フィジー政権交代へ [2022年12月20日(Tue)]
今日の夕刻、ソデルパがPAP、NFPとの連立を選択し、フィジーの政権交代が決まりました。正式には議会招集後、議員による首相選出で決まります。
現地のソデルパ支持者の間では、2006年のクーデターで先住民系住民が権利を失い、16年の圧政からついに解放されたとして、お祭り騒ぎだそうです。 果たして、彼らの中に、2006年以前の社会を知っている人がいるのかどうか。 まずは熱狂に浸る。 フィジーでは独立後、1970から1987までだカミセセ・マラ政権、1987にインド系政権ができると当時のランブカ軍司令官(軍は先住民系酋長の権利を守る役割があった)が2度のクーデターで倒し、マラ政権が復活、1992にランブカ氏があとをつぎ、1999年までランブカ政権。1997年には民族別の議席を確保する1997年憲法を公布。 そういった流れの後、2000年に選挙によってなぜインド系のチョードリー政権ができ、なぜ民間人スペイト率いる武装集団によるクーデターで倒れ、インド系住民が厳しい状況に置かれる事態が発生したのか、その後になぜガラセ政権ができたのか。なぜ2006年に無血クーデターが起こったのか。2006年以前の社会がどうだったのか、いずれ振り返る時が来ることでしょう。 |
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