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通信状態が... [2019年11月18日(Mon)]

3年前のパラオよりも通信状態が悪く、いつ切れるかわからない状況です。
この2日ほど、そんな状態なので、昨晩などは部屋にあった聖書をちょっと読んでました(自分はナチュラルに神道で、墓は曹洞宗です)。

最初しか読んでないのがバレバレですが、Genesisを読んでいると、まるで古事記や日本書紀の最初の部分を読んでいるようでした。

また、パラオの太陽と月に関するある神話が、旧約聖書の話を否定することになるなど、やはりキリスト教の人が多いパラオで神話があまり積極的に話されないことが少し分かった気がします。

あとはアダムから始まり(ジェンダーの平等を主張する人はどう捉えるのか興味がありますが)、ノア、ボブ・ディランの歌の一説にもある「ノアの虹」、セム、ハム、ヤペテやバベルの塔の話(これらがさらっと書かれていることに驚く)、で大体30歳前後で子供を持ち、その後数百年後にまた子供を持って亡くなるという記述が続きます。

多くの個人名と数字が繰り返されるので、これは本当は何か違うことを表そうとしているのではないかと、思えてきます。

原文はヘブライ語なんでしょうか。日本語ではなく英語の文を読んでそう思ったので、元の言語がわかって原文を読めれば、もっと何かをつかめそうな気もします。

フランス語はほとんど分かりませんが、例えば、ランボー詩集、例えばイリュミナシオンをフランス語で読めて、音を聴ければ、印象は異なるはず。

ボブ・ディランとか、アレン・ギンズバーグとかは、英語なのである程度分かり、生きた英語を知らない時期よりも今の方がこう映画を見ているように、イメージが膨らみます。

Desolation Rowとか、Visions of Johannaとか、Mr. Tambourine Manとか、All Along The Watchtowerとか、Leopard-Skin Pill-Box Hatとか、Mississippiとか、Beyond Here Lies Nothin'とか、Pay In Bloodとか、Blood In My Eyesとか...。

そういえば、ニュージーランドの友人が言っていました。ニュージーランドの英語は書いて読むものだが、アメリカの英語はストーリーテリングみたいだと。
続マーシャル諸島総選挙2019 [2019年11月19日(Tue)]

やはり重しが外れ、多くの新人候補が立候補したことで、先が読めません。
新人のラインの1つとしては、2015年の選挙で当選したグループの世代(40代から50代半ば)のトニー・ムラー、キャステン・ネムラ、アルフレッド・ジュニアなどに空気感としては似ている、かつてのノート政権時代に事務次官とか民間で活躍していた骨のある人たち。もう一つは、さらに若い人たち。

台湾の報道では、ヒルダ・ハイネ政権が継続しなければ、民間ビジネス界主導でマーシャルも中国にシフトしてしまうという怯えに近い話が出ていました。

実態はよくわかりませんが、かつての酋長系(故トニー・デブルム外相や故イマタ・カブア大酋長)に近い家系の人ほど、中国に親しい感情を持っているように見えますが、9月には超党派で台湾との国交維持を決議していました。

その点から言えば、ハイネ政権云々ではなく、議員が大きく入れ替わることがあれば、台湾としてはやり直しかもしれません。ただ、現地ビジネスは民間部門がパラオのような形ではないので、一部のビジネス界有力者が力を持つわけではないので、守る方も攻める方も単純ではないように思います。

ハイネ政権そのものとしては、5月の段階ですでに少数派になっており、反ハイネ家系が結束し、最大で9対24の圧倒的差がついていました。選挙が近いのと結束がゆるいことで、不信任案の採決はなく、今回の選挙に突入した形になります(マーシャルの選挙は1年前に選挙登録があるため、その頃から準備が始まっている)。

政権側としては、多くの議員が入れ替わった方が、良い面があるかもしれません。女性の結束などもありそうです。大統領が誰になるかは、また別の話になっていきます。
フィジー経済の雰囲気2019.11.19 [2019年11月19日(Tue)]

今年の2月にフィジーに来たときだったでしょうか、その前かもしれませんが、フィジー経済の雰囲気がちょっとネガティブになってきたように感じるとここに書いたことがあります。
今、ちょっとだけフィジーにいるのですが、現地のスーパーとか安全な時間帯に町を歩いて感じる空気はやはり楽観的ではありませんでした。

