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ミクロネシア生まれ? [2019年12月14日(Sat)]

昨日帰国しました。機内で2時間ほど眠れたので、調子も少し回復。ただ手はまだピリピリしています。
ミクロネシア連邦のポンペイでは、今回Joy Hotelさんに滞在しました。オーナーの鈴木さんも良い方だし、現地スタッフの方も優しく気がつくし、お陰さまで気持ち良く過ごすことができました。

そのJoy Hotelで、仲間を手に入れました。

ジャーン!

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スポンジー!

ミクロネシア生まれの天然海綿です。

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奥のクラフトも、数年前よりも質が高くなっています。つい沢山買ってしまいました。
人と繋がる喜び [2019年12月13日(Fri)]

夜10時に寝て4時起きの予定が、悪夢で0時に起きてしまい、もうすぐ3時半です。
疲労が溜まったり、寝不足になると、おそらく首と背中に影響が出て、肋骨と腕と手がピリピリしてきます。

昨日は、追加の作業が発生し、睡眠時間が2時間足らずで、今日も2時間。昨日は腕の痺れと不快感がギリギリの感じだったので、事務仕事をさぼりました(と言っても出張中の移動で元々限界がありますが)。今日このあと、どこかで眠れればいいのですが。


今回の出張で、マーシャルではランウィ国家警察長官に会いました。

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確かあれは2010年の会議の時だったか。自分がつけていたジバンシィのプレイという香水を気に入ったと言われたので、残りの香水をあげたことがありました。

今回それを思い出したので、プレイが店になかったので、同じジバンシィの似た香りの香水を個人的なクリスマスプレゼントとして渡しました。渡した瞬間にランウィさんも上記のエピソードを思い出していました。

また別の友人には、前回ちょっと揉めたこともあり、仲直りの印に、これも個人的なプレゼントとしてジョニ青。前回黒を飲んでいたので、ここは気合を入れて青。その友人もその違いがわかるので、喜んでくれました。



ミクロネシア連邦では、初対面でしたが、しっかり話を聞いてくれる方々がいました。

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環境緊急事態管理部のトニーさん。前日まで大臣代行を務めていたそうです。


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たまたまお会いしたポンペイ州土地所有権裁判所(?)のオリバーさん。教育・法律畑の方ですが、現地の伝承などを執筆されています。

またいつか。お元気で。


眠くなってきましたが、まもなく夜が明けていきます。

シャワーを浴びて、準備しないと。
ミクロネシア連邦ポンペイの方々の優しさ。 [2019年12月12日(Thu)]

今、午前3時。資料を作り、メールをいくつも送らなければならず、この時間になりました。
疲労が溜まっているものの、興奮してるので、もう一つ、ミクロネシア連邦について。


自分は小さい頃から、おばあちゃん子でした。いつだったか、自分が赤ちゃんのときによくおばあちゃんにお風呂に入れて貰ってたそうで、そのせいじゃないかと親には言われていました。

そのおばあちゃんは茨城県大子町出身で、自分が中学、高校のときに、当時同じ日立の家から歩って5分のところに住んでいたので、学校帰りによくそのおばあちゃん家に立ち寄り、おじいちゃんも一緒にお茶を飲んで話を聞いていました。相撲を観たり、水戸黄門の再放送を観たり。

当時、おばあちゃんの作る挽肉と細切れにした玉ねぎとニンジンを炒めたのを入れた特製オムレツが大好物でした。


一番記憶に残ってるのはその頃60代後半の時のおばあちゃんです。ラテン系の明るさで(性格が)、ちょっと日焼けして、手とかしわしわですが、すべすべしてました。

自分が2003年にマーシャルに行く頃には、認知症が出てしまい、自分の顔を見ても話しても思い出してくれませんでした。

2011年1月に93歳で亡くなりましたが、当時自分は財団でパラオ出張中で、看取ることができませんでした。あと、何が原因だったか忘れてしまいましたが休ませてもらえず、葬儀にも出ることができませんでした。家からの連絡が遅く、手続きが間に合わなかったのか。49日の時は休んで参列できました。



ときどき思うのですが、ミクロネシア連邦やマーシャルの女性、特に50〜60代の女性を見ると、何となくそのおばあちゃんを思い出します。

ミクロネシア連邦の女性と言ってもコスラエとポンペイしかよくわからないのですが、優しいし、基本的に明るいし、困った時の顔もそう。だんだん他人に思えなくなってきます。(気持ち悪いでしょうが、つい甘えそうになってしまう)


若い女性も優しい人が多い。あれ、男性も優しいか。

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ピーターさんと。女性との写真を撮れるほどまだ入り込めていないので…。


