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スバ [2024年12月11日(Wed)]

11/27、会議の大テーマはClimate Resilience で、自分は地域密着型の取り組みを通じた話ができるので、どこかのスロットに入れてと伝えていたところ、なんとADBのスロットに入っていました。
自分と大学の先生以外はADBの経済専門家など3名。彼らがセットしたテーマに全く合わない中で、彼らのストーリーに悪影響を与えず、彼らが成果として持ち帰れるよう最後の最後まで中身を調整しました。

前日夜に打ち合わせをした時には、あまりにも失礼な態度にブチ切れましたが、その後、みんなで飲み直し、彼らが抱えるミッションとプレッシャーが理解できたので、とにかく彼らの地域での活動にプラスになるよう心がけました。

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11/28はデボン研究員にモデレーターを任せて、招聘者による自然災害と海面上昇に関する実際の経験を踏まえた議論。

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カリブでは今年、ハリケーン・ベリルによる甚大な被害があったため、セントルシア災害管理局のケニシャ、グレナダ災害管理局のテレンスの報告、トンガのローズによるフンガトンガ・フンガハアパイ噴火災害の話、マーシャルのマンリーによる海面上昇の話があり、モーリシャスのラクシュとスリランカのラジからは気象災害について話しがありました。バヌアツのイヴェットからはサイクロン災害と災害援助のもたらした問題(援助により簡単に食料を手に入れられるようになったことで農業を行わなくなった人が増えた、災害避難時の女性の保護の必要性など)が共有されました。

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テレンス

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ケニシャ

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ローズ

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マンリー

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イヴェット

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フィジーのサロテ

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ラジ

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サモアのベイビーローズ

ケニシャとテレンスは会議後、帰途につきました。わずか3日ほどの滞在で、特にカリブのケニシャ、テレンスと太平洋島嶼国のみんなの間には絆のようなものが芽生え始めているようでした。

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見送り

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テレンスとマンリー

数年後それぞれが然るべくポジションを得たのちに国際会議などで再会することもあるかもしれません。少なくとも、カリブで災害が発生した時に他人事ではなくなりました。
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