あくまでも直観であるのですが、政治だとか治安だとかを除き、経済面だけを見ると、2013年以前に雰囲気が似てきているようにとらえられました。

フィジーは民政復帰前の2013年末に、革新的な経済政策を導入することで国内総生産を上げ、債務許容量を拡大し、上向きのトレンドを形成しました。

GDPを構成する要素を見た場合に、1つは国民による国内消費を増やすために、可処分所得を増やす減税や無償教育制度の導入を図り、国内外のローンによる資金を調達し将来の経済を下支えするインフラ拡張・改善や建設部門活性化を図りました。観光業も海外からの直接投資も増えました。成長率で言えば年3〜4%。

まだ経済指標を確認していませんが、今の成長率は2%を割っているかもしれません。

頑張って背伸びしてきたものが、現実的な壁にぶつかりつつあるのかもしれません。

フィジーの債務は、全体でGDPの50%弱、その債務の3分の1ほどが対外債務というイメージです。さらにその対外債務の5〜6割が中国で、ほかにADBや世銀、マレーシアなどから資金を調達していたと思います。

このモデルは、過去5年間にフィジーの発展をもたらしました。しかし、仮に本当にGDPの成長が鈍化してしまうと、債務のGDP比が高くなってしまいます。

中国経済や韓国経済といった外的要因がどれだけ影響あるのかわかりませんが、地域の安定のためにも、この経済トレンドの変化が本格化する前に、何か方策が必要かもしれません。

フィジーの国際社会におけるプレゼンスが強化されていったこととは反対に、フィジーの足元ではジワジワと変化が起こっているのかもしれません。
続マーシャル諸島総選挙2019(2) [2019年11月20日(Wed)]

マーシャル諸島総選挙のニュースを追っていて興奮してきたので、少し基本的なところに戻って見てみたいと思います。

今回の選挙の注目は、現職と新人の争い。その際、与党(政権)側、野党側、両方がターゲットとなります。先に記した通り、マーシャル諸島では、2000年から2007年の期間については伝統的酋長系(特にクワジェリン側)のAKAと自由な平民系UDPの2つの軸があったところ、2007年の選挙の際にUDPの中心人物ノート大統領(当時)の3選阻止という新しい軸ができたことで、混乱が始まりました。

2007-2008には、UDPが分裂し、最初の反ノート側が3名ほどでUPPを形成し、また無所属新人5名が当選、しかし、その後、敵味方入り混じった多数派工作が続き、さらにハイネファミリーの塊ができ、現在に至ります。

途中で故チューレラン大統領がKEAという政党枠組みを作ったことで、名目上UDP(ノート派)、KEA、AKA、UPPの政党(政治グループ)と無所属ができていますが、政党政治にはなっていません。故に、自分としては次の安定期のための過渡期(議員の入れ替わりによる新しい政治の時代)とみなしています。

2015年の選挙後、期待されていた新人のキャステン・ネムラ、ブルース・ビリモン、アルフレッドジュニアらが新しい政治枠組みを作ることが期待されていましたが、2016年1月の大統領選出の際に、これらのメンバーがいる側(反ノートUDP中心)が反ノートUDPのアルビン・ジャクリック(古い従来の政治家となる)を大統領候補に擁立したことで、その新人グループが分裂し、ケサイ・ノートやAKA側にキャステンが大統領候補として引き抜かれ、逆転でキャステンが大統領に選出されました。しかし、その際、ノート元大統領が入閣する人事を行ったこととトーマス・ハイネを入閣させなかったことでハイネ一族(双方に合計7名ほどいる)が反発し、反ノートUDP、新人グループ、無所属議員に働きかけ、不信任案を可決、その後ヒルダ・ハイネ政権が誕生しました。

しかし、ハイネ大統領に対する忠誠心は弱く、閣僚になった新人議員らには職権乱用などの問題を起こす者が現れ、内閣はバラバラとなり、数名の閣僚(法務大臣や資源開発大臣など)が更迭されました。

