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ヒルダ・ハイネ大統領ご一行と。 [2024年03月11日(Mon)]

本日3月11日、マーシャル諸島のヒルダ・ハイネ大統領ご一行とランチミーティングを行いました。大統領の他に、アレックス・ビン駐日大使、ジョン・シルク大統領特別顧問、エンマ・カブア=ティボン大統領府首席補佐官が参加されました。

我々笹川平和財団は、笹川陽平日本財団会長・笹川平和財団名誉会長・WHOハンセン病制圧親善大使、角南理事長、阪口常務・海洋政策研究所所長、そして私でした。

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ちょうど数日前に第三次コンパクトが米国議会で承認され、バイデン大統領の署名で法制化されたタイミングであり、今後数か月、数年間の協力について意見交換を行いました。

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笹川会長は2019年以来のヒルダさんとの対面でした。

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角南理事長は初めて。

私の方は、昨日、短いパラオ出張から戻り、今日の昼食会。今日の東京はとても良い天気でした。

明日からまた出張です。
マジュロ [2024年01月25日(Thu)]

昨晩、マジュロに到着しました。ポンペイ、クワジェリンで調整があり約1時間の遅れ。グアムを午前8時に出て、マジュロ着が午後8時。10時間。
今回は現在実施中の海上保安庁モバイルコーポレーションチームによる初のマーシャル諸島における現地海上保安能力強化訓練と地域密着型エコツーリズムが目的になります。

一方で、昨晩から日本とパラオと連絡調整をしていたため、今朝早く目が覚めた時、自分がどこの国にいるのかわからなくなりました。

ミクロネシア連邦と同様に、マーシャル諸島との7年越しのやり取りの結果、ようやく現地訓練が実現しました。

最初ということもあり、お互いを知ることが最大の目的としていたのですが、その準備過程で、ミクロネシア連邦側も、マーシャル諸島側もどんどん本気になり、予想以上の内容になっています。

モバイルコーポレーションチームの皆さんには負担が増えましたが、それを淡々と受け入れしっかりと対応していただいているおかげで、相手側に充実感が漂っています。

訓練はまだ続きます。
マーシャル政治情勢 [2024年01月10日(Wed)]

1/2にヒルダさんが大統領に選出され、昨日組閣が行われました。第一印象として小粒感は否めませんが、その分、伸びしろは大きいと思います。
1/2の話ですが、議長、副議長の選出ではそれぞれヒルダ支持側が18対15で勝ち、大統領選出では17対16の僅差となりました。

この数字について、一見ヒルダ支持が不安定に見えますが、これは自分の妄想の範囲ですが、もしかすると大酋長のカブア大統領に恥をかかせないための動きだったようにも思えます。

今回の選挙の流れでは、前政権側の次世代グループであったキャステン・ネムラ元大統領(ノートに近い)、アルフレッド・アルフレッド・ジュニア元大臣、ケネス・ケリー議長が落選、クリストファー・ロヤック元大統領(今回息子が当選)とジーべ・カブア元駐日大使が引退。大ベテランのジョン・シルク元外相も落選しました。

さらに11月の総選挙後、大統領選出の多数派工作の時期である12月半ばに、マーシャルの市民権を持つ中国人から贈賄を受けたとして、いずれも前政権側のケーサイ・ノート元大統領(選挙では当選)、マイク・ハルフェティ議員(選挙では当選)の2名について、米国政府が米国への入国禁止措置を行ったとの現地報道がありました。

したがって、上記の票差以上の状況にあるように見えます。

全体を見ると、ルーベン・ザカラスの息子、マタラン・ザカラスの弟など、20年前の議員の後を継ぐものや、エボンでジョン・シルクを破ったマリー・ミルネ女史など、今後10年、20年とマーシャル政治を担う人たちが当選し、また、前政権側のキトラン・カブア元外相は人気があります。

もう1〜2回、混乱があるかもしれませんが、この20年の動きを俯瞰してみると、着実に未来に向かっていることがわかります。
マーシャル諸島:ヒルダ・ハイネ大統領誕生! [2024年01月04日(Thu)]

1/2のマーシャル諸島議会で昨年11月の選挙で選出された議員33名による投票が行われ、ヒルダ・ハイネ元大統領が17-16の僅差で現職のカブア大統領を破り選出されました。
内部のメモとしてでしたが、その11月の結果、期待通り3分の1が入れ替わり、また次世代として期待されていたキャステンやケネス・ケリーなどが落選し、ヒルダ支持復活の予測をしていました。ただ復活の場合にはもう少し票が開くと思っていたので、ギリギリの攻防だったことは予想外でした。

