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Think Globally, Act Locally [2024年12月11日(Wed)]

11/29には、招聘者に南太平洋大学の学生・院生10名が加わり、来年3月に予定している第3回若手実務者フォーラム準備会議を行いました。
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議事も進行も彼らに任せ、最後は3グループに分け、それぞれキーポイントを3つずつ発表してもらいました。これが3月に繋がります。

この中で自分に響いたのが、Think Globally, Act Locally。

すっかり忘れていましたが、自分のメンターの1人であった故リティア・マウィ フィジー太平洋移動大使との意見交換の日々を思い出しました。

2012年から2015年にかけて、当時自分は一等書記官でしたが、時々フィジー外務省のリティアさんのところに行き、いろいろな話をしていました。その中の一つに、ポストMDGs(今のSDGs)に太平洋島嶼国の視点を反映させるという議論がありました。MDGsは開発途上国の目標だが、ポストMDGsは先進国も対象になる。その時にいつも彼女は”Think Globally, Act Locally”と言っていました。

最後にリティアさんに会ったのは2019年、その時「あなたは私と同じ価値観を持っている」といっていました。持病があり、コロナ禍の最中、残念ながら2021年に亡くなりました。

今回、若い人たちが、2つのグループがThink Globally, Act Locallyといい、いろいろ思い出したわけですが、考えてみると今の活動そのもの。

この何年かは実際の行動なしには信用されないとよく言っていましたが、自然にその意識をどこかに持ったまま活動していたようです。

最後に学生たちにそういった話をしました。実践の伴わない、人の活動をかき集めて、さも知っているかのように語る人たちは自分は信用しない。研究を続けるにせよ、政府で働くにせよ、国際協力に従事するにせよ、現場での実践を意識してほしいと。

その後、夕刻にはトンガのローズの見送り。

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流れでマーシャリーズガールを少しだけ。

そして、夜は最後の意見交換の会議。

最後にみんなには、自分の高校時代の環境問題に関する大人たちから受けた悔しい経験、修士をとり、博士課程を諦めた経緯を伝え、それぞれの今後の活動に期待を込めました。

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最後の一枚、お気に入り

皆初対面の人ばかりでしたが、わずか4〜5日でチームのようになりました。

そして翌日、陸路で4時間ナンディに向かい、シドニー経由でナンディから羽田へ。出発当日朝8時ホテル発でしたが、午前2時にカンタスのシドニー〜羽田便(12/1午前5時50分着)がキャンセルと連絡が届き、カンタスの代替案が、シドニー1泊の後、シドニー〜メルボルン〜成田(12/1夕刻着)。

羽田のロッカーに荷物を預けていたのと、12/1午後には次の国内出張があったため困っていたところ、カンタスが別の代替案として、グループが異なるものの、全日空のシドニー〜羽田便(午前5:20着)もあることを見つけ、これに変更し、無事帰国しました。

しかし、カンタスがシドニーでの乗り継ぎ(4時間弱あった)で荷物をロストし羽田に届きませんでした。何十回と飛んでいて初めての事。カンタスの嫌がらせかと。全日空は何も悪くないのに、何度も謝りながら地上係員の方がとても丁寧に対応してくれ、かえって身軽になりながら久し振りに帰宅となりました。
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