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米国GSA局長のレター [2020年11月25日(Wed)]

SNSは凄いですね。先ほど書いたマーフィーGSA局長の件ですが、トランプ大統領のツイートではなく、局長からバイデン氏に出された局長署名付レターが掲載されていました。ツイッターで探していけば見つかると思います。
パッと読んで興味深い点は次になります。

・President-electを使わず、Mr. Bidenとしていること。
・決定が遅いと言われた点について、行政官を含む政府からの直接的、間接的プレッシャーを受けておらず、自身の職務上の権限における判断で、移行プロセスに関する資金へのアクセスを認めていなかったこと。
・マーフィー局長、家族、GSA職員、ペットまで、オンライン、メール、電話により、判断をするよう強要する脅迫があり、安全が脅かされたこと。
・大統領選挙にかかる訴訟は法に基づいて判定されるもので、GSAにはこれを判断する権限はない。
・大統領選の勝者は憲法に基づいて決定されるものであり、GSAがこれを判断するものではない。
・GSAは政権移行に関する資源へのアクセスを判断するもの。

以上から読み取れることは、
・GSAはメディアの判断ではなく、憲法に基づき正式に大統領選挙の勝者が決まり次第、政権以降にかかる資金などの資源へのアクセスを承認する立場。
・現状、正式には大統領選挙の勝者は決まっていない。
・バイデン氏らが政権移行プロセスを始めているが、正式な勝者が決まっていない以上、資源へのアクセスを承認する判断は出来なかった。
・しかし、バイデン陣営への政権移行プロセスを急ぐ人々による自身、家族、職員、ペットへの脅迫があり、安全に問題があることから、大統領選の勝者ということではなく、実質的に進められている「政権移行プロセス」に関して資源へのアクセスを認める。

端的に言えば、脅迫による強制されて、不本意ながら承認せざるを得なかったということでしょう。行間から、不満や怒りを読み取れるかと思います。


先のトランプ大統領のツイートは、このレターを受けてのものでしょう。

これに対して、バイデン陣営は何らかのコメントを出すべきでしょう。すでに出ているのかもしれませんが。どのようなコメントが出てくるのか出ないのか、大変興味があります。

さて、政治家ではなく、一政府職員の本音が正式なレターの形で表に出ました。主要メディアでもこれを取り上げているかもしれませんが(国内のテレビニュースは、コメントが邪魔で、見なくなっており、よくわからない。)、米国市民はこれを受けてどのように反応するでしょうか。マーフィー局長が批判されるのか、バイデン陣営に対する批判に繋がるのか、無視されるのか。

根拠のない直感ですが、トランプ大統領支持者だけでなく、民主党側に投票した人々の中で公正さや正義を支持する人々まで、マグマのように怒りが蓄積されていくのではないかと思います。

バイデン政権が成立したとしても、このようなことがあると、その船出から厳しい状況に置かれるかもしれません。
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