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サイパン!PATAミクロネシア会議 [2024年03月14日(Thu)]

3/12火曜の夜に成田を出て(家を出るまで羽田発だと思っていた)、昨日午前2時過ぎにサイパン着。入管でインターネット接続が切れたとかで、30分足止め。ホテルにチェックインしたときには3時半を過ぎていました。
今回初めてのサイパン。第一印象は田舎の観光地というか昭和というかそんな感じで、おっさんにはグアムよりも合いそう。空気というか匂いも懐かしい感じ(この懐かしいは、20年前のマーシャルの感じかも)。

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そもそもパラオなどとともに戦前は北マリアナ諸島は日本の委任統治領でグアムとは日本との関係性が異なるし、グアムとセットで考えていたのは間違いでした。

あと知らなかったのは、2009年に連邦化しているということで、人によってはもうコモンウェルスではなく、米国北マリアナ諸島だというのですが、政府は今もCNMIとコモンウェルスを維持しておりよくわかりません。

前置きが長くなりましたが、今回はPATA(アジア太平洋観光協会)ミクロネシアブロックの会議での発表のためにサイパンに来ました。議長を務めるパラオ観光局(PVA)のカドイさんに声をかけていただき実現したものです。昨年9月のマーシャルでの会議にも誘われていたのですが、他の出張が重なり当時は実現しませんでした。

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昨日は午前3時過ぎにホテルにチェックインし、少し仕事をして5時前に就寝、8時に起きて仕事をし、午後に他の参加者と合流。夜はまた仕事の続きで、0時過ぎに就寝。今朝は4時に起きて(今回の会議用ではない)7時過ぎに資料を完成させ、メールで送り、9時からの会議に参加という流れでした。

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今回、PVAの発表の中に、地域密着型ツーリズムが含まれていたり、マーシャル諸島の発表にも我々のインターンシップ研修が紹介されていたり、じわじわ浸透してる感があります。

マーシャル諸島のロリさんは、昨年自分が伝えたアドバイスをもとにあるアクティビティを行ったとさらっと紹介していました。

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プレゼンの後は、サイパン、グアム、ヤップ、チューク、ポンペイ(コスラエは欠席)に関心を持たれました。

また、サイパンメディアのインタビューも受け、サイパンデビュー。
フィードバック会議 [2023年11月22日(Wed)]

この滞在中、アイライ、マルキョク、ガードマオ、ガラードの4州でパイロットツアーが行われましたが、昨晩、さらにそれらの結果を踏まえた会議を実施しました。会議にはガラロン州も参加。
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達成レベルは異なりますが、それぞれに改善すべきポイントを指摘し、特に数カ月前から新たに参加したガラード州に対するコンセプトやターゲットの確認のため、プレゼンを行いました。

その後、参加者間で意見交換が進み、このプロジェクトで期待している効果の一つである彼らの神話、歴史、文化の価値を認識することと世代間の継承について、彼ら自身が認識し行動していることがわかりました。意識が高い。

また、このプロジェクトを始めた当初から、さまざまな場面で各州の違いをどう出すのかという指摘を受けましたが、基礎となるコンセプトと手法は同じであるものの、それぞれが持つ神話、歴史、資源が異なることで、自然に違いが生まれています。

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以前は自分対みんなでしたが、今は少なくとも我々10人が同じレベルにあります。頼もしい。
ガードマオ州パイロットツアー [2023年11月22日(Wed)]

11/21、パラオのガードマオ州で地域密着型エコツアーのパイロットツアーに参加しました。
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今回は8月のパイロットツアーに続くもので、前回指摘した部分が改善されているか否か注目していました。

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今回はゆったりと時間が取られているため、移動中も各目的地でも自然を感じることができ、話もよく頭に入りました。

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今回は新しく同州観光局に加わったセラウも参加。我々は6年前にマリアさんという方にホームステイでお世話になりましたが、2年ほど前に亡くなりました。セラウはそのマリアさんの姪で、感慨深いものがあります。