話変わって、先ほど書いたか忘れましたが、1月に就任されるポンペイの新しい知事について。

何と!新知事の父親はマーシャルの初代大統領アマタ・カブア大酋長の弟、母親はポンペイの酋長系だそうです。

初めてマーシャルとポンペイ両方の酋長系の血をひく知事ということで、マーシャルでは一部で話題になっていました。まさに「家族」であるので、1月の就任式にはマーシャルからも人が出席しそうだとマーシャルで聞きました。

ますますポンペイが気になります。

もっとミクロネシア連邦の方々と何かできる機会が増えればいいのですが、そうも行かないのかなあ。。。今回の出張でポンペイが好きになりました。(スリーピングレディで有名なコスラエは、10年前から好きです)


5月の出張と今回の出張の違いに今気づきました。5月の時はパラオでガツガツ仕事をしたあと、ポンペイ、マーシャルと移動しました。今回は反対に、マーシャルからポンペイに移動しています。もしかすると、この順番も今回の印象の変化に影響しているかもしれません。

さ。明日は7時起きで連絡待ちです。
ミクロネシア連邦ポンペイ州、温かい。 [2019年12月11日(Wed)]

今、ミクロネシア連邦ポンペイ州に来ています。
ミクロネシア連邦もパラオのように、日本には非常に熱く強い繋がりを持つ方々がおり、自分のような一見さんのような人間がブログに書くのもおこがましいのですが、記録の意味も込めて書かせてください。

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2年前に1泊だけ立ち寄ったのを除くと、前回5月が7〜8年ぶりの訪問でした。それから今回7カ月ぶりに来ました。

前回は非常に重く、混乱と息苦しい思いとが重なっていたのですが、今回は人が良く見えるのと、少し空気になじめた感じがします。

この変化は自分の目が開いたからなのか、天気のせいか、面会した方々の違いから来るのか、何なのかよく分かりません。この7カ月の間に何かあっただろうか?もしかすると、あれかな?

ただ今回もいろいろな理由で動きにくい空気があり、今朝までアポが確定せず、電話も繋がらないし、メールも届かないし、今回の出張は失敗か...と思っていました。

電話もメールも繋がらず、目的の機関の住所にはパリキールとしか書いていないし、人に聞いてもわからない。

今朝、それでも何とか動いてみようと、人にお願いして、首都パリキールに向かいました。

ところが、いつの間にか道が逸れて、いつか来たことのある風景になりました。

気づくと丘の上にあるピウスさんのお墓の方に向かっていました。

ピウスさんとは、8年ほど前に亡くなったピウス国家警察長官のことです。亡くなる前日、自分は出張でポンペイに来ており面会していました。その時、ピウスさんは出張帰りで、嫌な汗のかきかたをしていたのを覚えています。出国した後に急逝してしまったとの連絡が届きました。

ピウスさんは、本当に温かい人で、冗談も言い合えて、大変お世話になっていた方でした。

亡くなった後、数カ月後にポンペイに来る理由を作り、そこで家族に面会させていただき、お墓参りもさせていただいたことがありました。

今朝は途中で引き返しましたが、そこで何かこう、いろいろなことを思い出し、また何かが落ちたような気もします。ピウスさん。

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その後、無事パリキールに到着し、パリキールはそれこそ9年ぶりでしたが、こうスススッと記憶が蘇り、迷うことなく行くべき場所に着きました。

押しかける形は失礼なので、とりあえず滞在中に会えないかアポを取り付けようとしたのですが、直接話すことができました。

その他にも、コロニアで会うべき人に会いました。

途中、こちらのミスで問題が発生し、その場ではその人は許してくれたということもありました。しかし、一連の取り組みが終わった後、もう次に会う機会が無いかもしれないと思うと、このままじゃ帰れないと思い、名前だけを頼りに場所を見つけ、改めて謝罪しました。

すると、その人は、直接会いに来たことに対して、かえって感謝していただき、温かい言葉に救われました。


7カ月前、ポンペイというと「コントロール可能な混乱」という印象が強かったのですが、今回の滞在で、ポンペイの方々は欲が低く、責任感があり、手際よく仕事を進める人が多い、という印象に変わりました。

日本にミクロネシア連邦の根強いファンがいる理由が少しだけ分かった気がします。
ミクロネシア連邦議会 補選情報 [2019年05月25日(Sat)]

ペーパーレスの時代に逆らって、今度の出張のために、こんな用意をしています。

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ワークショップの際に、直接書き込む必要があったりするのと、現地でのコピーや印刷は費用も高いし時間もかかるので。。。