今年の5月の段階で、ハイネ一族(7名・親類含む)を除く議員らがAKA、UDP(ノート派)、更迭された元大臣らが、恨みを持ったり、利己的な考え方により、反ハイネ一族で緩やかにまとまり、今回の選挙に至るという状況となりました。


今年の5月に聞いた話を今思い出しました。

マーシャルの選挙では24の選挙区(地方自治体のある枠組み。主に環礁ごと)が設置され、首都マジュロ5議席、クワジェリン3議席、アイリンラップラップ、アルノ、ジャルートが2議席、あとは1議席が配分されています(人口による)。全33議席。住民は自身の血筋の土地(父母合わせてたいてい4つほど)から1つの選挙区に投票することができ、どこの選挙区で投票するかは、選挙1年前に登録しなければなりません。

かつて、2007年の選挙ではウトリックで強敵ヤマムラ議員を倒しアメンタ・マシューさんを当選させるため、選挙の1年前に、マシュー一族が大量にウトリックの選挙区に登録し、翌年の選挙で勝利したという革命的できごとがありました。

ヒルダ・ハイネ大統領は、今回もアウル選挙区から出馬していますが、1年前の段階では、対抗馬は1人で、余裕で勝利が見込まれていました。そのため、地盤の弱い、ジャルートのデイジー・モモタロウ議員を再選させるため、かなりの数の自身の支持者をジャルート選挙区に登録させたそうです。しかし、その裏では、ステルス作戦が行われており、アウル選挙区に強力な対抗馬が擁立されることになりました。

そのため、今年5月の段階で、大統領自身のアウルでの選挙も決して安泰ではないという情報が流れていました。おそらく、反ハイネ政権側が、裏で謀っていたものだと思います。

(つづく)
続マーシャル諸島総選挙2019(3) [2019年11月20日(Wed)]

マーシャル総選挙では、24の地方自治体の単位に毎に選挙区が設置されており、全33議席あります。今後、選挙結果がおそらく12月上旬に確定し、その後、1月(第2火曜か木曜だったと思いますが)、最初の国会(ニティジェラといいます)で、国会議長、副議長、大統領が議員による互選で選出されることとなります。大統領はその後(10日ほどの期限があると思いますが)組閣を行い、新しい政権がスタートします。

このような日程となっているため、マーシャル諸島では選挙結果確定から1月上旬までの約1カ月間、ロビー活動があちこちで行われることとなります。

AKA対UDPの時代(1999年と2003年の選挙のとき)は、誰が大統領になるかが選挙結果確定後にすぐにわかり、誰が議長や閣僚になるのかが注目されていました。しかし、2007年の選挙以降、政治の対立軸が伝統的酋長系と平民系に、ノート大統領阻止という軸(自分はその根底にマーシャル人としてのアイデンティティ・主権・主張の確保があると思っています。米国に対してハッキリと物を言うとか。単純化すれば伝統保守。)が加わり、さらにさまざまな利権が混ざったことで、政党の枠組みがあまり意味を持たなくなってしまいました。

対立軸が曖昧となった結果、政党は結束の弱い政治グループとなっていき、無所属議員も増えたことで、選挙後には多数派工作が行われ、その過程で誰を大統領とし、誰を入閣させるか、誰を議長・副議長をするかの議論が行われることになりました。

このようにマーシャルでは、選挙結果確定後、12月から1月が最も熱い時期になります。台湾や米国も情報収集が活発化するものと思います。

ここで改めて、2019年10月時点での現職議員を見てみます(名簿の原典はマーシャル米国大使館ウェブサイト、かっこ内は自分の見立て)。
*便宜上、キャステンやアルフレッドJrらを新1、新1と同時期の新人だが色が異なる人たちを新2、その前の新人無所属系および無所属を無所属、トメイン大統領系をUPP、ノート大統領系をノート派UDP、UPP後に残ったUDPのうち反ノート派を反ノート派UDP(多くがKEAとされる)、大酋長系(イマタ派)をAKA、チューレラン政権で超党派的に結束した人をKEA、ハイネ・ファミリー系をハイネ派とします。

2019.10現在(総選挙前情勢)
アイリンラップラップ(2議席)
クリストファー・ロヤック(大酋長、穏健なAKA)元大統領(2012-2016)
アルフレッド・アルフレッド・ジュニア(新1)前資源開発大臣(更迭)

