率直さが求められる時代? [2017年01月19日(Thu)]
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1月20日(米国東部標準時)に行われるアメリカ大統領就任式が話題となっていますが、今日19日はパラオのレメンゲサウJr大統領2期目(通算4期目)の就任式が開催されています。
前回2013年のレメンゲサウJr大統領就任式は、台風ボーファ災害を受け、祝典色のない簡素なものだったとのことで、今回の就任式は8年ぶりにしっかりとした祝典が執り行われるのではないでしょうか。 「率直さが求められる時代?」と偉そうに書いてしまいましたが、フィリピンの大統領もトランプ大統領も、まどろっこしい説明や外交辞令、きれいごとではなく、本音をぶつける時代になっているように思います。 自分はよく太平洋島嶼国の政府の人であったり、首脳や閣僚であったり、政策立案者であったり、地域機関の人であったり、いろいろな人と仕事をしていますが、「島時間だからゆったりしてる」というのは間違いだと思います。 みな問題解決のために真剣に取り組んでおり、多忙であるため、失礼のない形をとりつつも率直にポイントを伝え、短時間でやり取りをしなければならない場合が少なくありません。みなさん時間をできるだけ取ってくれようとしますが、分刻みのスケジュールがなかなか許してくれません。 そのため、無理に時間を空けてくれたり、じっくり時間を取っていただく場合には、それだけでありがたい。 太平洋島嶼国ではこの10年でさまざまなドナー国、国際機関や地域機関、海外のNGOなどが関与するようになり、受ける側の国政府の方は、それぞれの会議(その前後の準備やまとめなどもある)や協議で、どんどんスケジュールが埋まってしまいます。 一方で、会議に出席するにはコストも時間もかかり(日本で開催する場合には2日間の会議でも4日以上の日程が食われてしまいます)、特にそれだけの時間をかけて参加する価値があるのか否かが重視されます。 次のステップ(実際のプロジェクト実施や資金調達など、、)につながらない、次のステップが明確でなかったり、単なる議論や報告書で終わる、いわゆる「会議のための会議」は優先度が落ちていきます。 話はずれましたが、今の時代は、自分の学生時代、いや10年前と比べても、あらゆる情報がすぐに得られるようになっており(情報の信頼度は別として)、情報量やスピードが何十倍にも上がってます。 歌で言えば2〜3分、映像で言えば15秒くらい、文章であれば5行程度が、いろいろな方にパッとキャッチしてもらえる目安なのではないかなあとも思います。 頭がその量やスピードにならされている面もあると思いますが、中身についても新聞やテレビだけではなく、SNSやマスメディアではない情報ソース(内容の信ぴょう性はともかく)、日本から見て海外の大手メディアの情報がインターネットから即時に得ることができるようになっています。また、時に新聞やテレビがネット情報を後追いしたり、我々が新聞やテレビの情報を疑うことができるようになってきています。同じ状況が太平洋島嶼国でも進んでいます。 このような環境の変化が、まどろっこしさやごまかしを否定し、率直さを求める空気ににつながっている気がします。 昨日、自分の英語の先生(米国人で民主党支持者)に、トランプ大統領就任についてちょっとだけ話を聞きましたが、興味深い点がいくつもありました。(これまでのメディアでの発言に問題があったといわれていることを理解している上での話です) ・まだ就任前なのでいろいろなことが言える。 ・閣僚には政治家でない人が多いが、スタッフはプロ。 ・ブッシュ大統領の2期目の選挙では、総得票数ではゴア大統領候補を下回っていたが、結果確定後は大きな反対はなかった。 ・アメリカの人々は大統領を選ぶときに政策を見て支持をする人ばかりではない。雰囲気というか個人的につながっている感覚、自分の考えを代弁しているような感覚が重要であったりする。 ・トランプ氏は、これまで政治に関係していたり関心があったり研究している人たちから見ると、「得体のしれない人」であり「個人的につながっている感覚」がないため、必要以上にネガティブな反応がある。 ・まあ、どうなるか見てみよう。 へえ〜(バンバンバンバン) |




