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第43回PIFサミットと域内協力の動き [2012年08月29日(Wed)]

8月29日(水)

今日届いたプレスリリースで、SIS 首脳会議の結果が届きました。SISというのはPIF諸国の中でもより小さな島の国々のことで、クック、キリバス、ナウル、ニウエ、パラオ、マーシャル、ツバルからなります。例外はありますが、主に低環礁国といえるでしょうか。

PIFは地域全体の課題について話し合いを行いますが、PIF諸国には地理的にも多様性があるため、各国の課題に対し、より実践的に対応するためには、このような分け方が重要だと思います。また、注意したいのは、これらはミクロネシア、メラネシア、ポリネシアという分け方を超えたものだというところです。

さて、SISミーティングの結果ですが、ざっと見ると、パシフィックプランとSIS、気候変動に対する持続的財源、観光、貿易、域内運輸、男女平等、生活習慣病と青年の雇用、来年の第44回PIF会議のマーシャルでの開催を支援についてまとめられたようです。


僕の印象では、PIFというのは豪州・NZチーム対島嶼国チームの議論の場で、嫌な言い方をすれば、島嶼国の開発課題に対して、いくら支援するかを話し合う場というものです。島嶼国チームは、これまで赤道より北の米系ミクロネシアと赤道より南の南太平洋に分かれ、2007年ごろまで米系ミクロネシアはあまり関心が高くないように見えていました。さらにフィジーのことがあり一枚岩ではなかったように思います。

しかし、マーシャルとミクロネシア連邦が2004年に米国コンパクトUへ移行した結果、2008年ごろから、燃料や穀物価格の高騰も関係したと思うのですが、2024年の経済的自立に向けた可能性を探る動きが活発化していきました。

そして、現在、北と南を隔てる赤道を越えた域内の自発的交流が活発化しているように見えます。

PIFのようなドナー国と島嶼国の会合に加え、島嶼国だけの域内交流の2つの流れがあり、それらが相互に影響し、島嶼国側の発言力が高まっていくように思われます。



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