コーストガード補足会議@FFA [2010年07月22日(Thu)]
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7月19日〜21日、ソロモン諸島ホニアラにある太平洋諸島フォーラム漁業機関(FFA)本部でミクロネシア海上保安能力強化に関連する実務者会議が開かれました。
↓会議風景1 ![]() ↓会議風景2 ![]() 会議にはFFA、豪州軍、パラオ警察、ミクロネシア連邦警察、マーシャル警察、ニッポン・マリタイムセンター、笹川平和財団が出席しました。 ↓参加者 ![]() 日本財団および笹川平和財団が表明している支援策に関連して、特に不法漁船の取り締まりに関する技術的側面に関する情報共有が主なテーマとなりました。多くの有益な情報を得ることができ、また自由な議論があり、支援策実現に向けて有益な会議となりました。 FFAは一般的にはあまり知られていませんが、太平洋島嶼国の排他的経済水域内の漁業資源、特にマグロ・カツオ資源の持続的利用・管理を目的として、1979年ホニアラに、太平洋諸島フォーラム(PIF)に加盟する14カ国2地域によって設立されました。この地域で漁業を行う船舶はFFAに登録し、さらに対象国との間で個々にライセンス契約を結ぶ必要があります。我々日本人の食の安全・安定にとって非常に重要な機関です。 今回の会議はFFAのイニシアティブで実現しました。FFAおよび駐ホニアラ豪州軍のホスピタリティに感謝です。 ↓FFA入り口付近 ![]() ソロモンの漁業に関連して1点訂正があります。 以前、6月の国際捕鯨委員会に関連して、ソロモン諸島は反捕鯨と書いたのですが、こちらで関係者に話を伺ったところ、商業捕鯨賛成とのことでした。ソロモンでは伝統的なイルカ(歯鯨)追い込み漁があるなど、鯨を食します。一方で、豪州・NZからの支援が非常に多いので、政府は対応に苦慮しているようです。また年会費約3万米ドルは、一般事務員の年収1,500〜3,000米ドルほどのこの国では非常に重い負担であり、それに見合う利益がなければ積極的に支払うことは難しいと感じました(補足:25歳以下の雇用機会は45%程度との数字があるとのこと)。 ↓ホニアラ市街(FFAから) ![]() |
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