• もっと見る

«トンガ! | Main | ラロトンガ!»
トンガの保健医療人材流出 [2024年04月18日(Thu)]

3月にJICAの大学院プログラムから帰国した医師のファラホラさん、昨年9月に帰国したメレさん、マヌさんと再会。
EF3A22F9-8924-4AA6-9530-25F06C4C5926.jpeg

ファラホラさんは医者なので、休みなしで働いています。診察から手術まで一手に引き受けている。

太平洋島嶼国では労働力の海外流出が問題となっていますが、保健医療分野も同様。薄給で労働時間が長いため、良い収入を求めて、この1年で看護師100名以上、医師20名がトンガを去ったとのこと。

フィジーも保健医療分野の人材の海外流出が問題となっていますが、それを埋める形でトンガの人材がフィジーにも移動しているそう。フィジーのほうが待遇が良いのだそうです。

国の財政やガバナンスに関わる問題であり、開発パートナーがハコモノから技術協力まで多くの支援をしていますが、こういった根幹のシステムに対しては手が届いていないように思います。

国際場裏では島嶼国からは気候変動資金など大きな資金の話が目立ちますが、1段階深掘りし、このように人々の安心、生命に関わるところに何かできないものでしょうか。

単純化すれば、保健医療人材の待遇を上げるということですが、インフラ基金も必要ですが、こういった医療人材を支える基金があっても良いと思います。パラオのウィップス大統領は人材流出の流れを変えるために公務員の給与を上げる政策を取りました。

現在、トンガの医師は7名。ファラホラさん以外は60代〜70代。

昔、ザンビアに協力隊の理数科教師で赴任していた時、多くの教員が給与が10倍のボツワナに働きに出てしまい、不足分を日本、イギリス、米国、スリランカ、ナイジェリアなどからのボランティアが埋めていました。ボランティアが技術協力ではなく労働力の補填。

トンガの保健医療分野もそのようになっていくのかどうか。
コメントする
コメント