パプアニューギニア、新型コロナ [2021年03月03日(Wed)]
ここ数日のRNZ記事を読むと、パプアニューギニアでの新型コロナ感染者数が増加傾向にあるように見えます。
例えば、 https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/437473/in-brief-news-from-around-the-pacific 昨日のニュースですが、コロナ関連で2名(49歳男性、60歳男性)が亡くなり、これまで14名が死亡。 先の土曜に20名、日曜に21名、月曜には49名の感染が確認され、月曜の49名中31名がブーゲンビル自治州とのこと。これまで累積感染者数は1365名にのぼります。年末には900名台でした。 フィジーの場合は水際対策、感染者の行動追跡を徹底的に行うことで市中感染を防ぎ、今では300日間感染者が出ていないなど、上手く封じ込めています。 一方、パプアニューギニアは規模が非常に大きな国であること、水際対策にが限界があること、インドネシアの西パプアと陸で国境を接していることから、市中感染を抑えることはかなり難しいのではないかと思います。 感染者数については、検査数次第という面もあるはずで、症状が現れた人を検査しているのか、感染者の接触者可能性のある人を検査しているのか、感染者が表れた集落を対象に検査しているのか、いずれにせよ検査数が増えれば感染者数も増える状況のように思われます。 パプアニューギニアでは、これまで比較的感染拡大を抑えてきた印象ですが、その反動か、世界での動きから半年以上遅れた感染拡大の動きが表れ始めているようで、注視していく必要があるかもしれません。 |
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