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米国・太平洋島嶼国サミット(9/28, 29) [2022年09月22日(Thu)]

先ほど成田につきました。
ブレーキングニュースに書ければと思いますが、米国・太平洋島嶼国サミットについて。

2017年ごろから、日本に限らず米豪印などの関係先に太平洋島嶼国の特徴や対応について経験に基づく見解を共有してきました。上から「太平洋島嶼国」従え、と押さえつけるのではなく、多様性を理解し、対話を重視することが重要だと強調してきました。2019年9月ごろからは日米豪NZなどとの効果的な連携を加えて話すようにしてきました。また、議論には飽きており、具体的な行動をして、成果を出す必要があるとも強調しています。

おそらく他の方々も似た話をし、例えば、米国政府では直接現地ともやりとりしてきたのだと思います。ある時点で、一度は2018年後半ごろに政策方針が決まり、一気にものが動きました。

2回目は現在の動きになります。昨年3月、6月、今年も何度か機会がありましたが、やはり情報を集め分析して、方針を決めた後の動きが速い。

地域へのアプローチについて、中国の動向に対抗するための上からドカンと島嶼国を抑えるような考え方が、いまだに多いように思いますが、おそらく今の米国政府はそれでは機能しないことがわかっていると思います。

先日のカーネギーとのイベントでカート・キャンベルが話していましたが、今回のサミットでは、単に首脳が集まるのではなく、米国側はさまざまな省庁が集まり、多様な分野について多様なレベルで率直な話し合いをし、具体的な行動に移す考えのようです。

本来、日本の島サミットがこのような形にならないかと期待していましたが、この5年で米国が一気に追い抜いていったように思います。

一方で、日本は勝手に太平洋島嶼国で動きにくいところもあるため、米国がもともと日本が目指す(べきと勝手に自分が考えている)方向と同じ方向にあるため、むしろ日本も動きやすくなるかもしれません。

実際にどのような結果が出るのか期待して待ちましょう。
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