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フィジー、インド二重変異株(B1617)発見 [2021年04月30日(Fri)]

やはりフィジーに新型コロナウイルスのインド二重変異株(B1617)が入っていたようです。

4/30付RNZ
https://www.rnz.co.nz/international/programmes/pacific-waves/audio/2018793512/fiji-authorities-scrambling-to-curb-covid-19-outbreak

4/28付RNZ
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/441402/two-more-covid-19-cases-in-fiji

今のところ、太平洋島嶼国ではフィジーだけでB1617が見つかっているとのことですが、近隣諸国への伝播がないよう人の動きを制限する必要があります。

太平洋島嶼国の大きな問題は、医療体制が弱いため、できる限りコロナ感染者がでないように、少なくとも市中感染が広がらないようにしなければならないところにあります。

さらに、独立している太平洋島嶼国ではPNGとフィジーを除き、市中感染、感染爆発を経験していないので、おそらくその厳しさに対する実感がないと思われます。多くの島嶼国はこの1年、厳しい水際対策により実質的なコロナフリーを維持してきましたが、今後複数の変異株を含むコロナウイルスが一度に入る可能性もあり、一度市中感染が見つかれば、パニックに近い状況が発生するかもしれません。当局から住民への正確な情報提供が重要だと思います。

フィジーに戻ると、季節はこれから冬に向かうので、6月頃からは気温が下がり始めます。20度を切る日もあるでしょう。感染拡大を抑えられるか否かの瀬戸際だと言えます。
フィジー、ロックダウン対象地域追加(スバ、ラミ、ナウソリ) [2021年04月25日(Sun)]

1時間ほど前、フィジー保健次官Dr. フォンの会見がありました。ポイントは以下のとおり。

・現在ロックダウン中のナンディで2名、ラウトカで1名、新型コロナ陽性が判明。いずれも、ロックダウンの原因となった検疫官が出席した葬儀集会に参加。同検疫官はスーパースプレッダーと認定されている。
※ナンディ、ラウトカは、フィジーの本島ビチレブ島の西部に位置する。

・まったく地域の異なるマコイ(おそらくスバ〜ナウソリ付近のナシヌ近く)で新たに1名の感染が判明。この人物は上記の西部の感染とは繋がりがなく、政府としてコミュニティにおける感染例と判断、クラスターが発生しているか否かを含め、緊急対応しているところ。

・これを受け、明日午前4時から、ナンディ、ラウトカに加え、ビチレブ島東部のスバ、ラミ、ナウソリで2週間のロックダウンを実施。

・Curfew(外出禁止令)は引き続き午後11時から午前4時で実施。

・ロックダウン対象地域では、生活必需品の販売を除く店は営業停止。



フォン保健次官は、「人が動かなければ、ウイルスも動かない」と、根本的な説明をし、住民に理解を求めています。

昨年、インドから帰国した方が、帰国後に自由に移動し、いくつかクラスターを発生させたことがありました。今回は、それ以来の危険性がある状況だと思います。

西部の事例は元はインド帰りの方から感染したことで、今回のウイルスが昨年と同じものなのか、変異株によるのものなのかという点が気になります。これが変異株によるものであれば、世界の感染拡大傾向の背景にあるように、感染力が強い可能性があります。

フィジーは、PNGに比べて小さな国であり、軍があり、検査体制もあり、ワクチン接種も進み(COVAXを通じたアストラゼネカ社製)、医療機関も島嶼国では整っている方であるので、ある程度の感染拡大を許容できますが、その閾値を越えると、手に負えない状況になるでしょう。

今、フィジーでは感染爆発への導火線に火がついている状況であり、その火を消せるかどうか、瀬戸際にあると考えられます。

まずは、次の2週間でどのように遷移していくのか(拡大か、収束か、横ばいか)、見ていく必要があります。
太平洋島嶼地域のコロナ関連ニュースから [2021年04月22日(Thu)]

今朝のPACNEWSでは、パプアニューギニアの新型コロナウイルス累計感染者数が1万197名、死者91名に達したとの記事がありました(PNG’s COVID-19 cases surpasses 10,000 – death toll at 91、PORT MORESBY, 22 APRIL 2021 (PNG GOVT/POST COURIER/RNZ PACIFIC))。別記事では、7300人超が回復しているそうです。

