこそホンニャクコンニャクのような翻訳ソフトを使ってそれぞれ母国語を使いながら、ほぼリアルタイムで話せるようになるだろうし、5Gが普及すれば、外を歩きながらでも、ほぼリアルタイムで世界各地とつながりながら、いろいろなことができるようになるんでしょう。

新型コロナ収束後には、いろいろな概念が変わり、新しく変容した世の中で生活するようになるのだと思います。

5Gも始まったし、今回のABC予想の証明は、世界が変化を受け入れられるという意味でも、まさに今が最適なタイミングなのかもしれません。(記事を読むと、まさに天才の京大望月教授が2012年に証明していて、その査読に8年を要したとあります。)
フィジー、新たに5名の新型コロナ感染者判明、計12名(4/4) [2020年04月04日(Sat)]

懸念していた状況になっていると思わざるを得ません。フィジーの人たち、政府の指示なんて守らない人多いし、自分勝手なところがあるし、コンプライアンス上書かない方が良いと思うので止めますが、小島嶼国でありつつ多民族国家(他部族ではない)である難しさが背景にあるのではないでしょうか。

バイニマラマ首相声明です。
https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/STATEMENT-BY-THE-PRIME-MINISTER-HON-VOREQE-BAI-(6)

これまでフィジーでは、
第1感染者 LA, オークランド帰りのビチレブ島西部ラウトカ在住、男性(フィジー航空乗員)
→ラウトカがロックダウン
第2, 3感染者 第1感染者の家族 ラウトカ在住
第4感染者 シドニー帰りの男性 スバ在住
第5感染者 第1感染者の濃厚接触者(ズンバクラス)の女性 ラウトカ在住
第6感染者 経路不明の20代女性 スバ(ナンブア)在住
第7感染者 第6感染者の30代配偶者男性 スバ(ナンブア)在住
→スバがロックダウン


上記の首相声明では、下記の情報が述べられています。
・第6、第7感染者は、3/22にインドから帰国した第7感染者の父親と数日過ごしており、政府がその人物を追ったところ、新型コロナ陽性が判明。→第8感染者 バヌアレブ島ランバサ在住
・第8感染者は、インドで宗教上の集会に参加。帰国後、政府が導入した自己検疫を無視し、ナンディ〜スバ〜ランバサと移動。3/22の帰国から4/4の間、自己隔離せず、飛行機、フェリーなどを利用しているだけでなく、スバでは息子夫婦と数日生活しているので、不特定多数の人々と接触している可能性が高い。
・第8感染者、第8感染者の家族でランバサ在住の義理の娘と孫息子の検査をしたところ、第8感染者と義理の娘が陽性
・そのほか、第6第7感染者の10代の娘、第5感染者の姉妹1名、そして全く独立したNZオークランド帰りの20代女性の感染が判明。

整理すると、
第8感染者 第7感染者の父 ランバサ在住
第9感染者 第8感染者の家族 ランバサ在住
第10感染者 第6第7感染者の10代の娘 スバ在住
第11感染者 第5感染者の姉妹1名 ラウトカ在住
第12感染者 NZオークランド帰りの20代女性 (ナンディ町で自己隔離中に発症)

第8感染者はスーパースプレッダーになっている可能性があります。インドから帰国後、自己申告せず、スバへ移動、息子夫婦と5日間過ごし、3/27にフェリーで第2の島であるバヌアレブにあるランバサへ移動。ランバサの家族と普通に生活。4/4に陽性判明。


以下、私見。

これはフィジーは悪い方の難しい局面に至ったと言えるでしょう。

今後、政府の要請を無視し自分勝手な行動をしていた第8感染者への怒り、インド系住民に対する先住民系住民の嫌悪感が高まる可能性が十分に考えられ、これからさらに感染拡大が進行したり、先住民系住民に犠牲者が出ることがあれば、奥底にしまっていた気持ちに火が付く可能性もありえます。また景気悪化が日常生活で直に感じられたり、ロックダウン・夜間外出禁止令で住民の閉塞感が高まれば、社会が落ち着かなくなり、政府はクーデターの時のようなより強い規制を検討せざるを得ない可能性もあります。

