英国のEU離脱決定を受けた在フィジー高等弁務官のコメント [2016年06月29日(Wed)]
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在フィジー英国高等弁務官(大使)のコメントが報じられています。
「UK will continue to support Fiji despite BREXIT」 http://www.pina.com.fj/index.php?p=pacnews&m=read&o=6471858935772f32d7fa22c2c21c93 (6月28日付FIJI TV/PACNEWS) 「Delivery may change but aid to Pacific remains: UK」 http://www.pina.com.fj/index.php?p=pacnews&m=read&o=16893968135773502e39ae6e14b427 (6月28日付RNZI/PACNEWS) ざっと読んだところ、ポイントは以下のようなところでしょうか。 ・EUを通じたフィジーへの支援は変わらないが、変化はすぐに起こる。 ・EUを通じたフィジーへの支援額の15%が英国負担であり(EUへの拠出金割合と同じ)、これがEUの支援からのぞかれる可能性があるものの、EUと英国は、対フィジー支援について同じ考え方を有していることから、(EUを通じなくとも)対フィジー支援の英国負担は変わらない。 最初のものだと、英国がEUから離脱してもEUに資金を拠出しフィジー支援を続けるように見えますが、後者の方ではニュアンスが変わってきます。フィジーから見れば、援助が減ることはないという見解が得られたということかと思います。 自分が現地にいた期間、ときどきフィジーの民主化支援に関する相談などでEU大使館や英国高等弁務官事務所に行きましたが、やはり英国は「英国」としての考え方と色があり、EUはどちらかというとフランス系の雰囲気がありつつも大らかさが感じられました。フランス大使館では、よりフランスの文化的部分やニューカレドニア、仏ポリがあることから地域の一員というニュアンスがあったように思います。 |




