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2020パラオ選挙結果(暫定) [2020年11月11日(Wed)]

昨日、パラオで不在者投票分の開票が行われました。手元にはまだ公式化されていませんが、開票結果が届いています。

1.大統領選
(1)スランゲル・ウィップス・ジュニア 5699票
(2)レイノルド・オイロー 4351票

オイロー副大統領、善戦されたと思います。自分の事前予測では、スランゲル候補が6000越え、オイロー候補が4000届かず、というものでした。スランゲル次期大統領により、新しい時代の幕開けとなるでしょう。

2.副大統領選
(1)J. ウドゥ・センゲバウ・シニア 5112票
(2)フランク・キョータ 4671票

いずれも現職上院議員の争いで、女性弁護士のセンゲバウ・シニア候補が勝ちました。3〜4回前まで、パラオ大統領・副大統領選は、以前は米国と同じくペアで行われていましたが、現在はセットではありません。パラオなりの危機管理方法なのだと思います。

これまでの例だと、副大統領が法務大臣も兼務します。現在のオイロー副大統領も弁護士です。

3.上院選
全国区13議席の争い。結果は次のとおりです。
(1)メーソン・N・ウィップス 7099
(2)スティーブ・クアルテイ 6965
(3)アンドリュー・タベルアル 6595※
(4)マーク・U・ルディマ 5684
(5)ルケバイ・キクオ・スケイ=イナボ 5652
(6)ホッコンズ・バウルス 5594
(7)K・トップス・スンギノ 5496※
(8)TJ・イムルール・レメンゲサウ 5475※
(9)ウミー・センゲバウ 5468※
(10)ジョナサン・シオ・イセアル 5384※
(11)ケライ・マリウール 5258
(12)セシール・エルベデアル 4792※
(13)レジス・アキタヤ 4715
次点 アリック・ナカムラ 4547

興味深い結果です。
まず、新人を見ると、センゲバウ天然資源環境観光大臣(次期副大統領の弟)、セシール官房長官、レメンゲサウ大統領の長男TJが含まれており、30代〜40代の意識の高い人々の代表のように感じられます。

現職では、カムセック・チン元副大統領が前回の4744票から3584票、アリック・ナカムラ議員が前回の6337票から4547票に落とし、前者は落選確実、後者も13位と150票近くあるので厳しい状況です。

4.下院選
16ある各州の代表、計16議席になります。こちらは詳細を省きますが、ネサー州でアナスタシオ下院議長が再選しました。


パラオでは、長年にわたり、ナカムラ元大統領とトリビオン元大統領のライバル関係が根底にあり、これに開発派と環境保護派の要素が絡む政治が行われてきました。

今回の結果を見ると、現実的な環境保護と経済発展のバランス(もともとパラオ憲法にありますが)感覚のある方々が増えているように思います。30代〜40代の意識の高い人々が国を動かしていくような、そのような国民の期待が感じられます。

パラオの新しい時代の幕開けとなるでしょう。
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