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バヌアツが南シナ海問題について中国の立場を支持? [2016年05月30日(Mon)]

という記事が出ています。(記事タイトルは『?』無し)
http://www.pina.com.fj/index.php?p=pacnews&m=read&o=14386837745746781c599aa94e9716

最初の一行に、「バヌアツ政府は、南シナ海の問題における中国の立場を全面的に理解し支持するとの述べた。」とあります。

その後、バヌアツのサルワイ首相の発言として、「バヌアツは陸域や海洋の権益に関する主張は、歴史的文化的事実に基づかなければならないという原則を支持する」とあり、その先を読んでいるのですが、自分の英語力ではよくわかりません。

バヌアツは決して国際海洋法条約の原則に基づく相互理解、相互対話、友好的協議を否定しているわけでもなく、一方的な行動を支持しているわけではないように見えます。

「陸域や海洋の権益に関する主張は、歴史的文化的事実に基づかなければならない」、この部分が中国の主張を支持したということになっているのでしょうか。

先日の「フィジーが南シナ海における中国の立場を支持しない」というニュースの時も、フィジー側の発言は変わっていないのに、「フィジーが中国の立場を支持する」とニュースが流れ、それを訂正する形で、「支持しない」というニュースが流れました。

バヌアツは、やはり周辺国との海上境界画定交渉に粘り強く当たっていた経緯があるだけに、一方的な主張による南シナ海の状況を支持しているということに違和感を感じます。太平洋島嶼国の中でも、バヌアツが中国の支援を多く得ていたり、香港を含む中国からの観光や貿易投資関係が濃いことは確かですが、中国の援助も主なものは輸出入銀行経由のローンで、しかも利率が2%を超えるもので譲許的なものではないし、将来的に免責されるものでもありません。一方で日本からの支援もかなり大規模なものであり、日本との関係も良好なはずなので、今回のような報道には違和感を感じます。
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