パプアニューギニアの感染拡大の中、この数週間の現地報道を見ると、バヌアツ、ソロモン、フィジーでは、パプアニューギニアから到着した渡航者にコロナ陽性者が見つかったとのニュースもありました。

一方、フィジーでは、先週だったと思いますが、空港検疫官が感染していることが発覚し、その人物が普通に生活し、結婚式か誕生会かお葬式か忘れましたが、そのような集会に参加していたことが分かり、数日前から本島ビチレブ島西部のナンディとラウトカをロックダウン、学校閉鎖3週間という措置が取られたようです。その検疫官の行動歴からトラッキングを進めているそうですが、すでに2次感染者も判明しており、シビアな戦いが続くかもしれません。

少し怖いのは、多くの太平洋島嶼国は、水際対策に成功し、ほとんど感染者が出ていませんでした。そのため、感覚としては昨年世界で蔓延していたウイルスを前提に考えていますが、日本を始め、世界は既に変異株による新しいフェーズに移っています。

そこで、少し注意が必要なのは、フィジーのケース。

感染が判明した検疫官は、インドから帰国した人物から感染したものと見られています。現在、世界で最も感染拡大が大きいのがインドとブラジルで、いずれもそれぞれの変異株が猛威を振るっているというニュースも目にしました。

フィジーでは変異株(variant)を判定できない可能性があり、今回のインドから運ばれたであろうウイルスが変異株である場合、感染力も高いでしょうし、昨年までの大人中心という前提では対応できないかもしれません。

現状、フィジー、パプアニューギニア、近隣のバヌアツ、ソロモン、仏領のウォリスフツナとニューカレドニアの動向を注意してみていく必要があるかもしれません。


一方、パラオの台湾バブル開始により、南側諸国でもバブルを開始したいとの焦りが感じられることがあります。今週は豪州とNZ間のトランスタスマンバブル(TTバブル)が構想から9カ月ほど経ってようやく始まりましたが、近隣の太平洋島嶼国も加えられることを強く望んでいるようです。しかし、一旦変異株が入ってくれば(ウォリスフツナは先月既に英国株が入っていた)、準備が整っていない島嶼国では対応できないかもしれません。

世界的には新しい感染の波に入っているので、島嶼国には、焦らずに防御力を高めて欲しいと思います。
太平洋島嶼地域でのコロナ感染拡大:PNG, 仏領 [2021年03月22日(Mon)]

ほとんどの太平洋島嶼国では新型コロナウイルスの侵入や市中感染を抑えており、ワクチン接種も進んだり、今後進んでいく状況にあり、低感染国との観光バブルを開始もしくは今後開始しようという流れにあります。

一方、国の規模が大きいパプアニューギニア、フランス領では感染拡大が収まらず、この2週間の報道ではパプアニューギニアと仏領のウォリス・フツナの状況が厳しいようです。

パプアニューギニアに関しては、今朝のRNZ報道では、現職議員1名が死亡、これまでの感染者数は3,085名、死者36名。このブログでは3/3にパプアニューギニアの懸念を書きましたが、感染者数は昨年末で900台、3/3時点で1300人台であったため、エピデミックに転じてしまった感があります。

いくつかRNZ記事のリンクを紹介します。
「PNG, 新たなコロナ死者, 26人目」(3/16)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/438464/in-brief-news-from-around-the-pacific-for-16-march
「PNGコロナ感染爆発に対し、豪緊急支援」(3/18)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/438654/urgency-over-png-covid-19-epidemic-as-australia-dispatches-help
「PNG、国全体の隔離政策導入へ」(3/19)
https://www.rnz.co.nz/international/programmes/datelinepacific/audio/2018788184/png-adopting-nationwide-covid-19-isolation-strategy
「豪専門家, PNG安全なら中国製ワクチンを, EU, 豪をブロック」(3/20)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/438772/png-urged-to-take-up-chinese-vaccine-if-safe
「PNGマンダニ議員53才死亡, 陽性3085, 死者36」(3/22)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/438858/png-mp-mendani-dies-of-covid-19
「PNGにNZから支援到着、PPEなど」(3/22)
「St John's, PNGで緊急コロナ隔離センター設置」(3/22)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/438892/in-brief-news-from-around-the-pacific

