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トンガの回復など [2022年11月07日(Mon)]

ラロトンガ、オークランド、シンガポール、羽田と乗り継いで、昨日朝6時台に帰国しました。その足で、私用で北海道に飛び、今日の午後、自宅着。新千歳空港には温泉があり、40時間シャワーなしという行程から解放されました。


本当は北海道で3泊する予定だったのですが、この出張が急遽入ったため1泊に。しかし、目的を達成し、お医者さんに怒られるような、尿酸値とコレステロール値が高い自分にとってはリスクのあるものを満喫しました。おっさんの一人旅はこれで十分です。


午後に帰宅してからは、荷物を整理し、洗濯して、浴室で乾燥を始め、髪を切りに行き、現在に至るところ。太平洋島嶼国は時差が先に行っている国もあり、今朝は早くから、5〜6カ国の多くの方々と個別に連絡も取り合いました。暖かくご支援いただきありがとうございます。



さて、本題に入ります。

今回のクック諸島訪問は地域会議であったため、普段なかなか会えない方々と対面で話すことができました。


その中で、何かトンガの方々とウマが合う感じで、会議でもその後の集まりでも、よく話しました。何か気に入ってくれたのか、夜のレセプションでも、帰りのオークランドまでの飛行機でも、ニコニコニコニコしていて、これは今後も関係を続けるべき人だと思います。いつかトンガに行かなければ。


そのトンガでは、今年フンガトンガ・フンガハアパイ海底火山の噴火で、津波のような現象が起こり、多くの被害が発生しました。


今回会った方々の話では、津波はトンガタプ島の北西部からであったため、人的被害が少なくて済んだ、被害の中にも幸運を感じたと。


確かに前回コロナ前にトンガに行ったとき、北西部は結構高い断崖絶壁がある一方で、南部、南東部は浅瀬のようだった印象があります。


そして、多くの国々の官民による支援により、急速に回復してきていると。さらに、今回の災害が、不測の事態に対し、社会経済的に強靭あるいは十分な回復力を持つ重要性を再認識させたのではないか、そのように話していました。


例えば、自分が若い時に協力隊で活動していたザンビアは、銅鉱業が主要産業の国で、銅の市場価格の変化に国の経済が翻弄されていました。


地域では観光業が主要産業の一つという国もあり、小さくとも観光業が経済にとって重要な国も少なくありません。その観点から、単一的な観光の種類で一気に儲けるものだけではなく、ソリッドでベーシックなラインの観光などを含む多様化により、強靭性を作ろうというのが、今回一貫していた考え方でした。


その文脈で、我々がパラオですすめている地域密着型エコツーリズムは、大変関心がもたれていました。


それが我々の自信にもなり、勇気にも繋がります。

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