• もっと見る

«フィゲレス気候変動枠組条約事務局長が国連事務総長候補になるか? | Main | 国連機関の大洋州支援強化の動き»
タヒチでPLG臨時会合開催のニュース [2016年06月30日(Thu)]

ミクロネシアにはMIF(Micronesia Islands Forum)、メラネシアにはMSG(Melanesian Spearhed Group)がありますが、ポリネシアには2011年に合意されたPLG(Polynesian Leaders Group)があります。

それぞれの加盟国・地域は下記のとおり。

MIF:パラオ、ミクロネシア連邦、マーシャル、北マリアナ、グアム、ヤップ州、チューク州、ポンペイ州、コスラエ州(事務局はパラオ)。

MSG:PNG、ソロモン、バヌアツ、フィジー、ニューカレドニアのFLNKS(事務局はバヌアツ)。

PLG:サモア、トンガ、ツバル、クック、ニウエ、米領サモア、仏領ポリネシア、トケラウ(事務局はサモアの予定だったはずですが未設置。ポリネシアトライアングルということで、ハワイ、イースター島、NZがオブザーバーだそうです)。

キリバスとナウルは本来MCES(現在のMIF)の枠組みに入りますが、文書に国旗があるのは見たことがありますが、実質的に参加はしていないと思います。

そのPLGの臨時会合が仏領ポリネシアのタヒチで開催されたとのニュースがありました。第6回サミットは今年後半にあるようです(写真の右端に、レイアタウア前駐日サモア大使が写っています)。

「Polynesian Leaders group gather in Tahiti, focus on oceans and update on Paris Agreement 」
http://www.pina.com.fj/index.php?p=pacnews&m=read&o=63698750157744638e2162d8f8eec8
(6月29日付WIRES/PACNEWS)

昨年11月にパリで開催されたフランス・オセアニアサミット、COP21(パリ)のフォロー、今年のCOP22(モロッコ)の準備、来年6月にスバで開催される国連海洋会議の準備などをテーマとしていたようです。

しかし、個人的に気になったのはこれ。
http://www.radio1.pf/wang-chen-va-presenter-le-projet-de-hao-au-polynesian-leaders-group/

フランス語で良くわかりませんが、中国人投資家のWang Chen氏(Tian Ruiという会社)が、Édouard Fritch仏領ポリネシア大統領に会い、魚の養殖(年5万トン?)に関するプロジェクトが云々かんぬんと書いてあるようです。他のポリネシア諸国・地域に、中国の民間投資の機会を提供する意図があったのかもしれません。
コメントする
コメント