あとはプロジェクターと、念のため携帯プリンターと印刷用紙と。

路上で演奏していた時に機材を転がしていましたが、その時期と感覚的に変わらないような気がします。


さて。先日のミクロネシア連邦大統領選出の話で、地域の報道では空席となったポンペイ州とコスラエ州の4年制議員について、次点の人物が繰り上げ当選のように書いてありました。
実際は、7月2日に補選が行われるとのことです。


ポンペイ州では、クリスチャン前大統領が勝つかどうか注目されます。
ミクロネシア連邦議会 補選情報 [2019年05月25日(Sat)]

先日のミクロネシア連邦大統領選出の話で、地域の報道では空席となったポンペイ州とコスラエ州の4年制議員について、次点の人物が繰り上げ当選のように書いてありました。
実際は、7月2日に補選が行われるとのことです。


ポンペイ州では、クリスチャン前大統領が勝つかどうか注目されます。
在ミクロネシア連邦日本国大使館FBページ [2019年05月16日(Thu)]

昨日、パラオ、マーシャル、フィジーの各日本国大使館フェースブックのリンクを紹介しましたが、検索してみたところ、他の太平洋島嶼国では、在ミクロネシア連邦日本国大使館のフェースブックページがありました。

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昨日の3大使館も含め、それぞれフロントの写真にはこだわりがありそうです。

太平洋島嶼国でも、情報量が増大し、動きも速くなっています。そのような環境の中で、各国首脳、政府、閣僚、地域機関など、TwitterやFBなどSNSを通じて、どんどん情報を発信しています。

そのサークルに日本も積極的に加わり、公式と非公式の間の微妙な情報共有を進めると面白いかもしれません。


そういえば、ミクロネシア連邦でパヌエロ新大統領が選出された件について、米国務省は、その短い文章の中で、「人権の尊重」と「基本的自由」に言及しています。


そういうことなんでしょうね。

これから、ミクロネシア連邦は熱くなるかもしれません。
ミクロネシア連邦大統領 [2019年05月11日(Sat)]



5/11、新選出議員による初めての議会で、ポンペイ州のデービッド・パヌエロ議員が、議員14名による互選で、新大統領に選出されました。(ちなみにクリスチャン大統領の前のモリ大統領はチューク州でした)
政治体制については、外務省HPで。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/micronesia/data.html#section2

副大統領には、コスラエ州のヨシウォ・ジョージ副大統領、議会議長にはチューク州のウェズレー・シミナ議長が再選されました。

パヌエロ議員が大統領に選出されたことで、同州4年制議員選で次点であった、ピーター・クリスチャン前大統領が同州4年制議員となります。

ホノルルのイースト・ウェスト・センターで伺った話では、パヌエロ大統領は、またビジネス畑の人物だそうです。組閣や今後の政府職員人事がどうなるか気になるところです。

また、確か2011年ごろだったと思いますが、クリスチャン前大統領がまだ議員であった頃、同議員と他州議員が結束し、米国コンパクトの2018年の終了に関する決議を行ったことがあります。

新政権は、2023年9月末で切れる米国改定コンパクトの再改定交渉を担うことになります。個人的には、米国が共和党政権のうちに、道筋を決めた方が良いように思われます。

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米国コンパクトでは、仮にミクロネシア連邦が終了するというのであれば、国民投票が必須であるとしていますが、第1次コンパクトと比較して、現在のコンパクトには改定条項が見当たりません(見逃しているだけかもしれません)。

仮に、コンパクトが終わる場合、コンパクトは国の根幹に関わる条約であるため、安全保障を含む新たな協定が必要となること、米国ビザ免除特権がなくなること(現在米領にいるミクロネシア連邦国民は新たにビザを取得する必要がありますが、かなり厳しいでしょう)、米国の投入を中心に積み上げた信託基金の米国投入分の扱いが米国次第となること(最終的には総額500億円前後になると思います)、米国のODA対象国としては残る、などが考えられます。

1番は、ビザ免除特権が大きいと思いますが、今後、さまざまな話が出てくることとなるでしょう。

ともかく2023年10月以降の米国との関係を整える必要があります。仮に経済援助項目が終了となるとしても、コンパクトが継続する限り、ミクロネシア連邦国民は米国の準市民扱いであるため、さまざまな米連邦プログラムの対象となり、また米国の開発援助対象国となり続けます。この場合、政府職員給与の資金が不足するかもしれません。