アイルック
メイナード・アルフレッド(反ノート派UDP)(ノート政権閣僚)

アルノ(2議席)
ジェチワリック・アントン(新2、KEA)
マイク・ハルフェリー(新2、無所属)元法務大臣(更迭)

アウル
ヒルダ・ハイネ(ハイネ派、AKA系無所属、女性)大統領(2016〜)

エボン
ジョン・シルク(反ノート派UDP)外務大臣(ノート政権閣僚)

エネウェタック
ジャック・アディング(中道系AKA)法務大臣、トメイン政権時から入閣

ジャボット
ケーサイ・ノート(ノート派UDP)元大統領(2000-2008)

ジャルート
キャステン・ネムラ(新1、ノート元大統領に恩義)元大統領(2016)、住民中心
デイジー・モモタロウ(AKA系無所属、ハイネ派、女性)

キリ(ビキニ、エジット)
エルドン・ノート(ノート派UDP)

クワジェリン(3議席)
マイケル・カブア(AKA、大酋長)
デービッド・ポール(新1)大統領補佐大臣・環境大臣
アルビン・ジャクリック(反ノート派UDP)元議長(ノート政権閣僚)

ラエ
トーマス・ハイネ(ハイネ派、AKA)運輸通信大臣

リブ
ジェラコシ・ベジャン(AKA)

リキエップ
レアンダー・レアンダー・ジュニア(新2、AKA?)係争中、2019.8辞職

マジュロ(5議席)
カラニ・カネコ(新1)保健大臣
デービッド・クレマー(UPP系無所属、KEA、大財閥一族)新1世代
アントニー・(トニー)・ムラー(新1)公共事業大臣
シャーウッド・ティボン(新1)
ブレンソン・ワセ(反ノート派UDP)財務大臣(ノート政権閣僚)

マロエラップ
ブルース・ビリモン(新1、AKA系?)

メジット
デニス・モモタロウ(穏健派AKA)資源開発大臣

ミリ
ウィルバー・ハイネ(ハイネ派、AKA系)教育大臣

ナムリック
ワイズリー・ザカラス(新2、反ノートUDP系?)

ナモ
トニー・アイセア(AKA)

ロンゲラップ
ケネス・ケリー(中道無所属)トメイン政権時から国会議長、新1世代、国民中心

ウジャエ
アトビ・リクロン(AKA)

ウトリック
アメンタ・マシュー(UPP系無所属)内務大臣(リトクワ政権時に初当選・初入閣)人格者

ウォット
デービッド・カブア(AKA)

ウォッジェ
リトクワ・トメイン(UPP)元大統領(2008-2009)、大酋長、ノート政権時議長


次に、選挙前の内閣の顔ぶれです。
ヒルダ・ハイネ大統領(アウル:ハイネ派、AKA系無所属、女性)
ジョン・シルク外務大臣(エボン:反ノート派UDP、ノート政権閣僚)
ジャック・アディング法務大臣(エネウェタック:中道系AKA)
デービッド・ポール大統領補佐大臣・環境大臣(クワジェリン:新1)
トーマス・ハイネ運輸通信大臣(ラエ:ハイネ派、AKA)

カラニ・カネコ保健大臣(マジュロ:新1)
アントニー・(トニー)・ムラー公共事業大臣(マジュロ:新1)
ブレンソン・ワセ財務大臣(マジュロ:反ノート派UDP、ノート政権閣僚)
デニス・モモタロウ資源開発大臣(メジット:穏健派AKA)
ウィルバー・ハイネ教育大臣(ミリ:ハイネ派、AKA系)
アメンタ・マシュー内務大臣(ウトリック:UPP系無所属)人格者

これを見ればわかるように、もともと一枚岩ではなく、国の混乱を避けるという意思が働き、ハイネ派政権を支えてきた感があります(ノート政権否定、AKA系の古い政治からの脱却、利権排除などの緩やかなイメージで消去した中での集まり)。実際のところ、現職閣僚の中でもその手法やアイデアに問題がありそうな人たちも数名います。

(つづく)
続マーシャル諸島総選挙2019(4) [2019年11月20日(Wed)]

