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テイラー太平洋諸島フォーラム事務局長の声明 [2021年04月14日(Wed)]

今朝のPACNEWSに、日本政府の福島第一原発の汚染処理水の海洋放出承認に対する、メグ・テイラーPIF事務局長の声明が掲載されていました("Forum SG Dame Meg Taylor statement regarding Japan decision to release ALPS treated water into the Pacific Ocean")。

PIFは戦後太平洋島嶼地域が核実験場に使われてきたことを背景に、設立時から反核を対象の一つとしています。1980年代前半には、日本の放射性物質海洋投棄の計画に対して、地域として日本に抗議し、それが切っ掛けでフォーラムと日本の対話が進み、関係が構築されていったという経緯もあります。

テイラー事務局長の声明からは、個人的には第一印象は冷静という印象を受けました。そして冷静に事実関係を述べつつ、太平洋島嶼国が管理する青い大陸に影響を及ぼさないようにと、その懸念を伝えています。

最後には(PACNEWSの許可を得ているので引用します)”We therefore urgently call on the Government of Japan to hold off the conduct of the discharge of the ALPS Treated Water until further consultations are undertaken with Pacific Island Forum Members and an independent expert review is undertaken to the satisfaction of all our Members.” (2020年4月14日、PIFS/PACNEWS、"Forum SG Dame Meg Taylor statement regarding Japan decision to release ALPS treated water into the Pacific Ocean"の最終段落)

フォーラムメンバーとの更なる協議と独立専門家の評価がなされ、全てのメンバーが満足するまで、汚染処理水の海洋放出実施を延期するよう求めるとしています。

日本政府は、福島第一原発事故以来、毎月のように太平洋島嶼国各国にレポートを提出し、説明を続けていたはずです。また、更なる協議とあるので、今回に関しても事前に説明をしているものと思います。その上で、フォーラムの立場として、懸念を明確に示した、ということなのだと思います。

また、別の記事では、島嶼国ではなく、日本の決定に反対する国、支持する国が記載されていました。

いろいろなことが考えられるので迂闊なことは言えませんが、今後の対応次第では、6月の太平洋・島サミットの大きなテーマとなりそうな気配です。

フォーラムの役割がよくわかる事案でもあります。
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