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太平洋島嶼地域のコロナ関連ニュースから [2021年04月22日(Thu)]

今朝のPACNEWSでは、パプアニューギニアの新型コロナウイルス累計感染者数が1万197名、死者91名に達したとの記事がありました(PNG’s COVID-19 cases surpasses 10,000 – death toll at 91、PORT MORESBY, 22 APRIL 2021 (PNG GOVT/POST COURIER/RNZ PACIFIC))。別記事では、7300人超が回復しているそうです。

パプアニューギニアの感染拡大の中、この数週間の現地報道を見ると、バヌアツ、ソロモン、フィジーでは、パプアニューギニアから到着した渡航者にコロナ陽性者が見つかったとのニュースもありました。

一方、フィジーでは、先週だったと思いますが、空港検疫官が感染していることが発覚し、その人物が普通に生活し、結婚式か誕生会かお葬式か忘れましたが、そのような集会に参加していたことが分かり、数日前から本島ビチレブ島西部のナンディとラウトカをロックダウン、学校閉鎖3週間という措置が取られたようです。その検疫官の行動歴からトラッキングを進めているそうですが、すでに2次感染者も判明しており、シビアな戦いが続くかもしれません。

少し怖いのは、多くの太平洋島嶼国は、水際対策に成功し、ほとんど感染者が出ていませんでした。そのため、感覚としては昨年世界で蔓延していたウイルスを前提に考えていますが、日本を始め、世界は既に変異株による新しいフェーズに移っています。

そこで、少し注意が必要なのは、フィジーのケース。

感染が判明した検疫官は、インドから帰国した人物から感染したものと見られています。現在、世界で最も感染拡大が大きいのがインドとブラジルで、いずれもそれぞれの変異株が猛威を振るっているというニュースも目にしました。

フィジーでは変異株(variant)を判定できない可能性があり、今回のインドから運ばれたであろうウイルスが変異株である場合、感染力も高いでしょうし、昨年までの大人中心という前提では対応できないかもしれません。

現状、フィジー、パプアニューギニア、近隣のバヌアツ、ソロモン、仏領のウォリスフツナとニューカレドニアの動向を注意してみていく必要があるかもしれません。


一方、パラオの台湾バブル開始により、南側諸国でもバブルを開始したいとの焦りが感じられることがあります。今週は豪州とNZ間のトランスタスマンバブル(TTバブル)が構想から9カ月ほど経ってようやく始まりましたが、近隣の太平洋島嶼国も加えられることを強く望んでいるようです。しかし、一旦変異株が入ってくれば(ウォリスフツナは先月既に英国株が入っていた)、準備が整っていない島嶼国では対応できないかもしれません。

世界的には新しい感染の波に入っているので、島嶼国には、焦らずに防御力を高めて欲しいと思います。
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