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ミクロネシア・アイランズ・フォーラム [2016年02月26日(Fri)]

2/23、24、パラオのコロールで、第21回Micronesia Chief Executive Summit(MCES、ミクロネシア行政首長サミット)が開催されました。
MCESは、パラオ、ミクロネシア連邦、マーシャルの各大統領と、北マリアナ、グアム、ヤップ、チューク、ポンペイ、コスラエの各州知事が参加するサミットで、年に2回程度の割合でローテーションで開催されてきました。ですので10年程開催されてきたようです。また年2回のうち1回程度は、3カ国によるミクロネシア大統領サミット(MPS)が開催されてきており、今回は2/22に開催されました。

MPSの主な話題はパラオとヤップの光ケーブル計画、UNDPのミクロネシア3国支援強化がテーマとして、目立っていました。

そして、MCES。自分も今別件ロジ、サブロジでヘロヘロになっていますが、パラオ政府職員、特に国務省の方々は更に大変な状況を過ごしています。自分も日本政府の国際会議の裏方でその大変さを肌で経験しているので、皆さんの状況がよくわかります。特に政府主催の国際会議は、プロトコル(入国、出国、移動、食事の場合など)を慎重に配慮しなければなりません。

パラオ国務省(日本でいえば外務省)の友人らの大変さが非常によくわかるので、差し入れしたり、彼らの邪魔にならないように配慮していました。すると、狙っていたわけではないですが、「これが成果だ!」として9者署名のMCESコミュニケ原本を見せてくれました。

そしてパラオの新聞やラジオでミクロネシア諸島フォーラム(MIF)は設立の話が注目されています。

パラオ国務省の友人によれば、PIDFのミクロネシア版みたいなものとのこと。

太平洋諸島フォーラム(PIF)は、政策機関で、14太平洋島嶼国+豪州・NZ。

太平洋諸島開発フォーラム(PIDF)は気候変動などをテーマとし全太平洋島嶼国・地域。

ミクロネシア諸島フォーラム(MIF)は、米国系ミクロネシア地域(北太平洋島嶼地域)の3独立国、2地域、4州で、気候変動などがテーマ。

PIFやPIDFは南太平洋が多数を占めることと、抱える問題に米系ミクロネシアとそれらとは異なるものが多いこと、独立国のように強いミクロネシア連邦の4州が入らないことなどがMCESからMIFへの発展は、理解できるもので、興味深いですね。



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