マーシャルの選挙は、数票差で決まる場合も少なくないことや、国内各地に在住している人の不在者投票の集計などもあるため(例えば首都マジュロやクワジェリンのイバイ在住者が別の選挙区に投票するなど)、最終的な結果が出るには時間がかかります。

その状況下ではありますが、現地マーシャル・アイランズ・ジャーナル紙(先月、7〜8年振りに連絡すると、まだ自分の名前を覚えていてくれていました)が、新聞自体は週刊ですが、SNSを通じて速報を流しています。またマーシャル政府自身も途中経過を出しています。それらに基づくと、現状、以下の傾向があります。

1.ハイネ政権関連
ハイネ大統領 アウルでリードも2位と僅差
デイジー・モモタロウ ジャルートで3位、不在者分の集計結果に逆転を期す
デービッド・ポール クワジェリンで3位を死守
トーマス・ハイネ 当確
カラニ・カネコ マジュロ5議席中現在4位
トニー・ムラー マジュロで1位を争う状況
ブレンソン・ワセ マジュロで5位の議席を3者で争っている状況
ウィルバー・ハイネ 当確




2.野党側
クリストファー・ロヤック元大統領 アイリンラップラップで当確
アルフレッド・ジュニア 2位確保も3位と微妙な差

メイナード・アルフレッド 当確

ジェリワリック・アントンとマイク・ハルフェリー アルノで残り1議席を争う形
*ジーべ・カブア元が大量リード

キャステン・ネムラ ジャルートで1位当確の勢い

エルドン・ノート キリで落選濃厚 新人アルソン・ケレン(新1世代の実力者)が躍進

マイケル・カブア クワジェリンで1位当確
アルビン・ジャクリック 3議席中4位、厳しい戦い(新人キトラン・カブア躍進)

リキエップでハイネ大統領の主人とノート派カペレ元が接戦。カペレがリード。

マジュロで、新1世代の民間ビジネス界実力者、新人スティーブン・フィリップが1位争い、同じく新人サンディ・アルフレッドが3位争い。さらに実力者の女性新人候補ヨランダ・ロッジ=ネッドが僅差で他の2候補と5位争い。

ブルース・ビリモン 当確



政権側、野党側に限らず、古い議員が徐々に減っている様子が分かります。これまでのところ、個人的には、キリのアルソン・ケレン、マジュロのサンディ・アルフレッド、ヨランダ(厳しいところですが)などが、新しく加わることが望ましいです。

個人的な理想としては、国の将来を真剣に考えている(考え方を変えていないことと古いしがらみを捨てることを前提に)
・キャステン・ネムラ、アルソン・ケレン、サンディ・アルフレッド、ヨランダ、ケネス・ケリーらの新しい力
・アメンタ・マシュー、デニス・モモタロウ、デイジー・モモタロウなどの良心派
・ヒルダ・ハイネ
・ブレンソン・ワセやジョン・シルクなど、熟練閣僚経験者
・ジャック・アディング という頭脳派
・さらに新1グループの現職閣僚ら

これらが結束してくれると最終的な安定期突入前の最後の段階の形ができるように思います。

(つづく)



続マーシャル諸島総選挙2019(5) [2019年11月21日(Thu)]

開票が進むにつれて、変化が大きいところもあるため、明日からはしばらくマーシャル選挙関連は自重します。(明日は新聞が出るので少し触れるかも)

今朝のマーシャル・アイランズ・ジャーナルのSNSの情報では、下記の通りでした。

1.ハイネ政権関連
ハイネ大統領 アウルで2位と十分な差。
デイジー・モモタロウ ジャルートで3位は変わらず
デービッド・ポール クワジェリンで3位を死守
トーマス・ハイネ 当選
カラニ・カネコ マジュロ5議席で3位争い
トニー・ムラー マジュロで僅差の1位
ブレンソン・ワセ マジュロで現職クレマー、新人ヨランダと5位争い
ウィルバー・ハイネ ミリ 当確か
ジョン・シルク エボン 当確でしょう