私自身の感触では、1年前の世界の状況が今パプアニューギニアを襲っているように思います。特に、「安全なら中国ワクチン製でも」という豪州専門家の意見の記事を見ると、危機感が高まっており、政治から離れて人道的見地から早急な国際社会の支援が必要の状況にあると感じられます。

ここから更なる感染爆発に繋がらないことを願うのみです。


もう一つ、仏領のウォリスフツナ。

同じ仏領の仏領ポリネシアは、昨年8月頃に一部国境を開放し仏本国からの渡航が可能となっていました。その結果、今月初旬段階で、感染者数18000人超、死者140人超となっています。

ニューカレドニアでも感染が見られており、ニューカレドニアとバヌアツ間の観光促進策タムタム・バブルを通じてバヌアツにウイルスが入り込む懸念があります。

今回のウォリスフツナですが、人口約16,000人、北西から時計回りにツバル、トケラウ、サモア、トンガ、フィジーに囲まれた海域に存在します。

ウォリスフツナでは2/9に来島者4名に感染が判明したとの報道がありました。
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/436061/in-brief-news-from-around-the-pacific

3/16に感染爆発の報道
https://www.rnz.co.nz/international/programmes/datelinepacific/audio/2018787594/covid-19-cases-have-exploded-in-wallis-and-futuna

同じく3/16
「W&F, 英国型変異株発見, 感染186, 入院10名」
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/438464/in-brief-news-from-around-the-pacific-for-16-march

英国型変異株が既に南太平洋の島嶼部に到達しています。

ワクチン接種とのスピード勝負という点と、ワクチンの効果という点がありますが、他の太平洋島嶼国でも島外から人が移動してくる限り、リスクはゼロにならないため、各国とも油断せず、ウイルス侵入時、市中感染発生時、患者発生時の備えを十分に進めてほしいと思います。
パプアニューギニア、新型コロナ [2021年03月03日(Wed)]

ここ数日のRNZ記事を読むと、パプアニューギニアでの新型コロナ感染者数が増加傾向にあるように見えます。

例えば、
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/437473/in-brief-news-from-around-the-pacific

昨日のニュースですが、コロナ関連で2名(49歳男性、60歳男性)が亡くなり、これまで14名が死亡。

先の土曜に20名、日曜に21名、月曜には49名の感染が確認され、月曜の49名中31名がブーゲンビル自治州とのこと。これまで累積感染者数は1365名にのぼります。年末には900名台でした。

フィジーの場合は水際対策、感染者の行動追跡を徹底的に行うことで市中感染を防ぎ、今では300日間感染者が出ていないなど、上手く封じ込めています。

一方、パプアニューギニアは規模が非常に大きな国であること、水際対策にが限界があること、インドネシアの西パプアと陸で国境を接していることから、市中感染を抑えることはかなり難しいのではないかと思います。

感染者数については、検査数次第という面もあるはずで、症状が現れた人を検査しているのか、感染者の接触者可能性のある人を検査しているのか、感染者が表れた集落を対象に検査しているのか、いずれにせよ検査数が増えれば感染者数も増える状況のように思われます。

パプアニューギニアでは、これまで比較的感染拡大を抑えてきた印象ですが、その反動か、世界での動きから半年以上遅れた感染拡大の動きが表れ始めているようで、注視していく必要があるかもしれません。
マーシャル国境検疫で初のコロナ感染者判明(2名) [2020年10月29日(Thu)]

ハワイからマーシャル諸島クワジェリンに到着したマーシャル国民2名が新型コロナ陽性と判明したとのこと。政府フェースブック

PCR検査ではなく、抗体検査の結果とのことで、1名は既に7月にコロナに感染していたとのことで、現状が再び感染し、他者に感染を広げる可能性があるのかどうか確認中、もう1名は感染歴がないため、確定作業中のようです。

ソロモン諸島でも在留国民の帰国で感染者が見つかっていますが、各島嶼国では今後もぽつぽつと国境検疫で感染者が判明するのだろうと思います。

蚊を媒介して感染が広がるデング熱の場合でも流行が収まるのに年単位の時間を要し、時折インフルエンザが流行するマーシャルの場合は、一旦コロナが国内に入り、市中感染が始まり、流行すれば、制圧にかなり苦労するかもしれません。

