感情抜きに淡々と [2020年11月22日(Sun)]
今年のコロナ流行初期の頃や、現在の米国大統領選について振り返ると、次のようなルートで我々一般人に情報が伝わっています。
1.主要メディア(新聞、テレビ) 2.マイナーな報道機関(米国で言えば、最近のOAN, newsmax, 大紀元) 3.有名人のユーチューブチャンネル、SNS 4.一般人のユーチューブチャンネル、SNS 5.当事者のSNS(例えば、トランプ大統領、弁護士、報道官他) いずれも何らかのフィルターを通して、受け手に情報が伝わるわけですが、長年のブランド力もあり、普通に考えると、もっとも信用があるのが1.の主要メディアだと思います。 2.に関しては、メジャーではないだけで正しい報道をしているのかもしれませんが、偏った恣意的な情報発信の懸念を持って見てしまいます。 3.については、もっともらしいと思えることもあるのですが、中には再生数を稼ぐために声高に目立つ部分を取り上げ、野次馬的にワーワー言っているだけの場合もあるなあと感じます。 4.については、これも再生数を稼ぐ目的の方もいるし、主要メディアに取り上げられない情報を出そうという、ある意味正義感があって行っている人もいるのではないかと思います。 昔であれば、陰謀論的なものは、4くらいなものだったと思いますが、今はその境目も曖昧になっているように思います。 また、日本語の1、3、4、で考えれば、やはり元のソースが何なのかについて注意する必要があります。時に4.の一般の方が正しいソースであるものの、主要メディアが取り上げにくいようなものに触れている場合もあり、元のソースで確認すると正しいことが確認できる場合もあります。その場合、その情報については、どれが信頼できるのかはわからなくなってきます。 5.はどうすれば良いのかわかりません。本人が発信しているものの、それ自身が間違った考えである場合もあり、場合によって、根拠を調べなければならないでしょう。 2000年の米国大統領選の時は、新聞とテレビの2〜3のメジャーな報道番組でキャスターがいうことを聞いているだけで、それが正しいことなのだと深く考えずに受け入れていました。 今の時代は、限られた時間の中で、多種多様な人の主観やフィルターを通して、このような情報がワーッと流れていきます。よほど強い関心があるかしないと、我々一般人はついていけず、最後は簡単に目が触れるものだけをみるようになるでしょう。 感情や評価、裁定抜きで、淡々と「何月何日何時、〜陣営が〜をした。結果〜。」「〜という公式文書が出された」「〜文書が発見された」などというのを時系列で報じてくれるところがあると、良いのになあと思います。他人の評価や感情を押し付けるのではなく、事実関係を淡々とわかりやすく伝えることが求められているのではないかと思います。 |