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帰国 [2024年09月09日(Mon)]

9月6日の夜、ソロモン滞在中、米国のウェビナーにオンライン参加し、終わったのが0時過ぎ。
午前1時過ぎに寝床につくと、外で現地の人が歌を歌い始め、話し声も大きいことで寝られず、結局寝られたのが4時過ぎ。しかし、ずっと歌を歌っていたようで7時前に目が覚めました。

当日、FFAに立ち寄ってから空港に向かう日程だったので、朝食を軽くとり、荷造りをし、仕事をして10:45にチェックアウト。

9/7午後2時台のフライトでナンディ、2時間のレイオーバーで、ブリスベンに向かい、ブリスベン着が午後11時過ぎ。寝たのが午前1時過ぎで、8時にホテル発。

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ホニアラ

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ナンディ

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ブリスベン

成田着が昨日9/8の午後6時過ぎ、家に着いたのが午後9時過ぎでした。

今日は代休を取りましたが、さすがに疲労困憊。荷解き、洗濯2回、食事、眠い時に眠るということで終わり、ようやく5割程度回復。明日以降に備えます。
FFA(ソロモン) [2024年09月09日(Mon)]

今回のソロモン滞在中、9月6日、フォーラム漁業機関FFA事務局長のマヌ・トゥポウ=ルーセン博士とSDG14に関連して、今後の協力に関し話しました。
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島嶼国・地域部では、海上保安能力強化事業を行っている一方で、日本の食料安全保障のために重要な太平洋の漁業資源の持続的な利用を意識して活動しています。また地域密着型ツーリズムは、沿岸域の住民主導の持続的な資源利用に繋がるものです。

FFAはEEZの設置を含むUNCLOSの交渉過程で形成された地域委員会が発展し1979年に設立されました。基本的にEEZのマグロ・かつお資源が対象ですが、一方でSPCと協力し、沿岸12海里内の資源にも関心を持っています(12海里内の資源は基本的に各国の国の管理下ではなく、接続する陸地の村落や地域住民、地方自治体が管理しているケースがほとんどなので、国の枠組みであるFFAは直接的な関与は難しい)。

マヌさんとは、トゥポウ前駐日大使の妹で、先日のトンガでのPIFサミットで挨拶したことで、繋がりました。

残念ながら5年の任期が10月末で終わりますが、なんと!我々が協力している地域科学アカデミーの理事になるとのことで、今後も繋がっていけそうです。

9月7日、ソロモン出発前には、土曜にもかかわらず、FFAの監視センターを開けていただき、豪海軍のCMDRグレッグさんに1時間超、レクチャーをしていただきました。

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私が同センターに入るのは14年ぶりでしたが、技術の発展があり、一貫性のある重層的な取り組みが作られていました。

自分は技術面での専門家ではありませんが、特にこの2年の活動で生じた疑問や課題をもとに、EEZ、接続域、領海における取り締まり、公海ポケットの管理、WCPFCの役割、フュージョンセンターとの違い、災害時の関与、データアクセス、海難救助などに関し、多くの質問をし、かなり理解が深まりました。

豪NZ米仏(Pacific QUAD)+太平洋島嶼国が何十年にもわたり協力しているこの分野に、日本が本気で関わるのであれば、海上保安庁や防衛省の実務レベルの方にFFAに来ていただき、実際に現地で何が行われているのかを知っていただくことが重要ではないかと思います。技術面での専門家が見れば、どこに弱味があり、どこに日本が効果的に関与できるのかがわかるのではないでしょうか。
ソロモン観光 [2024年09月09日(Mon)]

急な連絡にもかかわらず、ドリス(赤い服)がマキラ・ウラワ州からホニアラに来てくれ、地域密着型ツーリズムのミーティングを行いました。

ドリスはJICAのグローバルSIDSプログラムでAPUの大学院生だった昨年8月、東京の笹川平和財団で開催された第1回太平洋諸島若手実務者フォーラムに参加しました。

彼女が私たちのCBTプログラムに強い関心を示してくれたことを思い出し、ホニアラへ行く数日前に彼女にメッセージを送ったところ、なんとかやりくりしてホニアラまで来てくれました。

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滞在中、文化観光省のジョアンナさんと夕食を共にし、昨日9月6日には文化観光省でフィリップ・スキブカ副長官とミーティングを行いました。

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ちょうど来年度の観光政策に関する予算案を提出したところで、考え方が我々の取り組みと一致していました。不足しているのは導入までの手法ということで、必要であれば協力できると伝えています。どうなるかはまだわかりません。

現在、パラオの他に、3国が参加し、さらに3国が関心を示しています。2016年からコロナ禍までの3〜4年は、ゼロベースからのスタートで非常に難しい日々の連続でした。

しかし、並行してパラオは加盟していない太平洋観光機構(SPTO)に情報を共有し、コロナ禍の中で2021年にSPTOが持続可能な観光政策をまとめ、コロナ禍が終わったことで状況が変わったように思います。

新しく参加している国、関心を示している国は、すでに国の政策として、持続可能な観光を主流化させ、その手法の1つとして地域密着型ツーリズムを取り入れようとしており、そのための具体的な実践方法を必要としています。パラオでの3〜4年の苦労を繰り返す必要がありません。

自分は必要な土地にスパイスを振っていけば良い。