あとは、外部の人間として、特に住民とともに何か協力するとすれば、ミクロネシア連邦政府は当然のこと、4つの各州知事それぞれとの関係構築も大変重要になります。

最近の現地報道では、ヤップ州で中国民間投資家がホテル建設の契約を履行しようとしたところ、土地使用期間が法令による規定を超えているということで、知事がこれを止めたという話がありました。

いずれにせよ、まずは今後3カ月程度、連邦レベル、各州レベルで、どのような動きがあるか、冷静に追っていく必要があるでしょう。
ミクロネシア連邦ポンペイ州 [2019年04月29日(Mon)]

2年少しぶりにポンペイに来ました。
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前回は、1泊のトンボがえりで、パラオで実施している地域密着型エコツーリズムの4段階のうち、1段階目を共有するためのものでした。

今回はいろいろですが、道を覚えていました。

ある協議先では、実に8年ぶりでしょうか、故ピウス連邦警察長官と彼が亡くなる前日に会って以来の場所に行きました。

今日は初めて会った人物でしたが、ピウスさんの思い出話から始まり、真剣にいろいろな話ができました。

やはり直接話してみないと、真実は見えないというとえらすぎるか、ニュアンスがつかめないことがよく分かりました。

こちらに到着したのが昨日の午後、アポが1つしか決まっておらず、半ば諦めていましたが、今日の昼には、ダダダダっと埋まりました。

宿に戻り、明日以降に備えてアイロンがけ。

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ガスリーじゃないけど、いつもと違うアイロンだと、クセも異なるので、慣れるのに時間がかかります。


アイロンをかけながら、先日書いたパラオの高所得国の話に関連して、小島嶼国の経済というものを考えてみました。

途上国の経済開発では、後発開発途上国(LDC: Least Developed Country)からの卒業が、一つの目標となります。

認定基準などは外務省やJICAの専門家による資料を探してもらうとして、ある島嶼国では、卒業したくないという話がありました。今もあるかもしれません。

LDCは一つの目安ですが、島嶼国では今でもGDPをよく使います(通常GNIですが、本国の人口が少なく、出稼ぎや海外在住者が多い島嶼国では、GNIにすると本国の実態から大きく離れた高い数字が出る可能性があります)。

GDPが高くなると、例えば、アジア開発銀行(ADB)で言えば、贈与(無償資金協力)の対象から外れ、ローン(借款)になります。またローンの利率が、譲許的な(大変な低利)から、2%を超えたりします。そのため、社会基盤が十分に整うまでは、GDPを上げたくない、上がってしまった場合は別のインディケーターで特別な事情を説明することになります。

その点、パラオはプライドがあるというか、潔いと思います。そのうち、高所得国としての責任など言い始めるんじゃないでしょうか。


一方、マクロ経済の観点から島嶼国をみると、あまりのボリュームの低さに、貿易投資の魅力もないし、将来性もないという話になりがちです。

しかし、ちょっと考えてみると、例えば人口約2万人強のパラオは、GDPが300百万ドルで、一人当たりGDPが1万4000ドルを超えています。

単純化するために、人口2万人、現在のGDPを300百万ドルとしてみましょう。

一人当たりのGDPの目標を、2万5000ドルにすると、GDPの目標値は500百万ドル(約575億円)になります。

現在300百万ドルですから、年3.5%の成長を維持した場合、8年で約400百万ドル、15年で約500百万ドルとなります。この規模の経済で、年3.5%の成長を続けるために、大規模な投資や資源開発は必要でしょうか。

数字だけを考えたら、GDPは付加価値の積み上げとも言えるので、原料の輸出ではなく、付加価値をつけた製品の生産、国内消費の活性化・国内サービス業の発展、外国からの訪問者へのサービスなどで、3.5%の維持は可能じゃないかと思います。日本みたいにある意味やり尽くしたというレベルにはまだまだ程遠い=伸び代があるし。

ただこの時に、大規模な市場を対象とした金額を考えると、無理だ、という話になってしまいます。

例えば、村落部のオババが、小麦粉を50ドルで買って来て、パンを焼いて、100ドルで売っていたとします。次に25ドルで牛乳と砂糖を買って来て、ミルクジャムを作って、ミルクジャムパンとして150ドルで売るような、小さな積み重ねが必要なのだと思います。オババはいろいろな種類のパンを売るようになります。

実際にフィジーのある村落で、フィジー準備銀行による、マイクロクレジットを活用した女性の起業支援プロジェクトが実施されていました。その成功例として、パンを売り始めたオババの話がありました。

最初は道端で売っていたものが、今では店舗を構え、車も所有するようになったとのことです。投資した側にも、利子を付けて返済されており、利益が還元され、また別の投資に使われていきます。

