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太平洋島嶼国に対する視点 [2017年06月03日(Sat)]

今週は近く予定しているいくつかのイベントに関して、正直「もうやめちまうか」と思うことが何度もありました。

自分は太平洋島嶼国に関わって14年になりますが、研究学会にもグループにも属さず、一匹オオカミというほど格好のいいものではなく、一匹のフルーツバッドのような立場にいるので、厳しい状況になる場合もよくあります。

今週は深い暗闇に落ちそうな状況でしたが、これまで様々な場面で議論したり助けていただいた方々の後押しがあり、何とか少し前に進める状況になってきました。昨日は休暇(休みの振替)でしたが、状況を見かねて、朝早くから今ハワイにいるパラオ人の友人がスカイプで連絡をくれ、1時間ほど話し、メールベースですが、この数か月音信不通としていた方々、パラオの古い友人から心強い連絡があり、結局、家や出先で朝から夜まで連絡を取り合い、岩がゴロっと動いた感触があります。

本当に、人の助けがあって、自分があるんだなあと、グッとくる一日でした。


今日のタイトルについてです。自分はこの14年で9年超太平洋島嶼国で生活し、現地政府、地域機関、国際機関、NGO、ビジネスセクター、教育機関、地域住民などと仕事をしていましたが、その太平洋島嶼国に入り込んで体感し実感した現実的な視点と日本国内の視点にギャップを感じることがあります。

単純化すれば、極端な日本側の太平洋島嶼国に対する視点というのは、
・太平洋島嶼国は小さく、人もおらず、自分たちで意見を言えない。
・経済力も小さいので、大国のいうことを聞く。
・大国が押せば、うなずく。
・太平洋島嶼国は自分たちで何もできない。
などです。

自分の視点の一部は次のようなものです。特にこの10年で大きく変わりました。
・人々は表に出さないが、自ら物事を決定することや自治権について意識が高い。誇りをもっている。
・懐が深い。
・財政や人材の制約の中で、大変スマート。戦略的。
・政府職員の国際社会における経験値が高い。
・住民と首脳、閣僚、有力者との距離が近く、国際社会への距離も近い。
・援助漬けに見えるところがあるが、これも自らの立場を下げることなく、スマートに立ち回っている。
・経済は悪くない。


書きすぎました。

単純化すれば、太平洋島嶼国は独立国であり、自ら意思を決定し、自治権に対する誇りを持つ。日本が大国だから、太平洋島嶼国は親日国だから、と言って、彼らの国際社会における立場や存続、意思決定について、押し付けるようなことは、絶対に避ける必要がある。だまし討ちもタブー。

何か国として協力を得るためには、フェアに、国と国の立場で丁寧に、説明や対話を行い、相手が納得できれば先方が自ら決定できるようなる、その段取りを踏まなければならない、そう考えます。当たり前のことですが、太平洋島嶼国各国を独立している主権国家として扱うということです。

日本は行っていませんが、ダークな取引、コラプションは、一時的には効果があるように見えますが、当然ながら、国の品位が落ち、現地の人々の国に対する評価が下がります。

もう少しわかりやすく書けるようになったら、また書けるよう取り組んでみます。

では、よい週末を。
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