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中国の経済戦略ツール(太平洋島嶼地域)1 [2018年03月10日(Sat)]

ここ数日、時間の許す範囲で、一部ですが、過去20年間の地域情報を調べなおしています。

ここでは少しだけ、中国の観光分野を利用した地域への影響力拡大戦略の一部を紹介します。

近年、パラオに対する観光分野を利用した中国の影響力強化が注目されていますが、今に始まった話ではないことがわかります。

15年ほど前、自分が太平洋島嶼国に関わり始めた時期、マーシャル諸島のコミュニティにどっぷり浸かっている時にすでに始まっていました。

キーワードは
・中台関係
・太平洋諸島フォーラム(PIF)
・南太平洋観光機構(SPTO)
・中国のADS(Approved Destination Status)

ADSとは中国政府が国民の観光目的先として承認しているステータス。

以前パラオが中国の渡航許可リストに載っていないため、中国観光業者はパッケージ旅行を販売できず、パラオの中国人観光客減少につながるとして、台湾との外交関係見直しなどの圧力がかかっているなどという報道があったあの話に関連するものです。

太平洋諸島フォーラム(PIF)は1971年のNZでのフォーラム(ナウル、フィジー、サモア、トンガ、クック、豪、NZ)から始まり、分野ごとに地域機関が作られてきました。

先日我々のシンポジウムに招聘した南太平洋観光機構(SPTO)はPIF観光大臣会合を経て、1983年に設立されました。ECが関わり、EUの開発基金(EDF)の対象機関にもなっています。

2001年〜2002年ごろ、EDFの終了なのか予算削減なのか、SPTOの財政状況に懸念が生じました。

(つづく)
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