バヌアツ南部に位置するタンナ島は、活火山ヤスやタンナ・コーヒー、世界一強いカヴァで有名な島です。
しかし、2015年3月サイクロン・パムの直撃では多大な被害を被りました。
今回は現在の現地の状況や、観光分野の視察を目的として訪問しました。
お昼過ぎポートビラからタクシーに乗ります。


初めて操縦桿を握りました(握っただけです)

途中Erromango島上空を越えていきます。小学校の時、世界地図に「エロマンガ島」と書いてあり、大騒ぎしてことがある人もいるのではないでしょうか?

タンナ島上空に入りました。
ポートビラからタンナまではセスナで1時間。
いくつか各国の援助の形跡がありました。

日本政府・JICAが供与した車両。コンディションは良さそうです。

中国の援助によるタンナ島、マレクラ島、道路改善・整備計画の看板。

オーストラリアも道路復旧を援助しています。

米国の援助も目立ちます。

これはユニセフが設置した避難テント。
道路改善は現在も進行中で、現地の労働者が作業を行っていました。看板は豪州、米国、中国のものが目立ちます。
村落部は通常の住居は木や草を使ったものが多く、サイクロンではコンクリート製のもの以外はほとんど吹き飛ばされたようです。

ヤス火山の麓の村にある観光客受け入れ施設。緑の屋根の建物はサイクロン後に建てられたもの。ソテツもサイクロン後に植え直したもの。
住居をすべて強靭化させることが現実的なのかどうかわかりません。住民の生活様式に影響するでしょうから。
一方、人々の命を守る避難所、道路、電気、水道のインフラ、本当に大切なものは守るという考え方、強靭な避難所に早めに退避する情報網(バヌアツは離島部でも携帯が通じる)とバックアップ、数日避難所で耐えられるだけの食料と水の確保がこれからも必要なのだと思います。
ポートビラでもまだ傷跡が残っています。

マーケットでは野菜が高いし(フィジーの3倍以上)、カヴァは品薄気味だそうです。