• もっと見る

«フィジーと西側諸国の軍関係再構築の動き | Main | 中国の台頭、米国と太平洋島嶼国のつながりに関する記事@»
バヌアツが南シナ海問題について中国の立場を支持(再掲) [2016年06月01日(Wed)]

5月30日に、このブログで「バヌアツが南シナ海問題について中国の立場を支持?」と書きました。自分の英語力不足と勉強不足で恥ずかしいのですが、記事を読み直したところ、ポイントが分かった気がしますので、改めて少しだけ書かせていただきます。

http://www.pina.com.fj/index.php?p=pacnews&m=read&o=14386837745746781c599aa94e9716

上記記事をよく読みなおしてみると、シャーロット・サルワイ・タビマスマス/バヌアツ首相は、「『中国による2006年の国連海洋法条約第298条に関連する宣言』を尊重している」と明確に述べています。この宣言は、「国連海洋法条約第298条に関連する選択的適用除外宣言」のことだと思われます。
また記事の中では、「国際法や(2002年にASEANと中国が合意した)『南シナ海における関係国の行動宣言』(DOC)を含む全ての合意に従い、友好的な協議と交渉を通して領有権問題は解決されなければならないとの立場を支持する」とも述べています。
自分がよくわからなかったのは、タビマスマス首相が「一方的な行動を認めているわけではない」ように読め、その一方的行動をとっているのが中国であると思っていたからで、実際はバヌアツにとって一方的な行動をとっているのは中国ではないということでした。
つまり、バヌアツは、「関係国が、過去の合意などに基づく協議や交渉を行わず、一方的に中国に対する法的手続きを取ることを良しとしない。中国の立場を支持する。」そういう記事でした。たとえばフィリピンがハーグの常設仲裁裁判所に提訴した問題などに対して、バヌアツが中国の立場を支持したということでしょう。

失礼しました。
 
この件に関しては、日本は直接の当事国ではないため、バヌアツの判断に日本は関係ないということになります。でも、嫌な感じです。
コメントする
コメント