CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

«政治の季節がやってくる? | Main | PIF総会の話…少しだけ»
プロフィール

塩澤 英之さんの画像
塩澤 英之
プロフィール
ブログ
最新記事
<< 2020年08月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
カテゴリアーカイブ
検索
検索語句
RSS取得
https://blog.canpan.info/spinf_shio/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/spinf_shio/index2_0.xml
トンガはどうか? [2017年09月17日(Sun)]

フィジーの政治のことを考えていたところでトンガを思い出しましたので、少しだけ書きます。
IMG_9475.JPG

引いて見ていると、トンガは社会実験の途上にあるのではないかと思います。

2006年に民主化運動が大きくなり、2010年に選挙制度が変わり、それまでの貴族代表議員9名、人民代表(平民)議員9名(平民が過半数を取れない)から、貴族代表議員9名、人民代表(平民)議員17名になりました。

大幅に変わりましたが、平民が過半数を取るには17議席のうち14議席が必要で、貴族代表から見れば、5人と組めば過半数になります。

先日、国王トゥポウ6世陛下が議会を解散し、平民のポヒバ政権は終わりを迎えることになりました。

10年以上前から財政面でも準備していたオセアニア・ゲームスの開催を取りやめたことが目立っていますが、他にも国際約束などについて、国内で十分な説明を行わずに、首相や閣僚が独断(のように見える)で決定していたことが少なくなく、国民や王室の信頼を失ったという話をトンガの友人から聞きました。

これを見ると、トンガにおいては、議会を完全に民主化し、平民主導で政治を行う段階にはなっていないように思われます。

王室や貴族なしには国内をうまくまとめられないということであれば、議会で貴族代表議員9名と温和に手を組める平民グループによる政権が現実的な選択肢になりそうです。

太平洋島嶼国で仕事をしていて、10年以上前から何度も耳にする疑問、「伝統社会が強く存在している国で、民主主義は有効なのか」「島社会に適した民主主義の形が存在するのではないか」。「選挙を行うことで、伝統社会の中で揉め事に発展する、伝統社会、氏族・家族社会に亀裂が入る」と言う友人もいました。

トンガは社会実験を続け、やがて何らかの答えを見せてくれるのかもしれません。
コメントする
コメント