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マグロ類がIUCNレッドリストに [2011年07月12日(Tue)]

7月12日(火)

やっぱり3月15日の福島原発3号炉の爆発(上向きの黒煙が上がったやつ)は、水素爆発や水蒸気爆発ではないですよね。当時、テレビで生中継されていましたが、専門家が燃料棒の被覆が融けて水と反応して水素が発生し爆発するだろうが、炎は上がらず、煙も白いもので、最悪の状態ではないというような話をしているときに、後ろで黒煙きのこ雲が上がりました。

事故当時から1週間の記憶を振り返ると、原発の門のところで中性子が観測されたとか、地震翌日にはテレビで燃料棒の温度が2700度を超えているとか報じられていました。テルルという半減期の短い核反応で発生する放射性物質の値が、3月15日と21日に上がったという記録も最近に出ていました。ネットで検索すれば信頼できるデータも出てくると思います。

当時、福島もそうでしょうが、実家のある日立では、インフラが止まっていたので、そのような報道に触れることはできませんでした。そのため、無為に被曝してしまった人が多いだろうと思います。


さて、本題です。

先週末、国際自然連合IUCNの会合で、マグロ類8種のうち5種がレッドリストに載ることが決まったと報じられました。
http://www.rnzi.com/pages/news.php?op=read&id=61699


IUCNレッドリストについては、こちらが詳しいです↓
http://www.iucn.jp/species/redlist/redlistcategory.html

IUCNは個体数や生息環境などの科学的根拠に基づいて、絶滅の恐れがある生物種のレッドリストを策定しています。

レッドリストには情報不足(DD:Data Deficient)を除くと7つのカテゴリーがあります。

大きく分ければ、絶滅、絶滅危惧種、準絶滅危惧、軽度懸念の4つになり、さらに次のように細分化されます。

絶滅
@絶滅(EX: Extinct)
 →すでに絶滅
A野生絶滅(EW: Extinct in Wild)
 →飼育、栽培、過去の分布域以外に帰化してのみ生息

絶滅危惧種
B絶滅危惧IA類(CR: Critically Endangered)
 →ごく近い将来に野生での絶滅の危険性がきわめて高い
C絶滅危惧IB類(EN: Endangered)
 →CRほどではなくが、近い将来、野生での絶滅の危険性が高い
D絶滅危惧U類(VU: Vulnerable)
 →絶滅の危険が増大している。現在の状態をもたらした圧迫要因が続けば、近い将来絶滅危惧T類(CR,EN)に移行することが確実と考えられる

準絶滅危惧
E準絶滅危惧(NT: Near Threatened)
 →存続基盤が脆弱。現在は絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によって絶滅危惧種に移行する要素があるもの。

軽度懸念
F軽度懸念(LC: Least Concern)
 →分布が広く、個体数も多い種。

これを見ると、BからEの生物種に特に注目する必要があります。



そこで、マグロについてですが、IUCNから次のように報じられています。
http://www.iucn.org/knowledge/news/?7820


1)ミナミクロマグロ(Southern Bluefin Tuna)、南太平洋で獲れるクロマグロですが、BのCRに登録されました。野生のものは捕獲できなくなりそうです。

2)大西洋クロマグロ(Atlantic Bluefin Tuna)、大西洋で獲れるクロマグロで、CのENに登録されました。こちらも野生のものは厳しそうです。クロアチアなどで、若いクロマグロを育てて(蓄養?)出荷していますが、養殖のように卵から返しているわけではないので、これにも制限がかかるかもしれません。

3)メバチ(Big Eye Tuna)、DのVUです。今の圧迫要因を軽減させなければならない、すなわち漁獲制限が必要ということになるのでしょう。

4)キハダ(Yellowfin Tuna)、EのNTです。現状維持で種の生存は可能だが、漁獲量を増やすことは難しい感じがします。

5)ビンナガ(Albacore)、EのNTです。キハダと同様です。


太平洋島嶼国の友人たちには、魚体の小さなものも含めて、ごっそり乱獲され、商品にならない小さなものは捨てられてるなどと言われます。感覚的に、釣りに行っても数が減っているのは明らかだとも言います。

いずれにせよ漁獲制限の後ろ盾ができたということでしょう。
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