フィジー、コロナ感染拡大、新規感染者1,220人/日 [2021年07月16日(Fri)]
フィジーで新型コロナウイルスの感染拡大がさらに進行しています。今朝(7/16)のPACNEWSで昨日、フィジーで新規感染者数が1,220人、死者5人との報道がありました。主にビチレブ島ということで、人口約60万人に対し、1日1,220人ということなので、東京で言えば、1日1万5千人が新規感染しているような割合になります。
病院のキャパシティを越えており、今後数週間、残念ながら死者も増えることになるでしょう。村落部などでは、コロナで亡くなった方の葬儀が開かれ、さらに感染が拡大する状況にあるともいわれています。 食料が無いという現地報道もありましたが、実態は、食料はあるが、購入するお金がないということのようです。コロナ禍で収入を失った人々で、特に都市部に生活する人々は、自給自足経済ではないため、このような状況にあります。市場に物はあるが、買えないとのこと。 また、貧富の差が拡大しているのではないかとの見方もあります。 政府が、公務員に対してワクチン接種を義務付けるような話があったり、「No Jab, No Job(ワクチン接種なしに、仕事無し)」とうたったりしていますが、住民にはワクチン接種への忌避感があるとの話があり、政府が強制するわけにもいかず、出口が見えません。 大きな社会実験になってしまっているのかもしれませんが、すでにコントロールできる範疇を越えており、コロナが自然の風土病の一つになるまで、身を任せるという形なのかもしれません。 |