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新型コロナウイルス・デルタ株の影響、NZ、仏ポリ、フィジー、クック [2021年08月20日(Fri)]

先週から今週までの現地報道にざっと目を通したところ、新型コロナウイルスについて嫌な傾向があると感じました。いずれもデルタ株。

フィジーについては、統計上新規感染者数が減少していることで、住民に自己満足、克服できたのではないかとの自信が芽生えてきているという傾向がありました。一方で、政府などは感染者数減少は、住民が検査を回避するようになったことや、一般に販売されている個人検査キットの影響ではないか、との疑念もあるようです。

現在のフィジーの感染拡大を抑えるには、ワクチン接種をできるだけ行うしかないわけで、この根拠の怪しいコロナ克服の自信がさらにワクチン未接種者のワクチン回避に繋がるのではないか。

パプアニューギニアでは、やはりデルタ株感染が報告されていますが、新規感染者数も死者数も少ない。これに対し、しっかりとしたデータが取られていないのではないか、公表されていないのではないか、死因不明の死者はコロナが死因ではないのかなど疑念を伝えるニュースが目に付きました。同国は来年総選挙を控えていることも有り、政治が絡んでいる可能性も否定できません。

ニュージーランドでは、どうもデルタ株により防壁が突破されているようで、市中感染や航空機のクルーに感染が見つかるなど、フィジーで感染拡大が始まる直前のような、嫌な感じがします。従来型への対応という観点から、デルタ株対策に大きく舵を切らないと、日本のようなウィズコロナではなく、コロナフリーを維持する同国にとっては厳しい状況が発生するかもしれません。15日から感染爆発が起こっているフィジーからの入国に制限をかけたようですが、どうか。フィジーでは1人の感染者が大規模葬儀に参列したことが、感染爆発の端緒でした。参列後、6週間後に手に負えない状況に転じました。

クックはコロナフリーのニュージーランドから観光客を受け入れる観光バブルを進めていましたが、ニュージーランドでの感染判明で一時中断となっています。怖いのは、クックはパラオのように徹底的なワクチン接種や検査設備、住民に対するガイドライン整備が整う前にバブルを開始したことです。コロナウイルスの感染と感染判明の間には時間のラグがあるので、仮に、先日まで入国していたニュージーランドからの観光客がウイルスを運び、誰かに感染していたとなると、判明するのはこれからになります。仮にデルタ株が、まったく従来株も経験していないクックで見つかることになると、かなり厳しい状況が発生しかねません。

フレンチポリネシアでは、米国やフランスからの観光客を受け入れるなどある程度の感染者と死者の発生を受け入れながら、感染爆発が発生したときには受け入れをとめたり行動制限を課すことでコントロールし、ウィズコロナの姿勢を進めていたように思います。ところが、数週間前から始まっている現在の感染爆発では、デルタ株の影響でしょうが、新規感染者の数が非常に大きくなっています。フレンチポリネシアも、パラオほど厳しい体制整備を行っておらず、住民のワクチン接種率もパラオほどではないはずです。かなり厳しい局面を迎えるのではないか、心配です。

このように、現在冬を迎えている南半球側で、嫌な状況に向かっているように見えます。
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