2007年から続くマーシャル政治のある意味混乱期ですが、1.東側の自由民主主義的なラタック諸島(伝統的権威含む)と西側のクワジェリンを中心とする強い伝統的権威側のラリック諸島(クワジェリンのリがある方と覚える)、2.伝統的権威と現代の自由民主主義、3.抗米と親米、4.新世代と古い世代、といった要素が絡んで複雑化していました。

大きく見ると、カブア政権は西側クワジェリン主導の伝統的権威を背景とした政権で、反米までいかないまでも対立しすぎる傾向があり、政策も事象に対処するもので中長期ビジョンがないという声も現地にはありました。12年ほど前に新世代として期待されていたキャステンらは、古い世代に染まり、自己利益のために走るようになり、落選しました。

前回のヒルダ政権は、当時健在だったイマタ・カブア大酋長の権威の影響を受けざるを得ませんでしたが、今回はそういったものはなく、当時閣僚となりヒルダ大統領の指示に従わず自己利益に走っていた人たちは下野しました。

直観では、ヒルダ政権は新しい世代を含む新しいUDP(かつて伝統的権威の政権を倒したケーサイ・ノートが率いた民主的な政党)のように見えます。

さらに今回の選挙ではヒルダさんを含め女性4人が当選しました。

誰か1人が寝返れば不信任案が通るような僅差ではありますが、挙国一致の将来ビジョンを持つ政権になってほしいと思います。
マーシャル総選挙 [2023年11月24日(Fri)]

11/20、マーシャル諸島で33議席を争う総選挙が行われました。各環礁が選挙区として議席が配分されています。
病気などにより現職数名が引退したことも影響していますが、現地マーシャル・アイランズ・ジャーナルによる途中経過を見ると、3分の1程度が新しい顔ぶれになる可能性があります。

最も驚いた点は、ジャルート選挙区(2議席)で、現職のキャステン・ネムラが4位に沈んでいるところ。
少しずつ記憶が [2023年08月16日(Wed)]

今日はハイネ教育大臣と学校運営コミッショナーのカンジさんとの会議がハイライト。
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左から大臣、自分、コミッショナー

ハイネさんは16年ぶり、カンジさんはおそらく20年ぶり。今、予算国会中ですが、わざわざ抜けて会いに来てくれました。

いろいろ話をして、将来に繋がりそうなものがいくつかありました。ただ11月が選挙で新政府が1月なので、具体的な話を進めるのは選挙後が良いと思っています。

大臣は選挙のことは関係なく、継続性を考えてカンジを引き合わせてくれました。


会議後には偶然サシミが。
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サシミは2008年以来だと思います。当時、内閣府の青少年招聘プログラムで日本に送った8人のグループの1人。現在は教会の牧師でマジュロ市職員と誰かに聞いた気がします。ちょっと見た目が変わっていましたが、パッと思い出して「サシミ!」と声をかけると本人でした。

このレストランの従業員にはマーシャル高校時代の教え子がいました。昨日訪問した環境保護局ではやはり元生徒がいて17〜8年ぶりで「私の名前わかる?」と聞かれ「ヘザー」と答えると、正解は「ヘガー」でした。教員時代は300人以上いた教え子全員の名前を覚えていたのですが、惜しかった。それでも、マーシャル語を含め少しずつ記憶が戻ってきているようです。
期待 [2023年08月15日(Tue)]

今日もマジュロ。

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あの音楽が脳内再生されるのは昭和の人


昨日書いた台湾によるオーストロネシアフォーラムは明日が初日とのこと。

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文化担当閣僚クラスフォーラムとのこと。

参加国・地域は、台湾の他に、マーシャル、パラオ、ナウル、ツバル、パプアニューギニア、フィリピン、インドネシア、マレーシア、米、豪、NZ、ハワイ、グアム、北マリアナ。興味深い枠組みです。

今日は4件対面の会議がありました。ハイライトは15〜6年前からの友人で2019年以来の海洋資源局(MIMRA)のフローレンス。

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フローレンス、ベネディクトと。

自分が実際に現地の人たちと現地で直接活動しているのは海上保安と地域密着型エコツーリズムですが、フローレンスと話をしてマーシャルにおける全体像が見えてきました。

驚いたのが10数年前、自分がマーシャルから離れた頃にまとめられた国の将来ビジョンがあるのですが、それに基づきこの3〜4年でさまざまな政府部門やNGOが具体的な活動を進めてきていること。世銀、SPC、UNDP、米豪NZ日本台湾も、結果的にかもしれませんがそのビジョンに沿った協力を行っています。

