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本物は表に出ない、とも言う [2021年06月06日(Sun)]

日本政府の台湾へのワクチン提供のニュースを見ていると、本当のことは見えないところでしっかり動いているんだろうな、と思えます。
我々一般の人間は、表に滲み出る報道、近年はSNSなどの情報(全てが正しいわけではなく、特に陰謀論的なものを除いた上で)も加味して、全体を俯瞰し繋げて読み取ることが大事なのだと改めて思いました。

アメリカのドラマや映画にあるように、壁に記事の切り抜きや付箋を貼り、ピン留めをして、紐で繋ぐような作業が必要です。

フィジーにいたときには、よくフィジー外務省に遊びに行っていました。日本だったら書記官クラスでは会えないレベルの幹部に可愛がってもらい、部屋で世界情勢や地域情勢、国内情勢についてフィジーウォーターとチョコレートをいただきながら雑談させていただいたものです。

例えば、フィジーの開発計画の話になると、壁にたくさん色違いのピンが刺さっているフィジーの地図を見ながら、村落部や離島部の課題、都市部での状況、災害への備えなど、よくうかがったものです。

当時はポストMDGsの議論も行っていて、いかに島の住民レベルで直面している課題をSDGsに反映させるか話し合っていました。その時は日本の外交官としての視点から外れ、半分島嶼国で育てられた人間として話していました。

SDGsを含む2030アジェンダが採択された時、そのフィジー外務省の方が見せてくれた達成感というものは、羨ましくもありました。その部屋での話が、国際社会に実際に繋がるなど、日本では政府の中枢の最高級幹部の方でないと実感できないのではないかと思います。

今回の台湾へのワクチン提供ですが、たまたま台湾はアストラゼネカ(m-RNAワクチンではない)のワクチンだけ承認されていて、日本はファイザー社製のワクチンで充足するところ、たまたま予備的にアストラゼネカのワクチンを調達し、たまたま台湾で感染爆発が起こり、WHOからも外れていることなどからワクチンの入手が遅れていた状況があり、さまざまな状況が重なって、政治の力で迅速な支援が行われたということなのだと思います。

ワクチン外交という言葉がありますが、今回の件を見ると、もしかすると現場では外交という言葉ではなく、もっとリアルで上の段階にあるようにも感じました。

本物は表に出ない。
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