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ラピタ土器 [2017年10月31日(Tue)]

バヌアツ博物館(撮影可)で撮らせていただいた、3000年以上前のラピタ土器の破片です。

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見ていると興奮しませんか?

自分は小学生の時、近所の露頭に化石を発掘しに行ったり、近所の畑で縄文土器を発掘して、毎日泥だらけになりながら遊んでいましたが、これらの破片を見て、そのような忘れていた記憶を思い出しました。

さらにこれらの精細な模様を見て、当時の人々がトントントントンと丁寧に仕事をしている様を想像し、体が熱くなりました。

見ればみるほど素晴らしいデザインです。何か日本の遮光器土偶の模様に似ている感じがします。


ラピタの人々の後の土器は線描というのか、趣が異なります。

トンガにはラピタの人々が初めて上陸したとの伝承がある村がトンガタプ島北東部にありましたが、こちらバヌアツでは、いくつかの島で土器が見つかっています。博物館では、ラピタ文明の起源は東南アジアと紹介されていました。当時の海流はどうだったのでしょう。日本にもたどり着いたのでしょうか。


話は変わり、自分はこれまでいくつかの島嶼国に行きましたが、すぐに馴染める島と馴染めない島があります。

始まりがマーシャルで、かつてはマーシャル系日本人のように現地のみんなに言われるくらい馴染んでいたせいもあるのですが、例えばパラオやフィジーでは馴染むのに時間がかかりました。トンガやサモアもソロモンも時間がかかります。一方、キリバス、ミクロネシア連邦のコスラエなどは数時間でスッと馴染みました。バヌアツはキリバス、マーシャル、コスラエとは大きく異なるのですが、感覚的なものですが、何故かバヌアツには馴染みやすいです。人々の外部の人を許容する雰囲気のせいでしょうか。

ただ、一般の人々と政治にはギャップがあるのが悩ましいところです。

長くなってしまうので、周辺の島々や移住者などの話はまた後日ということで…。
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