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左からメルシー、ダーネル、セラウ

今回、ガードマオ州はしっかり内容を改善していました。すべての参加州の中で、最も自分の持つツアーのイメージに近い内容でした。

昨年11月に州の人々に約束し、1年でここまで目標のレベルに到達しました。次の段階に移ります。
アイライ州パイロットツアー [2023年11月21日(Tue)]

11月19日は、ガラード州と並行してアイライ州もパイロットツアーを実施しました。
アイライ州は3月に問題点を指摘し、6月に担当者が日本でインターンシップに参加して、7月の段階で我々のコンセプトを反映した長めのツアー(短いツアーは数年前から独自に行っている)を作り、十分なレベルに達していました。

今回アイライ州自身のアイデアで、鳥羽で体験した島っ子ガイドのアイライ版が行われました。(以下、写真はアイライ州観光局)

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アイライ州も十分なレベルに達しているので、あとは細部の調整と、インターンシップに参加していないガイドの姿勢などの改善をしつつ、マーケティング段階に移ります。
マルキョク州パイロットツアー [2023年11月20日(Mon)]

今日はマルキョク州でパイロットツアー「Kingdom of Northern Sky」に参加しました。
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この仕事をして思うのは、ツアーを作り上げている現地の一人ひとりの力と情熱が全てじゃないかということです。

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我々が目指すツアーでは、いくら素晴らしい観光資源があっても、その資源を活用する現地の人々次第で面白くもなり、つまらなくもなります。情報が大事で、その情報は熱意が無ければ手に入らないし伝えられません。

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このツアーに関しては、最後の微調整を行いながら、もうすぐマーケティングに移ると思います。

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今回は彼らから自然に官民連携の話が出ました。行政ができることと民間ができること。おそらく我々は同じ方向を向いているのだと思います。
玄武岩でストーンパスを作った人々 [2023年11月19日(Sun)]

今日のパラオでのパイロットツアーで、ストーンパスを歩きました。これまで何十回とあるっているんですが、今日ふと思いました。
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海岸にある軽いサンゴ石ではなく、玄武岩でストーンパスやプラットフォームを作り始めた人は、きっとすでにそういった習慣や技術を持っていた人なんじゃないかと。

そう思わせるくらい、バベルダオブ島全体にストーンパスが網目のように張り巡らされています。

また人工の丘も100個以上あり、これもパラオで手法が作られたのではなく、すでに作り方を知っている人々が作ったのではないか。

科学的にいつ作られたのか議論になっていると思いますが、インドネシアにはグヌン・パダンという遺跡があります。

ストーンパスよりもポンペイのナンマドール遺跡やコスラエのレラ遺跡が直観で似ているとわかりますが、年代としてはインドネシアの方が非常に古く、その土地から移住してきた人が作った可能性(あるいは作り方を教えた可能性)はないのでしょうか。

同様にパラオでストーンパスを導入した人もインドネシアから移住してきた人たちという可能性はないのでしょうか。

そういった話をパラオのケビンとジョンとしていたところ、パラオと同じ地名がいくつかインドネシアにもあるんだとか。

玄武岩は硬くて重い。
ガラード州パイロットツアー [2023年11月19日(Sun)]

今朝6時に目が覚めたものの、コロールは豪雨。出発予定の8じ半を過ぎてもまだ雨。

雨の中でパイロットツアー(実地研修)は嫌だと思いつつも、最低限機材が濡れないようにして、北部のガラード州に移動しました。

ツアーが始まると幸運なことに雨が上がり、日が差し始めました。

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今日は鳥羽での30日間のインターンシップ研修から先週戻ったばかりのノリコさんが、初めて実践でガイドに取り組む機会でした。事前に集落の人々、国の機関、短大などで必要な情報を調べており、その姿勢だけでも大変素晴らしい。

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若返りの泉では、GEF6の支援で周辺が綺麗に整備されており、初めてその際の川と自然のプールを見ました。自然保護区の中にあり、ここだけで1時間過ごせます。

