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無垢なわけがない。 [2024年01月16日(Tue)]

太平洋島嶼国では、特に南半球側で
1.米中の地政学的競争に巻き込むな
2.自分たちは気候変動の無垢な被害者だ
という声があります。

1.については、自分たちで先進国や開発パートナーを弄んでいる。

2.については、現代社会の恩恵を受けているのを棚に上げている。電気、車、船のエンジン、生活物資、生活インフラなど普段の生活を見て、果たしてイノセントなのか?

昨日のナウルの件では、国交を代えるのは主権国家の権利であるのでそれはそれとして、そのやり方が礼節を欠くというか、少なくともそれまでの支援への感謝を述べることもなく、台湾選挙後の最も台湾が嫌がるタイミングで行ったことで、ナウルという国への印象が最悪になりました。

おそらく台湾からの援助は、承認してやっているのだから、もらって当然ということで何も感謝などなかったのでしょう。

日本も感謝されるために援助しているわけではないでしょうが、国民の税金で、その国の発展のために協力している相手に対して、本音ではもらって当然という考えが見えてきます。

以前、台湾の方から、中国にスイッチした国への協力は続けるべきかと聞かれたことがあり、将来のチャンスに向けてという狙いとしては意味がある一方で、スイッチしたら中国と台湾の両方から支援を得られると理解されるのでリスクがあるのではないかと答えたことがあります。

当時台湾承認国であった太平洋島嶼国から台湾ICDF(JICAのような組織)が研修で政府職員を台湾に招聘したとき、その政府職員がICDFの担当職員に規定以外のお金をせびり、出せないというと「俺たちはあんたらを国家承認してるんだ。わかってるな。」と脅し、泣く泣くその職員はポケットマネーでお金を渡すしかなかったという話がありました(実際にその場面を目撃した)。当時、こういったことがよくあると嘆いていたことがあります。相手の足下を見て脅す。

台湾特有の厳しさなのでしょうが、昨日の件でこの話を思い出しました。
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