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キャンベラ [2025年02月18日(Tue)]

今日は午前中にキャンベラのオーストラリア科学アカデミーで最高経営責任者(CEO)のアンナ・マリア・アラビア博士と地域部長のロニット・プラワー氏と意見交換を行いました。

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アンナ・マリアさんとは太平洋科学アカデミー設立計画を共に支援してきましたが、初めてじっくり話すことができました。この1年半、アカデミー設立のためのバックヤードの取り組みに集中していたため、表の活動について話す余裕がなかったというのが正直なところです。大変建設的な議論となりました。

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アンナ・マリアさんにはThe Shine Domeを案内していただき、その歴史と学術界の品格といったものに少しだけ触れた気がします。現代社会の長老的な役割といえば良いのか、科学に基づく客観的な視点、冷静さがあり、また予測を担うグループ(組とか団と言いたい)が、為政者に助言できる構造があることの重要性を感じました。


このほか、キャンベラではオーストラリア戦略政策研究所のアレックス・ブリストウ博士と昨年7月以来の再会で、7月以来メールベースで意見交換してきたものをキュッとまとめる内容になりました。自分としては新しい視点を得ることが出来ました。

また、オーストラリア国立大(ANU)アジア太平洋学部のジュリアン・バーバラ教授とクリスティン・サリバンさんを訪問しました。これは昨年10月のクリスティンの財団訪問をフォローするもので、この数年行き詰まっていた物を動かすきっかけになりうる内容になりました。バーバラ教授は今回初めて会いましたが、現代の地域に対する関わり方や懸念、理解が自分と近く、深い議論を行うことができました。

今回オーストラリアは、月曜発で月曜にシドニートランジットだけの予定でしたが、乗り継ぎ時間が10時間以上あり、しかも昼間(平日の昼間を移動とトランジットで使うのはもったいない)、その間にキャンベラに行けないものかと時間割をこねくりまわしましたができず諦めていたところ、先週金曜の昼頃、成田へのヴィクトル環境大臣の見送りの帰りに「日曜に出れば時間を作れるだろ!」と気づき、急遽日程を変更しました。

それで日程変更を同僚にお願いしつつ、慌てて上記の3者にアポ取りをしたところ(アンナさんとバーバラ教授は入っていなかったが)、今回、相手方が意向を汲みとってくれて、意味のある訪問になりました。

というわけで、キャンベラを昼頃に発ち、シドニー経由で次の目的地に先ほど午前1時、到着しました。

明日からみっちり予定が入っています。締め切りのあるものも3件ありちょっとまずい。今回は今後の展開に向けた勉強と人の繋がり構築が主目的。表での発表がないのが救いです。
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