さらに、内政不安定化の懸念があります。

現政権は先住民系(全体の5割強)もインド系(全体の4割程度:ヒンドゥー教徒が大多数も、イスラム教徒、キリスト教徒、ジャイナ教徒もいる)もアジア系も欧州系も同じフィジー国民としてフィジーの発展に一緒に取り組もうとうたい、経済成長政策が成功したことで、先住民系の2割程度、インド系の7割程度の支持を得たことで、政権を維持してきました。

フィジーは2014年9月の8年ぶりの民政復帰を経て、2016年には町の空気感に良くも悪くも緊張感がなくなりました。2018年の選挙では、先住民系の支持が落ち、インド系の支持も増えず、現政権の支持が落ち、カリスマ性があり元陸将でクーデターを2回起こしたランブカ元首相を擁立した先住民系住民の多くが支持するソデルパ党が躍進しました。現政党支持のインド系には、ナンバー2のカイユム財相を支持するイスラム系インド系住民の大多数が含まれます。

野党第2党NFPには元バイニマラマ首相側近で首相と対立し袂を分かった元軍人のティコンドゥアンドゥア議員が首相との対立姿勢を強めています。

現在の軍司令官は現首相に非常に近く、ランブカ系統の軍人も減っているはずなので、軍は大丈夫だとは思いますが、注視しておく必要はあるでしょう。(情報は表には出ないので、噂ベースのSNSなどネット上の投稿から空気感を読むなど)

ここに書けないことが複数あるので、これ以上深堀りしませんが、自分の現地の友人は恐らく同じことを考えているはずです。


新型コロナの局面がここで収まることを願いますが、これから拡大傾向に進み、さらに犠牲者が出始めることになれば、今後のフィジー国内情勢・内政についても新たな局面が生じる懸念があるといえるでしょう。あくまでも私見ですが。


自分が冷徹な敵側であれば、相手が弱まったときに動く。国民全体のことを考えられる人間であれば、超党派で国難を乗り越えるために与党と手を組み、国難に対処する。

バイニマラマ首相の健康が最後の砦かもしれない。
元気で強い姿を見せ続けていただきたい。
地球環境 [2020年04月05日(Sun)]

CWニコルさんが亡くなりました。
高校生の頃、ホイットマン、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー、レイチェル・カーソン、CWニコル、とそれほど深くではありませんが、何となく読んでいて、地球環境について考えることが多かったように思います。バブル時代を下から斜に構えて見ていた時代でもありました。

よく考えたら、よく考えなくとも、人という要素がなければ、もしくは人の生活が中心でなく調和するということであれば、自然はその状況の中で維持できるんだろうななどと思ったり。

歳をとって、人の生活には経済が重要で開発も必要で、青臭い理想などは馬鹿にされるものだと、いつしか思うようになりました。環境、環境いうのは胡散臭いとか。日銭を稼いで生活しなくても良い立場の人の理想だとかも。

今も、若い時に打ちのめされて、諦めた気持ちがある中で、太平洋島嶼国に関わっていると、彼らがいう気候変動とか生態系の一部という考え方とか、正直、若い時のようだなとか、裏に何かあるんじゃないかと斜に構えてしまいます。政治とか金とか。

本当に自然を守りたいなら、開発など諦めて、自然と調和する生活をすれば良いものの、最新マシンが欲しいとか、最新スペックの車が欲しいとか、ディーゼル発電機を壊れるほど使いまくるとか、ゴミをそこら中に捨てるとか、矛盾だらけでした。

