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マーシャル諸島:ヒルダ・ハイネ大統領誕生! [2024年01月04日(Thu)]

1/2のマーシャル諸島議会で昨年11月の選挙で選出された議員33名による投票が行われ、ヒルダ・ハイネ元大統領が17-16の僅差で現職のカブア大統領を破り選出されました。
内部のメモとしてでしたが、その11月の結果、期待通り3分の1が入れ替わり、また次世代として期待されていたキャステンやケネス・ケリーなどが落選し、ヒルダ支持復活の予測をしていました。ただ復活の場合にはもう少し票が開くと思っていたので、ギリギリの攻防だったことは予想外でした。

2007年から続くマーシャル政治のある意味混乱期ですが、1.東側の自由民主主義的なラタック諸島(伝統的権威含む)と西側のクワジェリンを中心とする強い伝統的権威側のラリック諸島(クワジェリンのリがある方と覚える)、2.伝統的権威と現代の自由民主主義、3.抗米と親米、4.新世代と古い世代、といった要素が絡んで複雑化していました。

大きく見ると、カブア政権は西側クワジェリン主導の伝統的権威を背景とした政権で、反米までいかないまでも対立しすぎる傾向があり、政策も事象に対処するもので中長期ビジョンがないという声も現地にはありました。12年ほど前に新世代として期待されていたキャステンらは、古い世代に染まり、自己利益のために走るようになり、落選しました。

前回のヒルダ政権は、当時健在だったイマタ・カブア大酋長の権威の影響を受けざるを得ませんでしたが、今回はそういったものはなく、当時閣僚となりヒルダ大統領の指示に従わず自己利益に走っていた人たちは下野しました。

直観では、ヒルダ政権は新しい世代を含む新しいUDP(かつて伝統的権威の政権を倒したケーサイ・ノートが率いた民主的な政党)のように見えます。

さらに今回の選挙ではヒルダさんを含め女性4人が当選しました。

誰か1人が寝返れば不信任案が通るような僅差ではありますが、挙国一致の将来ビジョンを持つ政権になってほしいと思います。
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