ジャック・アディング エネウェタック 当確


2.野党側
クリストファー・ロヤック元大統領 アイリンラップラップで当確
アルフレッド・ジュニア 2位確保。大丈夫そう。
メイナード・アルフレッド 当確
マイク・ハルフェリー アルノでジーべ・カブア元と同数1位
ジェリワリック・アントン 3位
キャステン・ネムラ ジャルートで1位当確の勢い
ジェミ・ナシオン ジャルートで2位追随

エルドン・ノート キリで3位 厳しい戦い
新人アルソン・ケレン(新1世代の実力者)2位。新人のピーターソン・ジバスがぶっちぎりの1位。

マイケル・カブア クワジェリンで1位当確
2位以下はまだまだわかりません。
アルビン・ジャクリック 2位
新人キトラン・カブア 4位


リキエップでハイネ大統領の主人とノート派カペレ元が接戦。カペレがリード。

マジュロで、新1世代の民間ビジネス界実力者、新人スティーブン・フィリップが2位、同じく新人サンディ・アルフレッドが3位争い。さらに実力者の女性新人候補ヨランダ・ロッジ=ネッドが僅差で他の2候補と5位争い。

ブルース・ビリモン マロエラップ 当確

トニー・アイセア ナモで大きくリード

ケネス・ケリー ロンゲラップ 僅差で2位

オタ・キシノ新人 ウォッジェで大きくリード

ケーサイ・ノート 当選



えーと、これはよくわかりません。

政権側も野党側も、何人か新人に喰われそうです。


選挙結果確定後、どのグループが誰を大統領候補にするかで、もうもめまくるのではないでしょうか。

今だから言ってもいいかと思いますが、5月の段階で、現職大臣でハイネ家系に近い人物が、大統領候補として引き抜かれようとしている場面に、流れで同席してしまいました。

ハイネ大統領への忠誠心は、閣僚にはあまりないのかもしれません。

中台関係で言えば、その引き抜き工作をしていたグループも親米・親台湾ではありました。

これはもう、本当にわかりません。実力者と新人とで、挙国一致政権を作ってもらえればなあと思います。(一番正確な情報を持ってるのは、現地の台湾大使館かもしれません)

もう少し見えてきたら、また書きます。
ツバル [2019年11月21日(Thu)]

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ツバルのフナフチに行ってきました。これでフ・ナ・ツ・キ・バ制覇。

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会う人会う人、ツバルの印象はどう?と聞いてくるのですが、「ホームに戻ってきたみたいで、ホッとする」と答えてしまうので拍子抜けするみたいです。

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外務省のエネレさん

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シルさん

あとは、現地で貴重な活動をしている台湾ICDFにもお世話になりました。

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ちょっと捻くれ者としてツバルの状況について書きたいことがありますが、やめときます。

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フィジー [2019年11月21日(Thu)]

フィジー
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PIDFソロ・マラ事務局長(大使)と

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PIF事務局で

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トンガ人のティキティキさんと。何かもうサイズ感がわかりません…。

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リティアさんと


今回は新しい人脈の開拓と、最近の取り組みのフォローアップのため、写真以外の方々を含め、人に会って話して、話を聞いてというのを繰り返しています。

これまでのところ、勝率6割5分といったところでしょうか。

自分なり、極端な先入観を持ちつつ、人に会い、修正して次の人に会い、ということを繰り返していくと、まあ最初の先入観はどこに消えたのだ、という状況に至ります。

これからうまく消化できるだろうか。


思い出した。

今回、人に会うたびにラグビー・ワールドカップの話になります。フィジー代表は〜だったが、日本は素晴らしかったと。

で、観に行ったかと言われたので、フィジーが上がってくるのを期待して、準々決勝のチケットを買ったが来なかったので、イングランド対オーストラリア戦を観たというと、皆、苦笑い。

でも話の種に、無理矢理試合を観に行って正解でした。
続マーシャル諸島総選挙(6) [2019年11月22日(Fri)]

今朝の現地マーシャル・アイランズ・ジャーナル紙(週刊)では、ここの続〜(4)時点の内容が書いてありました。
全体的にベテランの現職が何人か危ないというもの。

1つ自分にとって新しい話は、クワジェリンの新人候補キトラン・カブアさんは、マイク・カブア大酋長の孫娘ということでした。

ともかく全貌が判明するのに、あと1〜2週間かかる模様です。