楽してお金を得て、食べたい時に食べて、眠りたい時に眠って、楽に生活したいだけなんでしょ?とか。それで生活習慣病が問題になって、何で被害者の視点なの?とか。頼る前に清貧な生活できないの?とか。本気になったら、本気の責任が伴うんだよ?耐えられるの?とか。

今回の新型コロナ災害で、強制的に世界中の自然への負荷は軽減されています。事態が正常化したのちの新しい世の中では、コロナ前よりも世界への負荷を減らしつつ、人の生活と経済を維持する新しい形を導入できる機会になるのかもしれません。そのために、世界中でどれだけの犠牲が必要とされるのかと悲しくなりますが。

久しぶりにCWニコルという名前を見て、山とか森とか、火をくべたり、肉を焼いたり、といった匂いと、青臭い感じを思い出しました。
フィジー、社会懸念(4/5) [2020年04月06日(Mon)]

先日のフィジーでの新しい感染者に関し、「フィジーの人たち、政府の指示なんて守らない人多いし、自分勝手なところがあるし」と書きましたが、これに関連するようなニュースがありました。

https://fijisun.com.fj/2020/04/05/covid-19-24-hour-curfew-threat/

住民が政府の指示を守らず、身勝手な行動を行うことで、フィジー国内では今後感染が拡大する可能性があります。この悩ましい状況を踏まえ、バイニマラマ首相が「住民が検疫と夜間外出禁止を守らないのであれば、24時間の外出禁止令を出すぞ」と国民に伝えたという記事です。

このような社会では、罰則を伴う命令が必要なのでしょうが、それでも守らない人たちが出ています。

まだ陽性が判明していませんが、シンガポールを経由してフィジーに帰国したある住民は、ナンディとスバの間のナンディ寄りに位置するシンガトカに移動し、そこで病院に行ったとの話があったり、夜間外出禁止令やスバやラウトカの封鎖措置を破った人々が(100名超えているんじゃないか?)逮捕されたり、人の動きを制限することは本当に難しいのだと思います。

バイニマラマ首相が、良くも悪くも軍司令官時代の強さを持っていれば、ビシッ抑えることができるのでしょうが、今は時代が変わりましたし、大変悩ましい状況でしょう。政治家は挙国一致体制でそれぞれが近いコミュニティに影響力を行使すべきではないかと思います。そうでないと手遅れになる。


これはちょっと気になる話。現地フィジー・サン紙のコラムなのかな。

https://fijisun.com.fj/2020/04/05/between-the-lines-covid-19-anger/

民族間のものではないようですが、先日の第8感染者がラウトカに戻り、その村落部が封鎖されたのですが、その第8感染者の家が投石の被害にあったとのこと。

今後、フィジー国内で感染者があちこちに出てきて、人の行動がより一層制限され、経済悪化が実感されるようになれば、このようなことが他にも起こる可能性はあると思います。そうすると社会秩序が乱れ、為政者はコロナとは別の問題に対応しなければならなくなります。
フィジー経済:グローバル債関連(4/4) [2020年04月06日(Mon)]

フィジー経済に関して、2つ気になる記事がありました。

まずフィジーのGlobal Bond(グローバル債。資金調達のためのフィジー国債)について。

フィジーはこれまで、2006年、2011年、2015年にそれぞれグローバル債を発行し、国際市場から資金を調達してきました。

2006年、150百万米ドル。償還期限5年、利率6.875%。
これは現野党ソデルパの母体でもある旧SDL政権時代のもので、政府赤字財政の補填を目的としていました。

2011年、250百万米ドル。償還期限5年、利率9%。
無血クーデターから5年、まだ民政復帰しておらず、国内経済も不安定であり、フィジーの国としての国際的な信用が低い中、利率が高い。2006年のグローバル債150百万ドルの償還費用と、インフラ投資等を目的としていました。