水際対策が重要な段階にあると言えるでしょう。
フィジー社会経済への新型コロナの影響−UN Pacificレポート [2020年10月06日(Tue)]

来年の太平洋・島サミットを考える上で、短期視点と中長期視点の現地社会経済への影響を踏まえることが重要だと思います。

これまで、ANZ銀行、ADBなどがレポートを出していますが、先月UN Pacific(フィジーにある国連地域事務所=正式名はUN resident coordinator officeかと思います)から出された「Socio-Economic Impact Assessment of COVID-19 in Fiji(フィジーにおける新型コロナウィルス感染症の社会経済影響調査)」(リンク先からレポートのダウンロードができます)が自分の感触に近いので、自分へのメモの意味も込めて、気になるポイントを残します。

まず、ざっくりとフィジーの社会経済指標(コロナ前, 2017)は次のとおりとなります。数値は、ADBのKey Indicator Databaseを参考にしています(https://kidb.adb.org/kidb/)。
・人口約89万人
・名目GDP約5200百万米ドル(約6,000億円)
・一人当たりGDP 5900ドル
・高中所得国
・政府支出約1400百万米ドル(約1,600億円)
・政府支出の対GDP比 26%台
・民間部門:観光、建設業、農業(砂糖含む)、林業、鉱業、製造業(衣料など)、漁業、ミネラルウォーター(産業ではないですが)


今回のUN Pacific レポートで気になった点は次のとおりです。ここでは短期視点のみ書きます。

まず、コロナ前の経済。
・観光部門:GDPの38%に相当
・経済成長率:2018年3.5%(20年で2倍のペース)、2019年1.3%(災害の影響等)
・債務比率:GDP比65.6%(2019)*非常に高いが対外債務は13%と低い。

コロナ後の経済予測
・2020年GDP:21.7%減
・債務比率:GDP比83.4%(2021年7月まで)*極めて高い。

緊急経済対策(外部からの資金調達)数字はGDP比
・フィジー 8.7%
・マーシャル 3.1%
・パラオ 2.4%
・トンガ 5.3%

新型コロナの雇用に関する影響
フィジーでは求人広告数を景気動向を把握する指標の一つとしています。これが、フィジー準備銀行によれば、前年比48.8%減。大きな景気後退といえます。

貧困率(コロナ前)
フィジーは高中所得国であるので、1日あたり7.1フィジードル(約360円)を貧困線としています。

全体 24.2%(2019)(2002が39.8%、2015が28.4%と改善が続いていた)
都市部 16.76%
村落部 31.9%

貧困率(コロナ後)UN Pacificでは4つのシナリオがあり、予測幅は次のとおり。
全体 26.5% 〜 37.5%
都市部 19.3% 〜 28.8%
  村落部 33.8% 〜 46.3%


大昔、2008年頃、UNFPA地域代表がマーシャルを訪問し、マーシャルの貧困率について説明したところ、当時のマーシャル政府は、大統領、閣僚、議員、政府職員に至るまで「マーシャルには貧困は存在しない。彼らは島嶼国のことを何も知らず数字だけ見ている」と憤慨したことを思い出します。

地域コミュニティの繋がりが残っている小島嶼国では、相互扶助の文化があり、収入がなくとも助け合い生活していく文化があります。また、村落部(マーシャルの場合は主に離島部)では、現金収入よりも自家消費の経済活動が主であるので、収入の数値に反映されないというところがあります。

フィジーの場合、インド系、先住民系、都市部、村落部でやや見方が異なってきます。

都市部は観光業が壊滅的であるので民間部門は大きく縮小していると思いますが、政府機関・地域機関・国際機関関連の労働者が多いため、貧困率悪化はある程度抑えられます。

景気のいい時には、村落部から特に先住民系のフィジー人が都市部に出てきますが、景気が悪化するとこれらの人々が生活できなくなります。村落部では相互扶助で生活できますが、都市部ではお金が必要であり、故に犯罪が増え、治安が悪化する可能性があります。このコロナ禍でそれらの人々が村に戻るのか否かが気になるところです。民間部門のインド系住民の生活については、国内消費の下落幅次第だと思います。

村落部では、農業・漁業ができていれば、貧困率が低くともある程度生活は維持できるでしょう。また先住民系の村落では、伝統的な繋がりもあり、景気に関係なく、生活は維持できます。一方、村落部のインド系住民は、そのような確固としたセーフティネットが無いので、厳しくなる方々が増えるかもしれません。

