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マタイトンガ駐日フィジー大使、セレアナさん帰国 [2021年12月09日(Thu)]

12/8、マタイトンガ駐日フィジー大使と秘書のセレアナさんが、フィジー航空の直行便で帰任されました。
2009年以来、何度も何度も何度も、相談してアドバイスをいただいて、冗談も言い合って、本音の話ができる、自分の外交の師匠の一人であり、許していただけるので有ればとても大切な友人の1人であった大使でした。

フィジーと日本の関係が極めて悪かったとき、自分は2012年に財団を辞めて、運良く外務省の任期付きでフィジーの日本大使館に赴任しましたが、出発前だけでなく、現地に入ってからも何度かアドバイスや協力していただいたことで、両国の関係回復のための試行錯誤の取り組みを助けてくれました。

2015年末に自分が帰国したのちも、話せる時間は本当に大切なときでした。

悲しくなるので考えないようにしていましたが、ちょっと書きたくなりました。

変わらないものは何もないけれども、変わらないものはある。

セレアナも、今の臨時代理大使のケレラさんと一緒に、プライベートな時間もたくさん過ごして来ました。失くして気づくものがあります。

今年は、師匠の一人であったマウィ大使が亡くなり、出来るだけ喪失感に呑み込まれないようにしているけれども、ふと思い出す時があります。本気で本音で話せる大切な人。

この20年間、あまりにも多くの出会いと別れがあり、感傷的なものは無くしてしまい、ロボットのようになってしまいましたが、今日だけは少し違うかも。

時間は流れていくし、状況は常に変化し続けます。

お元気で。
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