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今回はガラード州がいろいろな人に声をかけていました。

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コミュニティの人々も協力しています。

ついでトゥーレとスーレの悲劇の場、ペトログリフ。

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さらにスーレの首が埋葬されているスーレの墓を再訪。

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その後、皆で昼食をとり、午後の部へ。
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午後の部は、前回8月よりはましでしたが、まだまだツアーとしてお金をとれる内容には至っていませんでした。

このままでは半日ツアーで、我々が目指す内容の4割程度。目標まで程遠い。

観光資源を訪問するのと、我々の手法でそれらを利用することに違いがあるのですが、まだまだ混乱している部分が見えました。

良い点は、州政府、議員、チーフ、住民まで協力しあっており、米国人の文化人類学者ジョリーンも加わっているので、これからさまざまな情報が積みあげられると期待できることです。

自分の方では、ここからどうやってツアーを作っていくか、どうやって彼らにコンセプトのさらなる理解とツアーの作り方を広めていくか、チャレンジになります。

最後の場所では人工のテラスが見え、ジョリーンから頂上部分16フィートが2000年ほど前に盛り土されたものだという話がありました。ジョリーンの役割は重要で、今後面白いツアーを作れる要素は十分にあります。

要素を並べて、情報で肉付けし、一貫性のあるテーマで繋ぐ。おそらく午前と午後では小テーマは変わって良いでしょう。
パラオ! [2023年11月18日(Sat)]

パラオに入りました。8月以来?久しぶりなので、ちょっと愛おしい。
途中、台湾桃園空港でこの写真が届き、パラオの協力者ケビンと合流し、即席の会議を行いました。偶然でしたが現地での時間が2時間浮きました。

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パラオの空港では、コロナ前のように活気が戻りつつある印象を受けました。

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やっぱり人の往来が増え、民間部門が元気になると社会も元気になるのだと思います。

ホテルでは、何と!10秒でチェックインが済みました。過去最速。久しぶりだからか、ちょっと優しい。

速攻で弁当と夜食を買いに行き、先ほど動画編集が終わりました。

記録用なので、素人レベルですが、記録用なのでお許しください。これから書き出して広報の皆さんに託します。
動画編集をしながら [2023年11月17日(Fri)]

今回は空き時間に先日のウェビナー動画を編集するため、私用MacBookProを持ちながら移動しています。

鳥羽を出てから10時間、日本時間午後6時ごろに最初の目的地に到着。

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しかし、行こうと思っていた食堂は改装中で空いておらず、30分くらい彷徨いました。

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若い時は引き返すのが嫌でしたが、歳をとってその辺は変わり、何度も行ったり来たり。

今日はコンビニ飯かあと諦めかけた頃、最後にと思って入った路地にありました!行きたかった感じの食堂。現地表記のメニューでしたが、過去の経験が生き、パパパっとビールと牡蠣のスープを注文。

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プランBの連続のようで何もかもがスムーズではないのですが、何かと助けられています。
ドームツアーか? [2023年11月17日(Fri)]

関空利用は何年かぶりでしたが、大変でした。
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何か仁川みたい。

海外の空港で入管や税関通過に時間がかかることがありましたが、関空では保安検査場にたどり着くまで長蛇の列。

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パフュームのドームツアーか?

結局、並んでから70分かかって保安検査場につきました。海外も含めてセキュリティを通るまでこれほど時間がかかったことはありません。

単純にキャパオーバーなのかもしれないですが、案内も不明確だし、天王寺駅からずっと座れなかったこともあり、出国だけでクタクタでした。

トラブルがあっても対応できるように大抵早め早めに動いているので、時間的には問題はありませんでしたが。

韓国、台湾、東南アジア路線が元気になり、ハンドルできるキャパとのギャップが生じている過渡期なのだと思いますが、このような状況が続くようなら仕事での関空利用は避けたいところです。