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PIF事務局のALPS処理水に関するファクトシート [2023年02月06日(Mon)]

英語版と日本語版を読むことができます。

韓国、中国、ロシアに同調しているのだなあということと、PIF専門家パネルがIAEAを超える立場にいると考えているんだなあというのが率直な感想です。

日本が情報を出していないというのは、PIF加盟国はどう考えているんでしょうか。(自分は直接現地政府から聞きましたが、日本はしっかり情報を出しているという国もあります)

こういったものを掲載することについて、オーストラリア、ニュージーランドを含むPIF加盟国は承認しているんでしょうか。各国に確かめて欲しいところです。

まだまだ厳しい [2023年02月06日(Mon)]

今朝、ソロモン諸島政府の友人から連絡がありました。

ALPS処理水の海洋放出に関しては、政府として「核廃棄物の海洋投棄」と認識していること、すべての太平洋島嶼国は団結し反対していることなど、述べていました。

現状、相手側が得ている情報が不足しているならば、それぞれの国に正確な情報を丁寧にわかりやすく提供し、さらに現地メディアに対しても情報を提供する必要があるのかもしれません。

まだまだ厳しい状況にあると感じさせられました。
また来週 [2023年02月03日(Fri)]

今日は、日ミクロネシア首脳会談の結果を見てから、職場でこっそり1人泣いていました。というかなぜか涙が止まらず、誰も共感できる人もおらず。

特にこの2か月ほど、PACNEWSとALPS処理水に関する報道についてやりとりしていたのですが、PIFとは昨年4月頃からですが、日本の立場が劣勢で、悪者にされ、自分は大変悔しい思いをしていたし、勝手にプレッシャーを感じていたのかもしれません。


南側では、2週間ほど前にPIF専門家パネルが行った一般向けセミナーの結果、単純に言えば日本が不誠実かのような印象づけがなされて、PIF事務局は日本を域外国から外すといったような脅しをかけてくるなど(痛くも痒くもないが)、そういった状況でした。

夕刻、PACNEWSにパニュエロ大統領の共同会見での発言文を送り、職場を出ました。

政府でどれだけの方々が誠実に取り組んでいるかを思うと、また泣けてきます。

PIFは核実験と同列に扱っているふしがありますが、来週はPIF事務局と加盟国の首脳・閣僚1名ずつ、あと専門家パネルの何人かが来日するようです。

また来週も頑張りましょう。
SCMP記事(2/2付)フィジーのランブカ首相関連 [2023年02月02日(Thu)]

今朝配信されたSCMP紙記事にコメントが掲載されました。

https://www.scmp.com/week-asia/politics/article/3208767/fiji-pivoting-back-well-established-partners-australia-and-new-zealand-axing-china-security-deal
それなりの1日 [2023年01月30日(Mon)]

今日は体調管理のために代休を取りました。
頭痛と熱が出そうな予感があったのですが、とりあえず何もなく、部屋を掃除し、現地ニュースを整理確認しているうちに、体調は回復しました。

午前中はPIF事務局の友人とやりとりしました(彼らの気持ちもわかる)。PIF科学部会のメンバーには10年以上前から繋がりのある友人がいたり(彼らは真摯な科学者)、一方で日本はしっかりIAEAを通じたものも含めて一歩一歩取り組んでおり、悩ましいところです。

最も大切なのは、全ての国ではないにせよ、島嶼国側の懸念を丁寧に対話ベースで解消していくことだと思うので、担当の方々は大変な時期だと思いますが粘り強く対応していただくことで状況は良い方向に変化していくのだと思います。

PIF事務局も事務局だけでなく、1人でも首脳が同行するのであれば、強い意味を持つことが理解されているように思います(当然ながら)。

その後、フィジー新政権に関するブレーキングニュースをアップして、午後3時、洗濯物を畳んでいると、半年ぶりに海外メディアから島嶼地域に関して質問が届きました。

偶然にもまさにその時考えていた内容だったので、ひと呼吸置いてから、速攻でコメントをまとめ、英訳し、メールをいただいてから(明日中にとのことだった)2時間で回答しました。

先ほど連絡があり、歴史的背景がよくわかり謎が解けたと。記事に載らなくともそういった反応があると嬉しい。

そして予定より1時間遅れて走りに行き、無性に食べたくなった肉肉しいハンバーガーを食べ、1日が終わります。

まったく、休みだったのかなんなのかよくわからない1日でしたが、偶然もありそれなりに意味のある1日でもありました。
PIF事務局科学委員会による地域セミナー [2023年01月20日(Fri)]

