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塩澤 英之
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フィジー政府の緊急対応(3/19) [2020年03月19日(Thu)]

フィジー政府のアナウンス。
https://www.facebook.com/search/top/?q=fiji%20government&epa=SEARCH_BOX

現地フィジー・サン紙。
https://fijisun.com.fj/2020/03/19/travel-restrictions-in-lautoka-schools-and-non-essential-businesses-to-close-from-midnight-pm/

先ほどの海外から帰国したラウトカ在住者1名の陽性が正式に確認されました。これを受け、フィジー政府が緊急対応を発表しました。

ラウトカ市はフィジーの首都スバがあるビチレブ島の西部に位置するフィジー第二の都市、人口約6万人、西部地区のさとうきび集積地でもありシュガータウンとも呼ばれます。スバに次ぐ国際港湾もあります。

先ほどフィジー政府が発表した対応は以下の通りになります。Greater Lautoka Areaとあるので、ラウトカ市およびその周辺域を含むようです(上記アナウンスには境目のポイントが現地名で記載されています)。下記ではラウトカ地域とします。

1.今晩0時より、これまで中国本土、イタリア、イラン、スペイン、韓国に適用していた入国制限を、米国、欧州諸国(英国含む)を14日以内に訪れた外国人全てに対象を拡大。
2.今晩0時より、海外からフィジーに入国するすべての人に対し、14日間の自己検疫(すなわち1か所に留まり、他人に会うことを避ける)を求める。
3.当面の間、ラウトカ地域居住者はラウトカ地域に留まる。非居住者については同地域での就業者を含め同地域への入域はできない。
4.今晩0時より、当面の間、ラウトカ地域の全ての学校は休校、生活上必須ではないビジネスは休業。
5.銀行、スーパーマーケット、薬局などは続ける(上記アナウンスに休業の対象ではない業種が記載されている)
6.これにより休業となった労働者への補償は、数日以内に政府がアナウンスする。
7.食料供給は継続的に可能。食料安全保障のため、農業市場局がラウトカ地域への境界地点で、果物、野菜、芋類を農業者や仲介業者から買い上げ、ラウトカ地域の市場での販売業者に売る。
8.これより、20人以上の集会は禁止。宗教上の集会も含む。
9.現時点で、ラウトカ以外のビジネス、島間の輸送、バス、国内航空、学校は継続(停止しない)。
10.ナイトクラブ、ジム、映画館、スイミングプール、フィットネスセンター、スポーツ等人と接触する活動は、即停止。
11.司法制度は機能を維持するが、ラウトカ地域ボーダーを超える収容者の移動はしない。
12.各地区(中央、東部、西部、北部の4ディビジョンあり)に熱検査クリニックを設置する。通常の医療センターから新型コロナ可能性のある人々を分離するためのもの。


SNS上では、既に食料品や日常用品の買い占めが始まっているとのパニックを煽るような情報が溢れており、あまりよくない傾向です。
フィジーで初の新型コロナ陽性者判明(3/19) [2020年03月19日(Thu)]

本日現地時間13時(日本時間10時)、現地フィジー・サン紙がワンガイナンバテ保健大臣のTwitterを引用し報じました。*これを書いている時点で、政府の正式発表はまだありません。

https://fijisun.com.fj/2020/03/19/covid-19-case-confirmed-in-lautoka-dr-waqainabete/

陽性が判明したのは、西部にあるフィジー第2の都市ラウトカ在住者で、先ごろ海外から戻ってきたそうです。現時点で周囲への感染拡大はないとしています。

問題は、一人感染者が判明したということであれば、無症状の人を含めれば、既にその何倍もの人が現地では感染している可能性が高いこと。そして、現地住民がパニックにならないようにする必要があります。

またフィジーは大きな島(ビチレブ島、バヌアレブ島)だけではなく、多くの離島が存在します。それらの離島の状況は環境的にはツバル、マーシャルなど小島嶼国と似ている一方、現地医療体制は非常に脆弱です。そのため、フィジー国内においても、それらの地域にウィルスが到達しない制限が必要となるでしょう。(昨年マーシャルでは、サモアで発生した麻疹の感染拡大を受け、海外から首都への渡航制限に加え、首都から各離島への渡航制限を導入しました)

経済への打撃は厳しいところがありますが、早い段階で、現在フィジー国内にいる人の動きを14日以上止めるなどの措置が必要になるかもしれません(誰が感染しているか見えないため)。


・・・西部ナンディ町では、パニックショッピングが始まっていると、現地フィジータイムズ記者がSNSに写真を上げていますが、これでは現地の人々の心情を煽ってしまうのではないでしょうか。もしかすると物流の制約が起こった場合には、田舎に土地と親類がいて自給自足できる先住民系住民と、そうではないインド系住民や移民系住民に、生活上の厳しさの違いが現れるかもしれません。少し心配になってきました。


昨日はニューカレドニアで感染者が判明、今朝はミクロネシア連邦チューク州にあるザビエル高校のマーシャル人の生徒が感染疑いで検疫を受けているとの情報がありました。

オーストラリアは感染拡大、ニュージーランドも海外からの帰国者に感染判明、マニラでも感染拡大、台湾も少しずつ感染者数が増大、グアムで感染者判明、ハワイでも感染者、南にも北にも徐々に脅威が迫ってきているようです。各国とも十分な複数のシナリオに基づき、準備していてほしいと思います。
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