島嶼国の人口を踏まえれば、小さなことが大きな変化に繋がることだってあるのだと思います。
ミクロネシア連邦総選挙(3/5)結果 [2019年03月09日(Sat)]

先日、3月5日(火)、ミクロネシア連邦で国会議員選挙が実施され、先ほどミクロネシア連邦パブリック・インフォメーション・オフィスが「Certified Result」としてFBなどで結果を公開しました。

1.まず、基本情報を確認します。

ミクロネシア連邦は4つの州からなり、議会は次のように構成されています。

(1)全州区選出議員
・各州1議席、計4議席
・任期4年
・大統領・副大統領は、この4名の議員から14議員の投票により選出される。
・大統領、副大統領が選出された州は、議席を埋めるため、新たに議員が選ばれる(*副大統領については要確認)。

(2)選挙区選出議員
・人口により各州に割り当てられる議席数が異なる(概ね人口1万人に1議席)。
・チューク州5議席、ポンペイ州3議席、ヤップ州1議席、コスラエ州1議席
・任期2年

(3)大統領・副大統領の選出
・5月に実施。
・大統領、副大統領は、議会において、4年任期議員を候補に、14議員による投票で選ばれる。
・票の構成は、チューク6、ポンペイ4、ヤップ2、コスラエ2。
・大統領は議員以外から閣僚を選び、内閣を構成する。これまでローリン・ロバート外務大臣(長期にわたり)、マリオン・ヘンリー資源環境担当大臣は、大統領が変わっても大臣の任を続けている。
・チュークが1枚岩である場合、ポンペイがヤップ、コスラエをまとめないと勝てない。
・これまで紳士協定があると言われてきており、4年ごとに各州の4年任期議員が順繰りに選ばれると見なされてきた。

*モリ前大統領は、2011年の大統領選で2期目にチャレンジし、当選した。紳士協定破りという批判もあり、同選挙て対抗馬ピーター・クリスチャン議員と7対7の同数となったが、クリスチャン議員がこれを譲り、2期務めることとなった。
*前回2015年選挙では、当然クリスチャン議員が有力大統領候補とされていたが、米国に対する強固なものを含む、その率直な発言傾向から、同議員を警戒する声が国内外にあった。しかし、2015年4月頃に、モリ政権の現職閣僚の金銭に関わる訴訟などの動きが起こり、最終的にクリスチャン議員が大統領に選出された(訴訟は取り下げられ、同閣僚は地元に帰った)。
*モリ大統領(チューク州)時代、2010年頃、ポンペイの友人からは「次は我々だ!」との期待の声があったが、2015年に「ようやくポンペイに役割が回ってきた」ということとなった。

2.今回の選挙結果
4年任期議員のみ書くと下記の通りです。

(1)コスラエ州
Yosiwo P. George 副大統領 1,824票
Aren B. Palik候補 1,814票
→ジョージ副大統領が僅差で当選

(2)ポンペイ州
Peter M. Christian 大統領 6,716票
David W. Panuelo 現職 6,775票
→現職パヌエロ議員当選、大統領は議席を獲得できず、次期大統領選に出馬できない。

(3)チューク州
Wesley W. Simina 現職 15,941票
Eriano E. Eran 候補 3,356票
→シミナ現職議員、圧勝。

(4)ヤップ州
Joseph J. Urusemal 現職(元大統領) 2,371票
→対立候補なしで、当選


ここで次の大統領選に関心が移ります。
次の大統領が、2023年に切れる米国とのコンパクトの改定交渉に当たる重要な役割を担います。

クリスチャン大統領が出馬できないとなれば、もう一度、ポンペイ州ということは難しいかもしれませんが、候補は、コスラエのジョージ副大統領、大酋長であるヤップのウルセマル元大統領、チュークのシミナ議員、ポンペイのパヌエロ議員となります。

チューク8年の後、ポンペイ4年を経て、改めてチュークとなるのか。
初めてのコスラエ出身大統領となるのか。
ウルセマル元大統領が、もう一度務めるのか。
ポンペイがもう4年務めるのか。

独立の話がいまだに燻るチューク住民の不満を吸収するには、シミナ議員。
実務でも安定感があり、地域会議によく出ていたジョージ副大統領。
ウルセマル大酋長の場合は、コンパクト交渉は困難か、、、。
パヌエロ議員は悪い話を聞きません。同議員が大統領になればクリスチャン大統領は議席を獲得できる可能があります。

繰り返しになりますが、次の大統領は、米国とのコンパクト改定交渉を担当するという、重責を担います。

これから2カ月間の現地の情報・ニュースに、大統領選挙に直接関係ないものも含め、注目してみましょう。
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