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トンガーランギ [2017年07月25日(Tue)]

いろいろ話を聞いたり読んだりしてみると、ラピタ人と現在のポリネシアの人々の繋がりが分からないとか、ラピタ人と日本の縄文人に繋がりがあるのではないかだとか、ロマンがあります。
トンガで神話を聞いてみると、天孫降臨のような話があったり、例えば釣り針の話が海幸彦と山幸彦の話を思わせたりします。また女性が踊るときにつける冠が、古代の巫女やアマテラスオオミカミの想像図の頭に被っているものを彷彿とさせます。

言葉も、日本語(もしかするとやまとことば?)と東南アジアや太平洋島嶼国との間に似たものがあったりするようです。

文化のルーツが直接繋がっているのかはわかりませんが、海洋民族で太陽と月の動きが生活に密接に関わっていたことや、感覚的にしっくりくるところを考えると、人は似たような状況に置かれると文化が似てくるのかもなあと思ったりします。(海と生活が密接に関わると、潮の干満=月の満ち欠け、操船=星の位置、風、海流が大変重要な要素になるのでしょう)

人の埋葬の仕方はどうか(特にキリスト教や仏教などの宗教が入る以前)、人の死に対する考え方だとか、そこに違いはあるのでしょうか。

1800年代の日本の文献(南洋探検記?)(明治時代に、マーシャルに漂着した日本人が殺されたという連絡を受け(イギリスの捕鯨船が発見したような)、明治政府が現地に人を送った時の話)に、漂着した日本人は、アイリンラプラプ島で服と骨だけが見つかり、酋長が服を着ていて、人は食われたんだろうという判断でしたが(最初の日本人…)、環礁(幅100メートルもない細い土地)の陸地を歩き、ブッシュの中を歩くと髑髏がゴロゴロしていたり、食べ物が真っ黒になるほど蝿が多いなど書かれていました(戦った他の島の戦士の死骸をブッシュに捨てていたのかもしれません)。他方、マーシャルのもともとの大酋長の島であるそのアイリンラプラプでは、酋長の墓は今も残っているそうです。

バヌアツでもロイマタ(1600年ごろ?)の伝説があります。ロイマタは部族間の争いが絶えなかったエファテ島で、各氏族にルーツとなる動物をあてがったりして(サメとか鳥とか)(?)、平和をもたらしたという話と、ハット島に人身御供(名誉を持って)とともに埋葬されたという伝説がありました。ハット島は世界遺産に登録されていますが、以前から現地では周辺が禁漁域になっていたり、タブーの多い島になっているそうです。1960年代の発掘調査で、ロイマタと40数人(47?)の骨が見つかり、伝説が正しかったという話が、3年ほど前ポートビラの博物館にありました。

トンガでは、トンガタプ島(タプはタブーの意とタクシーの運ちゃんが言っていました)の東部、市街地から空港に向かう途中のラパハ村にピラミッド状の古代の墳墓があります。

IMG_8539.JPGIMG_8540.JPG

最初の王、トゥイトンガから続く王族の墓で全部で21基あるそうです。一番大きなものは5段あるとのことでした。それぞれに伝承があるそうです。

トンガに限らず、西洋社会や日本が入る以前の死生観だとか人生観だとか知りたくなります。


トンガのトンガタプから市街地に戻る途中、ホロガ村という村に2つのマウンドがあります。

IMG_8542.JPGIMG_8543.JPG

かつて、ムニマタハエという王様がそこに生えていたカヴァを引っこ抜いたらマウンドになったという伝承があるそうです。

和歌山県の橋杭岩の弘法大師の伝説や、自分の地元にある馬の足跡という海岸の岸壁近くにある大穴の八幡太郎義家の伝説など、当時の人が説明できないものには、何とか説明しようとしたのか、伝説がついている場合が珍しくないように思われます。

その伝説を知ることで、当時の土地の人々の考え方や感覚、文化的背景に触れられるような気がします。(日本も含め、人が定住して以降の歴史など、島ができて土ができた時間を考えると本当に短い。)

トンガでも、1つ1つ、伝説や遺跡を大切に残して欲しいですね。
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