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脱植民地化という言葉 [2021年12月16日(Thu)]

4年ほど前、地域情勢に関するイベントを企画していたとき、現地の空気感を踏まえてテーマの一つに脱植民地化を提案したところ、ある太平洋島嶼国の大使から「そんなものは何十年も前に終わった話だ」と指摘されました。


確かに自分も「脱植民地化」は各国が独立したことで達成しているため、何十年も前の話と思っていたので、大使がおっしゃったことがよく分かりましたが、広く地域を見たときに、それらの国々の独立過程を含めて脱植民地化を意識せざるを得ない空気を感じていました。また脱植民地化と言う場合には、旧宗主国との関係、国連との関係も含まれます。

各国の独立過程を見てみると、独立を果たしたことに強い誇りがあることがわかります。人も経済も弱いにもかかわらず、植民地の方が経済は安定していた可能性もある中、独立を最優先し達成した国もあると思います。

昨今、中国の地域進出に絡めて、中国と国交を結ぶということが、中国の属国になるような論調を目にすることがあります。

しかし、太平洋島嶼国各国は脱植民地化により、主権・自決権をようやく確保し、数十年経ち、人材も育ち、独立国家として国際的地位を確保してきたにもかかわらず、新たな宗主国を求めるものでしょうか。

考えられるのは、脱植民地化により一国として立っているにもかかわらず、旧宗主国が上から関与して支配的である場合、対抗するためのカードが必要ということではないでしょうか。そのカード候補が、かつては日本であり、今は中国になっているのでしょう。

太平洋島嶼国には、日本を含む大国の争いに翻弄されてきた歴史もあります。
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