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«日本に来ることはインセンティブにならない。 | Main | 第8回太平洋・島サミット開幕!»
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インクルーシブかエクスクルーシブか? [2018年05月18日(Fri)]

17日、都内で、河野外相主催の第8回太平洋・島サミット レセプションが開かれました。
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今回、自由で開かれた海洋ということで(とは言われていませんが)、仏領ポリネシア(タヒチがあるところです)とニューカレドニアが加わりました。独立国の首脳が、未独立地域の首脳と同じレベルでいいのかという議論もありましたが、考えてみると、国家承認していなかったクック諸島とニウエが、PIFのメンバーであることから参加していたので、その文脈では矛盾はありません。

よく見てみると

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旗が右からナウル、フィジー、トンガ、FLNKS(カナック社会主義民族解放戦線/ニューカレドニア先住民族独立派)、フランス、EU︎、バヌアツ、オーストラリア、パプアニューギニア、パラオ、日本が並んでいます。

フランス領が参加したことで、FLNKS、仏領ポリネシアに加え、宗主国のフランスとフランスがメンバーであるEUの旗が加わりました。議論の内容はフランスとEUにも開かれたことになるのでしょう。

今年の1月末に笹川平和財団でカッティングエッジ・シンポジウムを開催しましたが、最後の議論内容が島サミットの進化でした。

自分は2〜3年前の感覚で、太平洋島嶼国14カ国と日本の枠組みを作るべきとしましたが、島嶼国側の反応は、スーッと潮を引くように無口になってしまいました。

彼らはこの2〜3年で、特に国際社会で堂々とリーダーシップをとっており、オーストラリアやニュージーランドが同席しても気にしなくなっていました。

世界的な動きで言えば、昨年10月に中国の習近平国家主席が2期目に入ってから後、ステージが変わったと思います。

太平洋島嶼地域に目を戻すと、太平洋島嶼国の主権国家としての自信と自立、旧宗主国の関与強化、未独立地域の地域マターへの関与意思、などの変化が進んでいます。

これを踏まえた時に、すでに排他的な考えは時代遅れであることに気づきました。

で、自分が考えていた島サミットのもう1つの進化の方法は、包摂的、インクルーシブにし、課題解決に実際に取り組むために、関係する島嶼国、未独立地域、地域機関、旧宗主国を巻き込み、日本のリーダーシップで包み込んでしまうというものです。

日本は海洋国家で島嶼国かつ旧宗主国とも近い先進国という独特な位置にいます。

おそらくこれらの国々と地域と旧宗主国を包める(上から被せるのではなくマティスのロンドのように輪を作る感じ)のは日本だけでしょう。

明日あさってが、いよいよ島サミット本番です。各国とPIF事務局の事務方は、ほぼ寝る時間もなく、ギリギリまで首脳宣言の文言調整を行っている事でしょう。

サミットの成功を祈りつつ、今後まさに大切になる、島サミットの後に備えたいと思います。
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