マーシャルでは10年前がそんなに昔ではないといった時間の流れというか感覚がありますが、それが良い意味で将来ビジョンに命を吹き込んだようです。

海保に関しても地域密着型エコツーリズムに関しても基盤となる現地の構造がパラオとは異なりますが、人の気質の違いによるのかマーシャルの方が進んでいる面がいくつか見つかりました。既に彼ら自身が自ら考え、粘り強く取り組んでいることが多いことがわかりました。

マーシャルの場合は個々のレベルではお金を稼ぐという考えが優先されずシェアする社会であることが違いを生んでいるのかもしれません。パラオの場合は活動の対価がすぐに求められがちです。

コロナ前で言えば、パラオは民間経済が発展している一方でマーシャルは非常に民間部門が小さく、概観すればGDPの政府部門対民間部門が、パラオが1:2のところマーシャルは2:1(もっと政府部門が大きいかも)で、そういった違いが影響しているように思います。

さてフローレンスとの話では、
「シーパトロール行った?」「警察長官と話した」
「商業産業観光局行った?」「行った」
「文化資源保護局行った?」「行った」
「環境保護局行った?」「行った」
「外務省行った?」「外務次官と話した」
「官房長官に会った?」「会った」
などと、彼女が会うべきと言った人たちには既に会っていたので、勘が当たっていたことに安心しつつ、それなら話が早いとより深い意見交換となりました。

今はマーシャルの選挙前なのでできるだけ政治家には会わないようにしているのですが、逃げ切れるかどうか。
マーシャル外務貿易省 [2023年07月14日(Fri)]

7/12、マーシャル諸島外務貿易省を訪問し、アンジャネット外務次官、クラレット事務官と話しました。クラレットさんは今年のミス・マーシャル諸島でもあります。
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アンジャネットさんは、15〜16年前から知っていましたが、自分がマーシャルでの任期が終わった2009年から2021年までメールは10回もなかったと思います。

15〜6年ぶりに対面で会ったのがこの5月のことで、それでもかつて事務官と専門調査員の関係で走り回りいろいろな課題に取り組んだ印象が残っているのか、覚えてくれていました。今回、再会でき、より深い話ができたように思います。
ソルトゥートゥ [2023年07月12日(Wed)]

まだマジュロです。

すべての予定を終え、帰りしなに現地の協力者に「欲しいアミモノがある」と伝えると、今まで知らなかったアミモノ屋さんに連れて行ってくれて、欲しいものをたくさん買うことができました。パンダナスの葉を丁寧に処理して、おばばがひとつひとつ丁寧に編んだものです。
車に戻り、ふと思い出し、「ソルトゥートゥ」が食べたいというと、今まで知らなかった現地のお店に連れて行ってくれました。

まるで宝箱。ソルトゥートゥ、しかもトビウオ。トビウオのソルトゥートゥが一番美味しい。

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ソルトゥートゥは新鮮な生魚を塩漬けしたもので、そのまま食べます。

長年夢見ていたトビウオ(jojo)のソルトゥートゥ。食べながら、もりもり食べてる猫になった気分でした。もう思い残すことはありません。

他にも、
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ピナーナとか。

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メ(パンの実)のチップ。

このお店は宝の山です。凄く興奮しました。
マーシャリーズ・タイム2 [2023年07月11日(Tue)]

今年はマーシャルは選挙の年であり、あまり目立った行動をとらないようにしていますが、先ほどキャステン・ネムラ元大統領とクリストファー・ロヤック元大統領に偶然会い、挨拶しました。5月の訪問時には、ヒルダ・ハイネ元大統領と偶然会って挨拶しました。
現在のマーシャルの選挙は、強い対立軸がなく、家族関係により決まると言われています。そのような中、国の発展段階を一つ挙げるために、これらの人々が結束できないものかなどと思ったりします。


今日は国家警察長官に会い、いろいろ話を聞きましたが、昨日のイベントについて「6時と言われていったけど、9時になっても始まらなかった。」「マーシャリーズ・タイムを思い出した」と伝えたところ、「6時と言われたら10時に行くんだよ!」と言われました。

まだまだ甘かった。

一方、昨日のイベント主催者に聞いたところ、帰宅が午前4時だったとのことで、先に撤収した自分の判断は正しかったようです。
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