パラオの干ばつ、フィジーの洪水3 [2016年04月05日(Tue)]
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気になるのでフィジーとバヌアツの現地気象局の画像などを添付します(時間はいずれも日本時間)。
今日午前6時ごろにフィジー気象局から出された衛星画像。 左から熱帯低気圧16番、14番(赤い丸)、15番。赤い丸の左端がバヌアツ、右端がフィジーです。これらの熱帯低気圧は画像の左から右(西から東)へ移動しています。厚い雲が確認でき、その下では相当な降水量であることが推測されます。この画像ではフィジーでは青空が広がっていますが、引き続き14番、16番がフィジーに向かっています。フィジーで大洪水が発生していますが、バヌアツでも大雨による被害が出ていると思われます。 こちらは今日午後1時ごろにフィジー気象局から出された降水量を表す図。 位置関係は、最初の図とほぼ同じになります。降水量が非常に多い部分が赤く示されています。 そして、今日午後4時ごろにバヌアツ気象局から出された図。 この図では中心がバヌアツ、南側にニューカレドニアという位置関係になっており、熱帯低気圧16番の今後の動きが予測されています。注意したいのは、バヌアツを抜けるころに、カテゴリー1のサイクロンに発達するとみられることです。カテゴリー1なので、風速は20m/秒でしょうか。これが西からフィジーに上陸しそうです。 サイクロン・ウィンストンは、東から西にフィジーを横断し、その強い風と雨、強い低気圧による高潮などが甚大な被害をもたらしましたが、今回の熱帯低気圧16番(カテゴリー1のサイクロン)は、洪水を引き起こしている15番、14番に続きフィジーを西から東に横断し、さらなる大雨をもたらす可能性があります。 フィジーでは、今回の洪水被害で1人が亡くなりました。土砂崩れも発生しているようです。現在、いくつかの幹線道路が閉鎖され、政府は洪水が悪化する地域に避難指示を出し、現在3,000人ほどが避難所に退避している状況。また政府は災害地域における外出禁止令を発出。今後24時間〜48時間は注意が必要とアナウンスされています。 一方、パラオでは干ばつが深刻化しているようです。 5ガロンタンクの飲料水については、Palau WaterとWCTCの2か所のみが販売しているようですが、供給が追い付かないようで、Palau Waterは販売時間を短縮、両社とも1世帯あたり5ガロン(約19リットル)に制限しているそうです。 また、多くの現地ホテルでは、水の使用制限が出されている状況とのことです。 下記は、駐日パラオ共和国大使館のお知らせです。ご確認ください。 http://palauembassy.or.jp/blog/2016/04/extreme-drought/#.VwOAbZeCjbg |
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