2015年、200百万米ドル。償還期限5年、利率6%(?)。
2011年のグローバル債償還費補填と、インフラ投資資金用。
2014年頃には、前政権時代の赤字補填ではなく、経済成長のための先行インフラ投資(道路・港湾整備など)を目的とするグローバル債、ADB、世銀、開発パートナーからの資金調達を行っているとして、ADBは評価していました。

フィジーは、この2015年の200百万米ドルのグローバル債が今年10月、償還期限を迎えます。

そこで、4/4、フィジー政府がADBに200百万米ドルの政策ベース借款を要請し、今後ADB理事会で検討されるとのニュースがありました。

https://www.islandsbusiness.com/breaking-news/item/2759-potential-wait-of-months-for-green-light-on-fiji-us-200m-adb-loan-bid.html

200百万米ドルの内訳は、100百万米ドルが2015年グローバル債の借り換え、残り100百万米ドルが新型コロナに関連した経済対策費。利率は3%程度とのこと。

これとは別に、今年10月には、ADBから65百万米ドル、世銀から35百万米ドル借り入れることで、2015年グローバル債の残り100百万米ドルの借り換えは決定済みと書いてあります。

コロナ前のフィジーGDPは約5500百万米ドル、政府歳入は約1700百万米ドル。200百万米ドルというのは、政府歳入の10%を超える規模となります。
トンガ、夜間外出禁止令下、118名逮捕(4/5) [2020年04月06日(Mon)]

トンガではまだ感染者が判明していませんが、感染者がいるものと想定した対応が行われています。

記事リンクが見当たらないのですが、4/1頃、中国からの医療支援物資を輸送する特別機のトンガタプへの着陸を認めるか否かの議論があり、最終的にトンガ政府が着陸を拒否。フィジーに着陸させ、フィジーから送らせるという対応になったとの現地報道がありました。

中国側は、空港を超えて入国することはないとしていましたが、トンガ側が十分な隔離・検疫をして受け入れる体制ができていないため、受け入れられないとしたそうです。


昨日は、トンガの夜間外出禁止令(夜8時〜朝6時)を守らず、118名が逮捕されたとのニュースがありました。

https://matangitonga.to/2020/04/05/118-arrests-most-people-respect-lockdown-and-curfew

この中で、16名は違法薬物で捕まったとあります。

パラオでも薬物関係の大物が逮捕されたものの、5万ドルを現金でおさめ、自由の身になったという報道もありました。


現在の、太平洋島嶼国は、具体的国名は出しませんが、国により、違法薬物の通過点(海上含む)としてだけではなく、製造地、消費地となっていると、現地取締り関係者が話していたことがあります。

世界中がそうですが、新型コロナだけではなく、これまでの日常的な課題もあるわけで、国内秩序の維持という観点からも、難しい状況になりつつあるのかもしれません。
フィジー経済:中国系など民間建設部門の停滞(4/5) [2020年04月06日(Mon)]

この記事では、スバ市の具体例が2つ書かれています。

https://fijisun.com.fj/2020/04/05/covid-19-delay-on-work-at-construction-sites/

1つはホテル、もう1つは太平洋島嶼国最高層ビルのレジデンス。

ざっと目を通したところだと、春節で建設現場の中国人労働者が帰国したが、今回の新型コロナのために、フィジーに戻ってくることができず、建設作業が止まっているとのこと。

これにより、ホテルにおける期待していた雇用計画が遅れたり(全体的に観光が停滞しているのでどうしようもないですが)、高層ビルについては建設作業が遅延することで、コストが増大するとのことです。

この記事では、中国人労働者がフィジーに戻れないことに焦点が当たっており、このブログで以前指摘していた資金の引き上げとか、資金不足の懸念については触れられていません。(そのあたりはまだ大丈夫なようです)

ちなみにスバ市は観光地というよりも行政の中心地であり、外交使節、国際機関、地域機関、NGOなどが集中しているため、住居に対する需要については、現状、新型コロナによる影響はあまり見られないように思います。
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