PIF事務局では、科学委員会のメンバーを中心に、一般向けのセミナーが開催されました。

https://www.youtube.com/watch?v=5WbpkfllKao

核実験の話や、核廃棄物の話があり、ALPS処理水の話があるので、よくわからなければ核実験と同等の脅威があるように受け取られるのではないかと気になりました。危険な量の核物質を海洋に投棄するようなイメージ作りがされているようにも思います。

昨年末に紹介したPACNEWS記事では、100名以上の科学者からなる米国のNational Association of Marine Laboratoriesのポジションペーパーに関して報じられていましたが、今回の内容と共通しているのは、

・日本側のデータが偏向している。(数値に幅があるとして、問題とならないところだけを出しているといったニュアンスだと思います)
・ALPS(多核種除去設備:Advanced Liquid Processing System)の性能への懸念
・保存タンクのサンプリングの方法や統計方法の瑕疵

さらに今回はIAEAの調査に対する不満も述べられています。


これらを前提として、ALPS処理水は、核廃棄物と同等にとらえていると考えられているようであり、何十年先にどのような影響が及ぶかわからないのでやめるべきという内容でした。

日本側の取り組みが正しいということであれば、人に言わせると重箱の隅をつつくようなもののようです。

日本の復興庁や東電も、英語版で動画を上げているのですが、現地で見たことのある人はほとんどいないかもしれません。

https://www.youtube.com/watch?v=huMY0gTRa_M

https://www.youtube.com/watch?v=D1SpPUFGgHw

https://www.youtube.com/watch?v=VYyvwqpXhTw

https://www.youtube.com/watch?v=QckQYtHpWlU


科学者間の真摯な話し合いは、続けられるとして、ますます現地の一般市民に対する丁寧な説明が必要になっていると思います。おそらく、最初の段階から考え方が異なっていて、日本は処理した水の放出であるのに対し、現地は危険な核廃棄物の海洋投棄というもの(核実験と同列に語られるレベル)。このギャップを埋める努力が必要なのかもしれません。

それこそ、上記の動画のようなものを現地向けに流すとか、SNSにあげるとか。そうするとネガティブなものも含め反応があると思うので、さらにそれに対して丁寧に対応していくというのも必要なのかもしれません。これとは別に、日本に対し、日本を見下したり、脅したりするようなPIF事務局の姿勢については、毅然と対応してほしいです。

ちなみに、今日の現地のニュースでは、フィジーのランブカ首相がキリバスのPIF復帰を促すために豪軍の飛行機でキリバスを訪問したそうです。昨年末、現在の議長国フィジーは1月にクックに交代と聞いていましたが、今日の情報では3月に交代とのことでした。

PIFという枠組みは米豪NZが強化し、日本が離れていく感じがします。
PIFに関する昔話 [2023年01月16日(Mon)]

10年ほど前の昔話になりますが、PIF事務局との関係で次のようなことがありました。

PIFの枠組みでは、2005年にパシフィックプラン(その後、2014年の地域主義枠組み、昨年の2050戦略につながるもの)が出され、2009年にはケアンズコンパクトが合意されていました。特にケアンズコンパクト後、開発パートナーによる太平洋島嶼国への開発援助をより効率的で効果的にしたいという観点から、日本を含む開発パートナーに対し、開発援助データを提出するよう求めるということがありました。

当時は、豪州、NZが中心となり、一つのバスケットにすべての開発パートナーの資金をまとめて、PIFを中心に加盟国に配分するといったイメージがあったと思います。個人的には、これは日本の二国間ベースの開発協力に対する介入という印象を受けていました。

もっと言えば、1990年代から2000年代は、日本の援助が目立ちすぎたために、外交ツールではなく純粋に開発協力資金とさせたいといった空気感があったと記憶しているので、そういった背景もあったのかもしれません。

それで、10年ほど前のこと、ケアンズコンパクトに基づき(として)、PIF事務局が日本政府に対してODAデータを出すように求めてきたことがあります。求めてきたというよりも、要求で、上から「ODAデータを出せ」という態度でした。しかし、日本はPIF加盟国でもないし、域外対話国の義務でもなく、あくまでも開発パートナー側が協力するか否か判断できるものでした。

