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PALM9と3月のブレーキングニュース一覧 [2021年04月01日(Thu)]

今日、第9回太平洋・島サミット(PALM9)が6/28オンラインで開催されることが決定したと発表がありました。

大きな声では言えませんが、オンラインで粛々と開催できるのは日本にとって僥倖かもしれません。

コロナ禍で非常事態にあり、特にPNGは感染爆発が始まっていますが、14か国それぞれ状況が異なっています。それぞれ財政問題も経済問題も抱えています。ある意味有事であり、地域機関の枠組みも機能しません。

日本や先進国、台湾にとっては、中国との間の準有事の状態にあり、この緊張感のある状況を共有できる太平洋島嶼国はパラオ、次いでマーシャル、ミクロネシア連邦くらいではないかと思います(というか、個人的には太平洋島嶼国を巻き込んで欲しくない)。少なくないフィジー人が英国軍に従軍しているし、パラオ、ミクロネシア連邦、マーシャルから米軍に従軍している人もいます。英国、米国の戦いは、これらの国々にとって、他人ごとではありません。

一方、相手側に付く国が無いとも限らないでしょう。

このような現実的な緊張感があり、太平洋島嶼国が地域よりも各国の事情を優先しなければならないときにPALM9を開催するのであれば、ピント外れにならないように、相当なメッセージが必要で、もしくは、「太平洋島嶼国民全員にワクチンを提供する!」とか「すべての国の借金をチャラにしてやる!」といった、インパクトのあるタマが必要でしょう。そうでないと顰蹙を買ってしまいます。

その点で、オンライン開催は、そのプレッシャーを軽減できるかもしれません。

ここまでは、内緒の話として。


次いで、ブレーキングニュースについて。

実質、先月から始まったブレーキングニュース(https://www.spf.org/pacific-islands/breaking_news/)ですが、3月は次の10件を掲載することができました。

3/5
1. マーシャル諸島正式にPIF脱退手続き開始、パラオ、ミクロネシア連邦と足並み揃う
(2021年2月22日、MARIANAS VARIETY/PACNEWS)

3/9
2. コロナ禍で財政悪化の太平洋島嶼国、中国主導のAIIB頼りに
(2021年2月23日、REUTERS/PACNEWS)

3/10
3. キリバス政府、フィジー国内の保有地に中国の軍事基地計画はない
(2021年2月23日、ISLANDS BUSINESS/PACNEWS)

3/18
4. 2005年のPIF設立協定、フィジーは未批准
(2021年2月24日、FIJI TIMES/PACNEWS)

3/19
5. キリバス、中国の協力でフィジーの避難用地を開発へ
(2021年2月24日、THE GUARDIAN/PACNEWS)

3/22
6. 日本政府、ワクチン輸送でフィジー保健省を支援へ
(2021年2月24日、Fiji GOVT/PACNEWS)

3/22
7. エニミア総長(ナウル大統領)、南太平洋大学は一国のものではない
(2021年2月25日、FIJI TIMES/PACNEWS)

3/24
8. ツバル市民権及び旅券販売制度、野党が強く反対
(2021年2月25日、PACNEWS)

3/29
9. ザキオス駐米マーシャル大使、ミクロネシアのPIF復帰は「簡単な道ではない」
(2021年2月25日、ABC/PACNEWS)

3/31
10. パラオ大統領台湾訪問、トラベルバブル始動へ
(2021年3月29日、AFP/PACNEWS)


今回は、最初の取り組みということもあり、現在、そして今後の地域情勢を正確に理解していくために活かすことができそうな記事を選択し、コメントというか解説を書き続けました。

自分が書いているコメントというのは、これまで現地で何かの交渉をしたり、議論したりする際に行っていた手法を使っていますが、自己流であり、面倒で手がかかるものでもあり、必ずしも正しいやり方ではないかもしれません。

例えば、経済だけとか、中国関係だけとか、気候変動だけとかのように分野にとらわれずに、気になるもの(その時点で将来的に何かに繋がるという予感がある)を選んで、それぞれ勉強していきます。

ヴァーチャルな目の前に広がる空間に、ランダムに点を投げていくイメージ(もしくは付箋に書いてホワイトボードや壁にランダムに貼っていくイメージ)です。やがて、どこかで繋がり、何らかの事象の背後関係や、事実関係が理解できるようになります。

自己流なので、正しいかどうか分かりませんが、自分は20年近く、このような感覚で仕事をしてきました。


今回は、PIFサーガ、USPサーガ、中国のアプローチ、より小さな島嶼国の視点や取り組み、太平洋島嶼国による違い、歴史的背景、経済、新型コロナウイルスワクチンなど取り上げました。きっかけとなる情報は頭にあったりしますが、思い込みも多いので、正確性を担保するために元となる協定や憲法やコミュニケなどを改めて見直し、かなり勉強になりました。

4月はどこまでできるか分かりませんが、元記事がたまっており、まだまだ出して行かなければなりません。

この先のアイデアもありますが、書くと実現しないので、実現したら書きます。


とにかく、目的は、ニュースの見出しや極端な解釈に煽られずに、冷静にニュースを読み解き、現状を理解し、近未来の情勢を予測し、それぞれの立場で効果的な活動に繋がるよう貢献できればな、というところにあります。

別の解釈をする人もいると思いますが、その方が枠が広がるので、読み手としてはプラスだと思います。

ということで、引き続きよろしくお願いします。
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