今後、より実態に近い、各国の社会経済指標が出てくるでしょうから、国レベルの関係で言えば、各国の経済構造、政府財政、債務健全性悪化などを踏まえ、状況に合致する協力が求められるのではないかとい思います。
ソロモン諸島陥落...新型コロナ [2020年10月03日(Sat)]

リンクが貼れないのですが、The Solomon Islands Heraldが本日、公式ツイッターで、ソロモン諸島で初の新型コロナ感染者が出たとのニュースを報じました。

フィリピンから帰国した学生とのことです。

まずは感染拡大が無いように、しっかり隔離し、接触者、感染判明までの行動追跡、必要であれば追加隔離、ということになるのではないかと思います。

仮に市中に広がることになれば、重症化した際の対応は難しいだろうし、国内治安に影響する可能性があると思います。

これまでフィジーとパプアニューギニアでは感染者が出ており、フィジーは管理できており、パプアニューギニアは大きな国なので爆発的な拡大を抑えつつ対応しているようです。

医療レベルの問題があり、生活習慣病・肥満が多く、コロナフリーを維持しなければならない島嶼国は、緊張感を持って、今回の推移を見守るのではないかと思います。

確かなのは、感染拡大地域との人の往来にはリスクが伴い、自国民を帰国させるという限られたケースでもリスクがあること。

今回は、追跡可能な人数だと思うので大丈夫だと思いますが、人数が増える入国緩和には事前の準備が重要だと思います。
コロナフリー国間の渡航・観光再開に何が必要か。 [2020年06月11日(Thu)]

先日、フィジーとニュージーランドが、コロナフリーに至ったとのエントリーをしました。

例えば、日本であれば、既に現役のウィルスキャリアが何人もいるし、感染者が入国し、国内を移動したとしても、感染爆発を防げれば、(確かに問題となるし、医療従事者の負担は減らないことになりますが)対応できるだけのキャパシティがあります。

問題は、島嶼国は、コロナフリー、感染者ゼロを維持しなければならないということです。

感染者ゼロを維持しなくとも良いとして海外から観光客を受け入れる場合→感染爆発を防ぐため、入国者の追跡能力と、国内での治療体制・キャパシティの強化が必要です。

感染者ゼロを維持する場合→感染者入国に備えて、入国者の追跡能力と、国内での治療体制・キャパシティの強化が必要です。


たとえ、現在コロナフリー国同士であっても、無症状感染者が検査をせずに存在している可能性があるため、渡航前の検査、入国時の検査が必要になります。より安全にするには、入国後14日間隔離しなければなりません。(その隔離期間14日間を隔離された土地(たとえば無人島)で観光できるということであれば、無駄にはなりませんが)


いずれの場合も、入国者の追跡能力が必要であり、国境開放後の観光バブルもあり得るとすれば、扱える数という意味でのキャパシティも必要になります。


別の見方をすれば、仮に日本企業に、人を追跡できる技術や製品があるのであれば、今後需要があるかもしれません。数としてはフィジーでは年間70〜80万人、トンガで10万人程度。地域全体では、年間200万人分あればカバーできそうです。

新しい技術があるのであれば、島嶼国側に提案し、試験的に小規模から始めても良いだろうし、世界でも珍しいコロナフリーの国々を実現する技術として、宣伝できるのではないかと思います。

そのような技術があるのか分かりませんが。。

例えば、地域共通規格を作り、GPSで追えるチップを、フェスでつける腕輪(布テープでもいい)に仕込み、国内滞在中は必ずつけるようにするとか。国内法で外した際の罰則を作るなどするとか。
安全か経済か、伊豆大島の場合 [2020年05月30日(Sat)]

多くの太平洋島嶼国も同じ状況で、日本ではどう対応していくのか興味があります。

ちなみに島嶼国では、フィジーのように自助努力や、台湾、豪州、NZ、米国、中国などの支援で、現地でPCR検査ができるようになった国があったり、感染者ゼロを維持している国がほとんどであったり、フィジーやパプアニューギニアでは感染者が見つかっても流行は防いでいる状況にあります。まだ、国境は基本的に閉じています。(ただ経済がもたない…)
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