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セントルシア、一歩前進 [2025年04月17日(Thu)]

今日は今後の活動を想定したいくつかの場所の確認の他、サー・アーサー・ルイス・コミュニティ・カレッジで、学長、副学長と意見交換を行いました。
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真ん中が学長のDr. Madgerie Jameson-Charles

大学名となっているSir William Arthur Lewisはカストリーズ出身のノーベル経済科学賞受賞者(1979年)です。

意見交換の内容は大変面白く、いくつか考えが繋がり、今後の取り組みについてまた一歩前進しました。

私は太平洋島嶼国に20年以上関わっていますが、外国人としての客観性を維持することを意識しています。誤解を恐れずに書くと、かわいそうなどと思うことはないし、助けてあげようという感覚もありません。

かわいそうなどと思うことはないし、助けてあげようという感覚はありませんが、彼らを見下したり馬鹿にしたりする言動や態度には強い怒りと拒否感があります。

外の人間としての感覚を維持しつつ現地の人々の視点をできる限り肌感覚で理解して、彼らと同じ目線で課題を解決できるよう共に考え取り組むという感覚です。島嶼国系日本人という感じかも知れません。

自分の最初の外国は協力隊でのザンビア、任国外旅行でマラウィ、ジンバブエに行きました。太平洋島嶼国に関わったのちでも、超短期隊員でセネガル、JICA専門家研修でフィリピンに滞在し、太平洋島嶼国だけの視点に埋もれないようにしてきました。

今回、セントルシアを知ることで太平洋島嶼国をまた知ることができます。

セントルシアは、経済レベルも社会の安定感もパラオ、クック諸島に近く、人もおだやかな印象です。もっと厳しい環境の国を選ぶ方が良いのかも知れませんが、現地に長期滞在できず現地にほとんど伝手がない中で、短時間で最初の一歩を踏み出すには適していると思います。

明確には本年度からグローバルシナジー効果の促進を目指すプロジェクトを立ち上げました。日本人の私でさえ多くの気づきが得られるので、地域間交流を実現できれば、関わる人ひとりひとりに何かが起こるはずです。

自分は今、さまざまな政府機関がある首都カストリーズの街中に近いところに滞在していますが、今日ひょんなことから在外公館的な事務所や台湾大使館が10キロほど離れた観光客が8割というような場所にあることを知りました。フィジーで言えばデナラウのような場所です。
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