当時のPIF事務局は秘密保持があいまいで(現在は不明)、他の開発パートナーにも情報が共有されたり、他の開発パートナーが情報を出さずに日本の情報だけがとられるというリスクもあるので、PIF事務局向けにより詳細な情報を提供するというのは無理がありました。

日本はOECDにODAについて情報を提出しており、PIF事務局にはそこから情報を取るようにと回答したと記憶しています。


PIFという枠組みで加盟国以外の国と正式に外交ルートでやり取りする場合、PIF事務局長は議長国と密に連絡を取る関係にあるため、議長国の外交ルートでやり取りするというのが一つのやり方のような気がします。

現在の形
(太平洋島嶼国)−(PIF議長国)−(PIF事務局・事務局長)−(日本)

これを(PIF議長国の下には他の太平洋島嶼国が繋がる)
(PIF事務局・事務局長)ー(PIF議長国)−(日本)
                I
        (太平洋島嶼国・PIF加盟国地域)

と考えるのも一つのやり方のような気がします(議長国は国なので、国と国の関係で情報の扱いも信頼できるので)。

PIFの中心性は、PIF事務局の中心性をとは違うということかと思います。
14か国多い、、、。 [2023年01月12日(Thu)]

今日は、個別に連絡する必要があり、文面を変えながらパラオからニウエまで14の太平洋島嶼国各国にメールを送りました。全部で20通を超えていると思います。

今後、どれだけ反応してくれるかわかりませんが、仁義は切りました。
フィジー、新しい時代への過渡期か [2023年01月06日(Fri)]

PACNEWSが年末年始休暇に入っているため、ここに書いておこうと思います。

フィジーではランブカ首相の下、100日間の前政権レビューが進められています。一方で、ランブカ首相は野党フィジーファーストおよびバイニマラマ前首相に対して国を前進させるために、課題に応じて共闘するよう呼びかけていました。

野党フィジーファーストの方では、議会野党党首としてバイニマラマ前首相がSNSなどを通じて例えば新政権による政府職員の雇用や幹部レベルの進退に関わる動きに関して懸念を表明しています。脅されたというクレームも受けているとしてランブカ首相を非難する部分もありました。しかし、この発言は国内の人々の対立を煽るものだとして、与党側が反応しており、今日のランブカ首相の声明では、バイニマラマ前首相に対して証拠を出すよう要請し、証拠が出せないのであれば法的措置を行うと述べていました。

フィジーファーストNo.2のサイエド=カイユム前司法長官については、バイニマラマ前首相が同氏を憲法評議会メンバー候補としたことで、憲法規定(議員は政府の公職に就くことはできない)により議員資格を失いました。これを受け、バイニマラマ前首相はカイユム氏を取り下げNFPの前議員を推薦しましたが、時すでに遅し。カイユム前司法長官は議員資格を失った上、憲法評議会のメンバーからも外れてしまいました。

バイニマラマ前首相は、自身が議会で、カイユム前司法長官が議会の外から、新政権に対峙するとしていますが、カイユム氏はフィジーファースト党の役職からも離れる必要があるとのこと。これに対し、現地では、フィジーファーストは彼らが主導して作った2013年憲法の罠に自らはまってしまったという声や、カイユム氏が公的立場から徐々に離れるためにわざととった策略だという声もあるようです。なお、カイユム氏は、選挙後にインド系住民が被害にあっているといった虚偽の話を流布したとして、フィジー警察の参考人とされています。現在豪州に滞在中ですが、帰国次第、参考人として身柄が拘束されるとの通達が出ています。

3党連立政権は試行錯誤もあり、大臣により(19名が大臣)問題もあるようですが、一方で、最大政党としてゆったりと構えるとみられていたフィジーファーストが自壊し始めているかのようです。
サンドラ・タート博士の地域情勢に関する見解(2022/6/2) [2022年12月04日(Sun)]

この6月にフィジーのMaiTVに南太平洋大学のサンドラ・タート博士が地域情勢について話をしていました。

この3年間、地域情勢について意見交換はしていませんでしたが、自分の地域に対する見方がサンドラさんと近いところが確認できました。サンドラさんは自分がフィジーに関わり始めた2009年頃に先生の論文を読み、以降、交流が続いている自分の師匠の一人でもあります。情勢に対する見方が似ていて当然といえば当然。

全編英語ですが、サンドラさんお英語は聞きやすいです。

https://www.youtube.com/watch?v=nSrgYhMhFdE

今年の6/2は、ちょうど自分も公に話していた時期で、離れながらも同じような話をしていたみたいです。
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