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過去のPIFコミュニケなどから [2021年03月16日(Tue)]

次のブレーキングニュースのコメントを書くために、改めて過去の資料を確認しています。主なものは、2000年以降のPIFコミュニケ。特に2006年以降はボランティア/現地教員レベルから離れて、日本の外交側に移ったので、自分の経験に基づく主観と、時間を経たことと資料による客観とが両立し、全体像が見えてくるようです。

ブレーキングニュースのコメントにも書けないし、何か論考にも書けるレベルのものではなく、気づきのレベルのものがありました。メモがてら、ここに書いておくとします。

先日来のパラオを中心とするPIFからの脱退の動きですが、紳士協定を破る動きを現実化させたのは昨年6月クックのプナ首相(当時は現職)の立候補でした。

その後、3名の候補者が相次いで立候補したことでぼやけましたが、要はパラオとクックの対決とも見ることができました。

そこで、今、読み返しているPIFコミュニケ。

・2010年パラオが台湾をポストフォーラム対話(PIF首脳会議後に行われる域外国とフォーラム首脳の対話・会合)に参加させるよう提案。結果は、1992、1999の時に合意された、台湾と台湾承認国首脳との会議は認めるという形を維持。

・2012年PIF総会(サミット)開催国のクックの首相(議長)が、最後に豪州、中国、NZの支援に感謝を述べる(コミュニケに記載)。

・2018年2月上旬、テイラー事務局長がPIFとして中国を支持する発言

・2018年2月中旬、ミクロネシア大統領サミットで、5カ国として、PIFにおける台湾の立場改善を要請(=中国承認国のミクロネシアも結果的に同調することになり、難しい立場に)。
 同時に、「次期事務局長はミクロネシア地域の番だ」と主張

・2019年9月、ミクロネシア統一候補(ザキオス大使)

・2020年6月、プナ首相立候補

・2020年6月、パラオのレメンゲサオ大統領(当時)「次はミクロネシアの番だ」

・2020年10月、ミクロネシア大統領サミット「ミクロネシアから事務局長が選ばれない場合は、PIFを脱退する」

・2021年2月、9対8で、プナ首相選出、ミクロネシア諸国脱退へ


いくつかの要素が複雑に絡み合っており、それぞれの要素についてタイムラインを作ることができますが、中国・台湾という視点でみると上記のようになります。今回改めてコミュニケを読み直して、親中国のクックと親台湾のパラオという印象が強く残りました。

個人的には、クックには、かつてODA関連で嫌な思いをしているので(2012~2014)、心情的にはパラオ側。そういえば、2012〜2014は、豪州、NZも今とは様子が違っていましたね。
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