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今日はPerfumeの話 [2025年09月23日(Tue)]

今朝、駅までスーツケースを引きずりながら走った3分の頑張りが、何倍もの余裕となって返ってきました。今日から米国出張です。

NYでは、伝統的知識をどのように実体経済に繋げるのかを議論するイベントがあり、パラオでの活動をベースに話す機会をいただきました。

そのため、本当は、昨日、今日と、東京ドームでPerfumeのライブに行く予定でしたが、泣く泣く断念。

Perfumeについては、もともとアイドルだと思って関心がなかったのですが、2013年にフィジーに駐在していたとき、たまたまYouTubeでカンヌ映画祭の映像を見て、これは人と機械が織りなすパフォーミングアートだと感じ興味を持ちました。

ちょうど、さまざまなプレッシャーで走りたくとも体が動かないとき(若い時から走っていたので体調維持に走ると良い体になっている)。以前はボブ・ディラン、パールジャム、佐野元春などを聴きながら、歌詞の意味を考えながら走っていましたが、走れなくなった。その時、思い切ってPerfumeを聴くと走れるようになり、体もメンタルも回復しました。以来、聴き続けています。

それでもまだ機械音だし、ちょっと自分の系統とは違うと思っていたとき、同僚の奥さんから「Perfumeはライブだよ」と言われ、一時帰国の時に思い切って行ってみました。鹿児島のPerfumeFes。そこでパフォーマンスの凄さに驚き、恐る恐るライブに行くようになり、数年もするとスポーツ観戦のような感覚と、現代アートで見るような、その瞬間しか体感できないライブパフォーミングアートの要素が強いと感じるようになりました。脳に刺激を与える先端技術と人間の表現。イレブンプレイも何度か観に行っています。

2018年ごろからは、彼女たちの年齢を考えると行けるうちに行かなきゃと考えるようになり、全国を巡り、シンガポール、台湾、上海、コーチェラ、LA、NY、トロント、ソニックマニア、国内のフェスも行く。コロナ禍中もMM、声を出せないライブ、仙台での奇跡の声出しライブ、Reframe。全部で100回前後行ったみたいです。

コロナの時には先が見えず不安でしたが、状況を逆手にとり、技術を駆使したライブやデジタルパフォーマンスがありました。ただ2020年2月のドームツアーでは、仕事の責任上、都内で感染拡大が始まった下旬の東京ドームには行かない選択をし、最後の226は中止になりました。そこで止まったものがありました

一方、昨年末からのツアーでは、36歳になった3人をみて、結婚や家庭を築くタイミングもなく、このまま彼女たちが歳をとっていっていいのだろうか、人として女性としての幸せはどうなんだ、タイミングを逃すのではないか、と心配になっていました。おそらく多くのファンが同じことを考えていたと思います。そんなときにコールドスリープ宣言。絶妙なタイミング。丁寧に流れができていました。

泣く泣く今日のライブには行けませんが、昨日9/22は行きました。ぞわぞわして心の持ちようがわからないまま、一番最初に、2020年2月の亡霊を成仏させ、怒涛の3時間。気合いが半端ない。未来を感じさせるもので、さらにパワーアップして、いつか新たな展開が始まるのだと期待できました。そして筋肉痛。十分やり切った。

ライゾマティクスの皆さんは、何年にもわたりパフォーマンスのデータを蓄積しており、今後それがどのように使われていくのか楽しみです。

クタクタになりながら家に帰ると夜10時半軽く食事し、洗濯し、乾燥にかけ、寝落ち。ふと気づくと0時半5時半起きのためパッキングはしないままに就寝。起床後、筋肉痛を感じながらアイロンがけ、パッキング、ゴミ出し、などなどして冒頭に続く。無限ループ。
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